「この穀潰しがっ!!」
「気味が悪いわ。その赤い目でこっちを見ないでちょうだい」
親友だと思っていた少女にはめられ、牢屋に入れられてしまったユースティア。
村人達にさげすまれ暴力を振るわれる日々。さらには異常な男の執着。この男によ
ってユースティアは脱獄できないでいた。そんなある日、ユースティアにとって人生を変えるような男と出会う。
「なあ、お嬢さんはどうして牢屋に入れられたんだ?」
その男はただの旅人のはずなのに牢屋に現れた。しかも、ヒーローのように手を差し伸べるわけでもなく、ただ話を聞きに来ただけだったのだ。
これは最強の一角であるユースティアの前日譚。まだ少女が最強ではなかった頃のお話。
本編の「僕は幸せになるために復讐したい!」を読まなくても楽しめますが読むとこれからの本編がもっと楽しめると思います。
この作品はアルファポリスにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-02 20:35:10
104975文字
会話率:53%
人間が精霊を信じなくなり存在を認識できなくなると、精霊たちは人間に手を貸すのをやめ精霊界に引きこもるようになった。
すると世界のバランスが崩れ、人間界は滅亡寸前となる。
その時、精霊が再び人間に手を差し伸べる。けれど、精霊も万能ではない。無
から何かを作るのは難しいため、愚かな人間を利用し世界を再生していくのだった。
※他サイトにも掲載中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-21 04:04:04
1307文字
会話率:0%
転生者である俺は、同じ学園の同級生であるこの世界の悪役令嬢の様子を影からこっそり配信していた。視聴者もファンが多いらしく、視聴者と一緒に壁としてわいわい盛り上がった。そんな生活を送れば転生してしばらくは楽しく感じられなかった異世界生活も、悪
役令嬢のお陰で彩る。ぼっちに近い状態になっていたとしても、充実した異世界生活が送れていた。
だが、ある日のこと、
「あなた、なんてこっちをずっと見てるんですの?加わりたいのなら話しかけてくればよろしいのに」
悪役令嬢から話しかけられてしまった。それから始まる悪役令嬢やその取り巻き達との交流。それと共に見え始める、悪役令嬢が悪役令嬢となる理由。そして、取り巻き達の苦難。
そんな彼女たちに、俺は手を差し伸べる。武力も、財力も、人脈も、魔法も、チート級のものなんて何1つない。だがそれでも俺は、輝かしい彼女たちの笑顔を視聴者に見せるため、自分の知識とコメント欄の力を借りながら奮闘していく。
「さぁ。今日も配信始めるぞ」
※感想・誤字報告等お気軽にお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-16 11:04:59
32365文字
会話率:31%
交通事故によりあっけなくその生涯を終えた元刑事の武田渚は、いつの間にか赤子に転生していた。
しかも美形、しかも第8王子、しかもチート
なんて勝ち組なんだ!前世は忙しかったから今世ではゆっくりと過ごそう!
と思ったのもつかの間、色んなことに巻
き込まれていきます。
人に慕われやすく、誰にでも手を差し伸べる愛され王子のお話です
自分の書きたいストーリーを書いていくのでけっこうありきたりな感じになってしまっていますがご了承ください。
不定期更新です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-15 00:49:38
15992文字
会話率:40%
舞台は近代ドイツのとある地方。大戦の気配が近づく時代。
美しく、心優しく、誠実だと謳われた神父コンラートは、教会への襲撃によって辱められ「殺された」。
彼を慕っていた盗賊ヴィルに救出されたものの、コンラートは自らの遺伝的な特性により吸血鬼
へと変貌。信仰を抱いたまま、「怪物」として追われる身になってしまう。
吸血衝動に苛まれ、信仰と現実の軋轢により荒んでいくコンラートに、たった一人、ヴィルだけが手を差し伸べる。
憎悪を抱え、追い詰められていくコンラートを、ヴィルは「護る」と誓った。
盗賊は自分を救った神父に惜しみない愛を捧げ、吸血鬼と化した神父は悪夢から逃れるよう盗賊に縋る。
刺客から身を隠し、時に共闘するうち、二人の絆は誤魔化しが効かないほどに固く、強く結ばれていく。
奪わなければ生きられなかった彼らの行く先に、果たして救いは訪れるのか……?
これは、人殺しの盗賊×吸血鬼化した神父の血濡られた恋。
口付けるたび、血の味が滲む……そんな、歪んだ恋愛譚。
※本作はノベルアッププラスおよびカクヨムにも掲載しています。
※倫理的にまずい表現もそれなりにありますが、作品の雰囲気を鑑みてのことです。ご了承ください。
※R15程度の描写ではありますが、性行為を匂わせる表現はございますのでお気を付けください。なお、R18版(ヴィル視点)はアルファポリス、pixiv、ムーンライトノベルスに掲載しております。
※この作品には殺人などの暴力表現、吐血などの流血描写、モブによる陵辱の匂わせ、首ポロや欠損などの要素が含まれます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-14 20:58:39
163110文字
会話率:38%
どこまでも救いのない街にはどこまでも救いようのない人間が集まるもんさ。それをカモにする人間もいれば、そんなヤツにカモにされるやつもいる。見捨てる人間あれば救いの手を差し伸べる人間あり。俺はどっちかって?
カモにはするが救いの手も差し伸べ
る、同類であって同族ではない人間さ。名前は教えない。知りたければ仕事を持ってこい。そしたら教えてやる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-09 23:16:43
22390文字
会話率:73%
――始まりは突然に
話は少女が妖と呼ばれる怪物との戦いから始まる。名を陽明木芍と言った少女は攻撃を入れるが巴蛇には全く効かず追い詰められた。このままでは勝てぬと思った少女は記憶を代償に巴蛇を討伐する
そこで、記憶を失った少女は記憶を失
う以前に雇われていた妖斬りと言う妖の専門家の御三家の家に再雇用されるが、判らないことだらけで少女は何が何やら分からず仕舞い
吸血鬼の力をを持つ主に不死の一族や妖専門の医者等の様々な人物との出会いを経て記憶を取り戻す為に奮闘するローファンダジーストーリー
――しかし、終は唐突に……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-02 20:30:08
3157文字
会話率:5%
「……あぁ」
──もう、ここまでか。
一人は、白銀に染まる荒地の地に伏せる。
「……みん……な……」
──どうして、先に行っちゃうの……?
一人は、鮮血に染まった大地に伏せる。
その2人、愚者と勇者に手を
差し伸べる者がいた。
「──こいつァ……とにかく、連れていくぞ」
愚者は緑の服を纏った兵隊に。
「──ねぇ、あなた。【転生】してみない?」
勇者は金の羽衣を纏った女神に。
─────そして─────
【高魔が丘高等学校。とある教室。】
愚者は頭を抱え、机に伏していた。
────
「──我が名は間陽野十乃華!! クラスメイト諸君! ドブラエ・ウートラ!!(おはようございます!!)」
「うわ……来たぞ」
「相変わらずの厨二病……キモすぎ」
「誰かアイツを黙らしてくれよ……!」
「ふっふっふ……どうとでも言うといい!」
厨二病に成り果てた愚者は、クラスメイトの全員から引かれていた。
────
「うぅぅ……」
──イタい……イタすぎる……!!
……時の事を、思い出していた。
【高魔が丘市某所。】
「──帰って来た、のかな。」
勇者は見知らぬ地に降り立ち、以前見た世界と様変わりしていることに驚いた。
────
これから、愚者と勇者の普通でいて普通でない物語が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-19 22:06:13
26946文字
会話率:32%
マルタン伯爵家の娘であるシャロンは、幼い頃に母が病で死んでから地獄のような日々を送っていた。
父が後妻として迎えた女はシャロンを毛嫌いし、何かにつけてすぐにシャロンを怒鳴り体罰を与えていた。
そしてメイドたちは仕事のストレスをシャロ
ンにぶつけ、婚約者もシャロンを蔑ろにしていた。
シャロンの周りにいる人間はみんなシャロンを虐げていた。けれど1人だけ、ノアという奴隷だけはシャロンを温かい言葉で励まし支えていた。
そんなシャロンも16歳になると婚約者と結婚することができる。
愛はない結婚生活にはなるが、これでやっと継母から解放されるはずだった。だが婚約者はシャロンではなく義妹であるリリアーナを選び破談。シャロンは実家に残ることになった。
絶望に叩きつけられたシャロンに追い打ちをかけるようにして、リリアーナはシャロンが嫉妬にかられて自分を殺そうとしたと嘘をでっちあげた。激怒した継母はシャロンに酷く惨い体罰を与える。
ーーシャロンはここから逃げ出したいとは思わないの?
痛みと悲しみの中でシャロンはノアに問いかけられた言葉を思い出す。
世間知らずの娘が家を出ても野垂れ死ぬだけ。だから我慢して実家にい続けた。けれどどんな地獄でも、愛する人と共にする地獄の方が幸せなのではないだろうか。
「ノア、会いたいよ……」
シャロンは涙を流し、彼に救いを求めた。
シャロンの本当の声を聞いたノアは、彼女に救いの手を差し伸べる。
全てが終わった時、シャロンは愛する人と共に幸せを手にする。
※シンデレラストーリーと復讐を合わせた2万文字未満の短編です。
よろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-05 21:18:03
19041文字
会話率:28%
「ジャンシアヌ・フォイユ。君との婚約は破棄させてもらうよ」
第一王子から【しろがねの令嬢】ことジャンシアヌに告げられた婚約破棄。
ジャンシアヌはすべてを失い、
最果ての国で【土の魔女】となった。
それから90年。
婚約破棄されたときの夢
を見たジャンシアヌは、
占いによって第一王子が転生していたことに気づく。
しかも、彼は貧しい家に生まれ、物乞いとなっていた。
ジャンシアヌは迷った末、
王子の転生した姿であるマグノリア少年へ救いの手を差し伸べる。
「10年できみがひとりで生きていけるようにしてあげる。
もし、この手を取ってくれるのなら」
――そして、10年が経ったある日。
青年へと成長したマグノリアは、ジャンシアヌに告げる。
「実は、僕、前世の記憶があるんだ」
「ぶふっ」
そこからはじまるのは、ふたりと、使い魔の烏と猫の旅。
第一王子の死ぬ前にかけられた【呪い】を解くために。
ふたりがもう一度、心を通わせるために。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-04 20:07:16
65646文字
会話率:39%
あの男だけは――何が有ろうと殺す!――実の祖父によって左手に悪魔を埋め込まれた魔法使い、コールドゥ=ラグザエルは祖父の属する秘密結社より“狂王”とあだ名されるトレボーが率いる軍事国家エセルナートの王女アナスタシアをさらってこいとの命令を受
ける。
一方エセルナートではその命令を察知した王女たちが対抗策として最強の冒険者、不老不死エルフの女忍者ホークウィンドに護衛を依頼した。
後に“憎悪の戦方士”と呼ばれることになるコールドゥとアナスタシアを護ろうとする王国の冒険者たちが火花を散らす。
秘密結社、秩序機構は何の為に王女誘拐を目論んだのか
憎しみに生き、憎しみに死ぬ定めだったコールドゥに拉致された王女は救いの手を差し伸べるのだが――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-04 12:40:14
189067文字
会話率:15%
『ソイレント』 Soyrent あらすじ
二〇五〇年頃から、日本は超高齢化に伴う人口減が進んでいた。
一方、世界をみると人口の予想を上回る増加現象と地球環境の悪化が引き金の異常気象も加わり、食糧不足とすべてに関わる水不足が危機的な問題とな
った。
日本では、高齢化社会が現実化し、高齢者への社会からの手を差し伸べることの限界が見え、未来の国民生活を守るため、『一〇〇歳尊厳死法案』による尊厳死が決行されていった。
深刻な食糧不足には、肉野菜を摂らなくても済む完全食『ソイレント』を本格的に使い出した。増え続ける『ソイレント』の必要量、維持の為、あらゆる方法で確保に邁進(まいしん)した。
国の定めた施設『安住の森ドーム』一〇〇歳を迎えた一人の男、有(あり)町(まち)征(せい)次(じ)が、入口扉へ進む・・・人生で感じたい・大切な出来事が、目の前を次々と映像に映り、通り過ぎる。全てに満ちたりて、心置きなく最後の使命を果たす旅にでる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-28 22:32:34
20881文字
会話率:5%
剣と魔法の世界で冒険者を夢見る10歳の少年ユウは魔物の群れによって住んでいた村を破壊されてしまう。一人ぼっちになった彼に年上女性のエリスというエルフが手を差し伸べる。身寄りのないユウは彼女が学園長を努めている女子大に身を置くことになってしま
い、、、。そこで魔法を学び冒険者となり父を探しに行くのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-21 08:01:45
2373文字
会話率:0%
「あいつらを呪い殺すには怨霊になるしかないわ」
「とりあえず聖女になりなさいよ」
「だが断る」
「………………」
アンジェリカはかつて、ソレイユ王国の王子妃だった。
だが、アンジェリカが嫁いだ第1王子ルイには側室がいた。
彼女の名前は
アリエル。アンジェリカの腹違いの妹だった。
常に妹と比べられ、惨めな思いをしていたアンジェリカは、唯一王子の妃に選ばれ、民に尽くすことで生きがいを感じていた。
ところが、そんなアンジェリカをアリエルは決して見逃してくれやしなかったのだ。
アリエルがルイの子供を妊娠した直後、アンジェリカとのお茶会が原因でアリエルが流産してしまった。
「王の血を受け継ぐものを殺したものは、例え誰であろうと処刑する」
そのため、アンジェリカやお茶会の準備をした大事な侍女のコレット、そしてアンジェリカを庇った実の母親が絞首刑となってしまった。
目の前で大切な人の命を奪われたアンジェリカ。とうとう自分の番になった時、アリエルの真の企てに気づいた。
アリエルは自分が正妃になるために、わざと自分で毒を飲んで流産し、アンジェリカが処刑されるように動いたのだった。
真実に気づいたアンジェリカは、その場で叫ぶ。
「あなたなんかにこれ以上、私の命を自由になんかさせない!!」
生きている間は、他人の意のままに操られた。
死ぬ時くらいは、自分の意思で死にたい。
生まれる時には、場所も家族も選べないのだから……!
そう考えたアンジェリカは、自らの舌を噛み切り、自害を選ぶのだった。
ところが、そんなアンジェリカに自らを「神」と名乗る美しい男が手を差し伸べる。
「君には次の神になってもらわないと困る。もう一度生き直して、ちゃんと寿命をまっとうしてきてほしい」
「だが断る」
実は、アンジェリカが自害をしたもう1つの理由は、怨霊となり自分たちを絶望に陥れたアリエル達を呪い殺すことだった……。
「とりあえず、今から無理やりに生き返らせるから、聖女にでもなればいいよ。きっと君の望み以上のことが叶うかもよ」
嫌がるアンジェリカを神が無理やり生き返らせたことで、アンジェリカの人生は王子に嫁ぐ少し前まで戻ってしまった。
こうして、アンジェリカは渋々第2の人生を歩まされることになったのだが、そこでアンジェリカは「あくまで聖女として」大きな第1歩を踏み出していく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-19 20:58:13
57320文字
会話率:39%
人類の脅威である巨大虫〈インセクト〉。奴らを殲滅する組織がわたしたち『カサドル』だ。その組織の中でも、わたしのパートナーである莉紗はトップエリートであり、若き戦闘員たちの尊敬と憧れの的だ。アサルトライフルを武器とし、〈インセクト〉を単独で
撃破する戦闘センスを持っている。劣等生のわたしとは大違い。そんなわたしでも莉紗は決して見捨てず、そっと右手を差し伸べる。わたしの手を引き、時には背中を抱きしめる莉紗の右手。どんな時でも支えてくれた救いの手だ。
だから、莉紗のために強くなろうと決意した。莉紗にふさわしいパートナーになろう。隣を歩ける存在になると。でも、現実は違う。弱いままだ。どうして強くなれないのか?
だって、それは莉紗のせいで———折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-16 12:00:00
30712文字
会話率:43%
地味ぽちゃアラサー女子が異世界で婚活に挑む!
平凡に生きる地味女子OL・伊縄城えむこ(30)は現実世界の婚活に疲弊し、生きる気力を失いかけていた。そこに、コピー機のイケメン付喪神がえむこに救いの手を差し伸べる。
誰かに愛されたい。----
結婚したい。
えむこの純粋な願いは成就するのか。
一途な婚活者へ、今。異世界への扉は、開かれた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-14 23:05:42
182414文字
会話率:39%
突然異世界に召喚された主人公。
そんな主人公の前に跪き、優しく声をかけながら手を差し伸べるイケメン。
主人公は戸惑いながらもその手を……取らなかった。
最終更新:2023-04-03 21:00:00
6060文字
会話率:50%
神森町には探偵が住んでいる。
東京にあるというその探偵事務所は、どこかのカフェの二階を間借りしている形を取っている。
出会おうと思って出会えるわけでもなく、ただ必要な者の前に運命的に現れるのだ。予兆もなく彼らに救いの手を差し伸
べる。
所属探偵は一人、職員は二人、人では解決できなさそうな、不可解な相談事をメインに解決する、変わった探偵だ。
室内はいつだって書類が散らばっていて、探偵は常に不味そうなコーヒーを飲んでいる。優しげな微笑みを浮かべながら、待っていたかのように迎え入れてくれる。
依頼内容にこだわりがなく、彼の条件を飲むのであればなんだって請け負ってくれる。依頼料はいらず、必要な謝礼も要らない。探偵は唯一、約束を提示する。
そう、双方の同意を持ってお互いの誠意を尽くす契約を、探偵は望むのだ。
探偵の名はミサキ。怪収探偵ミサキ。人を害し、人を脅かす怪異を収束に導く──気まぐれな探偵だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-10 10:01:18
102328文字
会話率:33%
北辰の輝く先にもしも理想の世界があったとしたら、それに向かって飛ぶだろうか。
その道程に倒れている『人間』が居たら、手を差し伸べるだろうか。
それがどちらも人を救うことだと信じ、理想への遠き道を踏み出せるだろうか。
人の身でありながら、その
すべてを成した男の物語をここに綴ろうと思う。
明治43年。釧路の港に二羽の鳥が流れ着いた。
一人は陸軍情報部。別名ヤタガラスに所属していた猫塚大九郎。
そしてもう一人はカムイの鳥の名を持つアイヌの女の子サロルン。
その鳥たちを拾い上げた商人。坂本弥太郎。
かの坂本龍馬の血を引く男の建国物語が今始まる。
最も強き者が生き残るのではない。
環境に適応できたものこそが生き残るのだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-31 19:32:21
61815文字
会話率:45%
エリシア・アークライトは完全無欠の勇者である。人類を苦しめる13柱の魔王……その一角を討ち滅ぼした功績があるにも関わらず、引退することなく困った人々を救済する旅に出ているのだ。
どこからか悪事を聞きつけて剣を向け、困った者には無限の慈
悲を向ける。自らが休む時間も、賞賛すら求めずにすぐ出立し、あらゆる者に手を差し伸べる。
人々はエリシアを『人類の救世主』『慈愛の勇者』と呼ぶ。
……本人が、婚活のために東奔西走しているだけだと知らずに。
「誰か結婚して! お願い!! 私と幸せな家庭を築いてェェェッ!!!」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-20 19:00:00
18486文字
会話率:49%