ある日、山本敦(やまもとあつし)が残した封筒に入っていた紙に書かれた話を追憶していく物語。男の物語をたどっていくことで何が明らかになっていくのか。
最終更新:2023-02-11 20:00:00
8523文字
会話率:62%
僕が幼いころ、父が原因で母が家を出て行ってしまった。その後、父と僕も引っ越し、二人の静かな暮らしが始まるが、言葉を交わすことなく高校生になった僕は突然、父が舌癌で助からないと知る。
ある日僕は、しゃべることのできない父から封筒を預かる。
そこには当時三人で暮らしていた家の鍵と、謎の住所が記されたメモが入っていた。僕はこの場所に行けば母に会えると思い、喜んで会いに行く。だが、再会を果たした母は認知症がすすみ、酷く変貌していた。
そこはかつて、家に居場所のない人や家庭内暴力に苦しんでいる人などを受け入れる施設だった。母は自分の意志でここへ来たが、父の暴力から逃げてきたのではなく、自分が僕のことを殺してしまうのではないかと怯えてのことだったと聞かされる。
僕は自分がずっと勘違いしていたことを知り、父との空白の時間を埋めるために病院から連れ出す。当時暮らしていた家で少しでも長く父と一緒にいられることを願い、未来を想像していく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-10 11:41:20
10043文字
会話率:26%
広井専太(ひろいせんた)は現在失業中であり借金の取り当てに脅える日々を送っていた。
そんなある夜、普段は通らない裏路地を歩いていると通夜を行っている大きな屋敷の前に差し掛かる。
しかし記帳所に喪服を着た無表情な少女が居るだけで参列者はただの
一名も無く専太も屋敷の前を通り過ぎようとした所、専太は少女に呼び止められる。
少女は見ず知らずの専太に記帳だけで良いので書いていってくれないかと懇願してきた。
そんな事をする義理の無い専太は最初は断ろうとするが、物憂げな美少女に心を動かされついノートに名前を書き込んでしまうのだった。
数日後専太の家に件の少女が訪問し封筒の中の書面を読み上げる。
「おめでとうございます、あなたはヒーロー戦隊のリーダーに選出されました」
突然の事に困惑する専太。
気まぐれな選択をしてしまったばかりに専太の人生の歯車は今、大きく動き出す。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-09 13:26:20
14138文字
会話率:51%
主人公が目覚めると、自室のはずが、どこかおかしい。
テーブルの上には、一通の封筒。
気になって開けて見れば、カードが中に入っており、〈D o L〉と書かれていた。
主人公は、気になって、カードをじっと見つめる。
頭に中に、誰だか分
からないが、直接声がして、〈死ぬ〉、か、〈生きるか〉の選択を迫られ、主人公は、〈生きる〉を選択し、異世界へと迷い込む。
そこで出会ったのは、〈不思議な国のアリス〉に出てくる、時計ウサギ。
時計ウサギが言うには、生きると決めた時点で〈契約〉が成立し、アリスとして〈アリスゲーム〉に強制参加となったと説明される。記憶も曖昧なままアリスゲームの扉を開いた。
初めに出会ったのは、〈鏡の国〉で登場する、白猫のスノードロップと黒猫のキティ。
なぞなぞという簡単なゲームで、対決して勝利したアリスは、〈契約〉を結び、二匹が最初の仲間となった。
ただ、これはゲームでいう所のチュートリアルで、二匹は案内役。
次は、ハートのクイーン、今回はそう簡単にはいかない。
強力な力で圧倒されるも、二匹いや人間となった二人に助けられながら、ハートのクイーンも仲間とすることができた。
そうやって、マッド・ハッター、三月ウサギは三日月rabbit、眠りヤマネは空寝ヤマネとアリスの様でアリスの世界ではない、摩訶不思議な世界で、アリスはゲームに勝ち続ける。
その中で、突如現れる扉を、戦って手に入れた〈鍵〉で開けることで、アリスに関係の深い人達の記憶に触れていく。
そこで、沢山の扉を潜ることで、自分自身に変化があることを感じていく。
KINGいや、この世界では赤の王(レクス)と呼ばれるこの世界の支配者との対峙前、アリスは自分と対峙することになる。
自分と向き合い、乗り越えた先、レクスとの戦いが始まり、激しい攻防の末、レクスが誰なのかに気づき、アリスは勝利を手にする。
しかし、本当の真実は、そこにはなく、〈怠惰〉だという神のナリに真実を突きつけられ、困惑し、苦しみ、迷い、その果てに、自分の本当の願いを知る。
その願いを叶えるため、ナリと〈契約〉する。
〈契約〉が終わり、自分を解放するために、最後の扉を開く。自分はアリスではなく、この世界のKINGになるために。
アリスは、アリスではなく、KINGとなって、そして、本当のアリスを待つのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-04 06:24:32
180977文字
会話率:24%
荒島中学の2年生 柊法樹(ほうき)は兄である 柊蓮(れん)が書き残していた封筒を気に不可解な出来事に巻き込まれていくことになる。そして、蓮と同じ高校に通っていた長谷田真司(しんじ)とほうきはその事件について追っていき真相を明らかにしていく中
、衝撃の真実が待ち受けている。2つの視点で描かれる予測不可能なミステリー小説。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-16 00:00:00
2260文字
会話率:48%
持ってきていた写真代を入れた封筒が無くなった!
と騒ぎ立てるクラスメイトの男子の声を聞いて、貧乏でお金がない鹿島は自分が歌がわらないか少しばかり不安になるが、男子が気にしているならお金のことではないようで……?
最終更新:2022-12-08 16:43:38
2237文字
会話率:16%
彼氏にフラれて落ち込む友人。その元彼が亡くなってから友人の様子がおかしい。
彼女から封筒をあずかったものの、私は熱に倒れて…
最終更新:2022-11-22 13:13:48
2363文字
会話率:12%
休職中の主人公、小林空(23)の元に届いたのは、”転生保険“と書かれた怪しい封筒だった。中に入っていたのは、契約内容と支払い用紙。それを気まぐれでSNSにアップした結果、その怪しい契約に加入する羽目になってしまう小林。それが原因で、世界を1
つ救わなければならなくなるとはつゆ知らず──
Twitterアカウント: 入道雲 @nyudougumo_narou で開設しました!
更新情報などを呟きたいと思っています!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-20 01:41:24
323118文字
会話率:59%
職なし、金なし、希望なし。
安アパートに住む佐藤のもとに100万円入った封筒が!。
それを手に街へ行く佐藤だったが世界はそんなに甘くない。
そんなこんななシニカルコメディ
最終更新:2022-11-20 00:55:23
4773文字
会話率:15%
赤い封筒をもらう話です。
最終更新:2022-11-07 18:00:00
3906文字
会話率:0%
町のパン屋に就職して半年、贅沢は出来ないけれど、小さな幸せを感じながら過ごしていたある日、私の元へ一通の手紙が届いた。
王家の家紋が施された赤い封筒を見た瞬間、全身の血の気が引いた。
「大変光栄な役目に選ばれました」と、陳腐な言葉で褒め
称えられたその紙切れは、悪魔への生贄に選ばれたという死への招待状だったからだ。
子供の頃、その手紙によって私は母を失った。
世界は残酷だ──死にたいと思った時には生かされて、生きたいと願った時に殺される。
死への招待状を前に、やはりこの世界が心底嫌いだと思った。
魔神国を統べる王の元へ生け贄として捧げられた私は、痛みが長引くのは嫌なので「はやくひとおもいにガブリと食べて下さい」と魔王様にお願いした。
すると何故か、別の意味で食べられてしまい……
「我が花嫁よ。其方を一生、我が妃として大事にすると誓おう」
魔王の花嫁となってしまった?!
全9話、約2万字ほどでさくっと終わります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-13 23:16:07
19598文字
会話率:48%
昭和16年9月。
園寺琴葉の元に一通の手紙が届いた。差出人の名前は書かれていない。代わりに薔薇の花びらが封筒の開封口に貼られていた。
「お嬢様、差出人のない手紙なんて気味が悪いわ。薔薇の花びらはロマンチックですけど。」
その一言で琴葉は差出
人に心当たりがあった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-22 07:25:31
9260文字
会話率:40%
――女性が使うにはシンプル過ぎる白い封筒の裏側に、薔薇の花が描かれ始めたのは何時からだろう。
好きで放置していた訳では無い。本音は妻とイチャイチャしたい主人公がやっとの思いで手に入れた長期休みの連絡をしようとした時、入って来たのは妻が自
殺したという一報だった。
いったい彼女に何があったのか、後悔に苦しむ主人公は奇跡を手に入れ、20年前へと時間を遡る。
神様が与えてくれたやり直しの人生。今度は貴族の地位だ立場なんかより愛する妻(許嫁)を大事にさせていただきます!
※連載は不定期更新です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-05 19:00:00
3948文字
会話率:23%
ある夏の日の夕暮れ時
ラジオババアの影迫る
ラジオババアって名前付けたやつ
人の心ないだろ
お前だよお前
いくら怪異だからってババアとか失礼だろ
最終更新:2022-08-05 01:33:39
2898文字
会話率:60%
山田たけしは、もうすぐニート歴1年になる中学生。
学校は、行ったり、行かなかったり。
自分の部屋でスマホに入り浸る、ヤフコメが一番の主戦場の、意外と社会派の中学生。
そんなある日のことだった。
15歳を目前に、「宇宙王国探索隊」なる異星人組
織から封筒が届いた。
そこには、「宇宙一の王国を一緒に作りましょう!」との文面が。
オカンに尋ねると、「地球の未来のために働くのよ」と背中を押されることに。
どうなる、たけし!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-03 20:55:29
6661文字
会話率:29%
百合(ゆり)は旦那の謙二(けんじ)と娘の琉里(るり)と穏やかに暮らしていた。琉里(るり)が琉里が3歳の誕生日を迎えたのをきっかけに、旦那と相談し、保育園に預けることに。仕事が忙しい旦那と奔走した子育てが大変だったが、心地よい時間だったと振り
返る百合。謙二とは結婚式を上げようとも約束していて、幸せ者だと、百合は感じていた。
そんな夏のある日に、百合の家のポストに宛名も差出人も書かれていない茶封筒が届く。中身は何も書かれていないDVDディスク。気味が悪いと思いながらも、内容を確認するために、プレイヤーで再生してみる。そこから、流れてきた声に百合は怯えた。
百合をリリィと呼ぶ声の正体はキング……篠原(しのはら)リュウは百合を飼っていたご主人様。
仕事も恋も上手くいってなかった百合に、キングが優しく声を掛けたのが最初の出会い。製薬会社の御曹司であるキングは百合に転職先と新居を与えた。しかし、そこには女性がたくさんいて、キングが気に食わないと思ったら、暴力を振るわれ、特殊な配合をされたクスリを飲まされるような地獄があった。
百合はなんとか逃げ、何人かのクズ男に捕まりながらも、謙二に出会い、救われた。しかし、キングは忘れていなかった。
百合が再生されている内容に気を取られていると、後ろから抱きしめられ、口元を塞がれた。耳元で囁かれた声こそ、キング本人だった。
これはハッピーエンドか、バッドエンドか……それはキング様の思し召し。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-30 18:00:00
1886文字
会話率:0%
背景キャラでありながらも無事、クラスのマドンナにして主人公キャラの南野美波をいじめから救うことができて1週間。俺はなぜか背景キャラから一躍クラスの主人公クラスまで昇進してしまった。友達が2人もできちゃったし。
その友達2人と下校しようと
下駄箱を開けると、見覚えのある封筒が1つ。
俺は2人に上手く口実を作り、南野さんが待つ屋上へと向かった。
※他のサイトでも投稿しています。
※この作品はエピローグです。本編を最初に読むことを推奨します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-21 22:30:10
4172文字
会話率:48%
三種類の色封筒を無視した男の末路。
最終更新:2022-06-01 12:06:43
519文字
会話率:0%
京大農学部の男女3人ずつの仲良しグループが、3月下旬、南紀勝浦にお花見旅行に出かけた。その結果、吉野は行方不明、支倉は退学、残った4人は警察に呼ばれ疑われた。主人公深山佐保(みやまさほ)は旅行をきっかけにグループ内の大島稔(おおしまみのる)
と付き合い始め同棲するが、旅行の1年後、大島宛に不思議なものが送り付けられるようになった。宅急便や茶封筒の中身は桜の枝ばかり。黒いリボンで結びつけられた2本の枝は、呪いなのか。大島が吉野の失踪原因か。佐保は大島の手助けをしてしまったのか。桜は不幸を呼ぶのか幸せをもたらすのか。
専門分野の話が多いです。読者に推理してもらうのではなく、謎が解けていく過程を楽しんでもらうほうのミステリーです。
*この物語はフィクションであり、名前の似通った実在の大学、研究機関とは関係ありません。
**2018年に発見された桜の新品種クマノザクラの事例を参考にしていますが、こちらは全く架空のお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-11 21:00:00
45792文字
会話率:44%
伯爵令嬢のキルシュエルには秘密があった。それは家族に内緒で暗殺の仕事をしていること。お金欲しさに始めた仕事だったが、そこで出会った凄腕の暗殺者と恋仲になり、何かと援助してもらうようになる。
「これは良い金蔓だわ」
お金も貯まり、そろそろこの
業界から離れる為、彼女は一方的に恋人に別れを告げた。それから一年ほど経った頃、未だに暗殺業を辞めることが出来ないでいたキルシュエルのもとに二通の封筒が届いた……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-07 23:08:11
6834文字
会話率:27%