A市郊外に佇む小さな病院の一室。病室入口のネームプレートには「桃火(ももか)」と書かれていた。奇跡のような出来事が起こった。3つ子が生まれたのである。
名前は長男・隆盛、次女・雅、そして三女・梅子と名付けられた。これらは桃火家にとって、星の
ように輝く名前となるだろう。日常から異世界転移もあるコメディファンタジー。
※この作品は自分のwebサイト(https://vipwn.net/category/novel/softspirit/)にも掲載しています。自分のサイトでは、AIとか使ってイメージ画像を貼ったりしようと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-22 12:21:07
6987文字
会話率:39%
全てはチームメイトの思惑通りだった。
そう気づいたのは、バスの過ぎ去った後の旅館の入口で呆然としたときだった。
合宿先の地で一人になった少年は、いっそのこととここから新しい人生を送ろうと、『逃避行』を始めることにした。
最終更新:2023-11-12 01:21:54
16333文字
会話率:52%
海に続くなだらかな斜面の街に、その宿屋はある。
海を一望できる高台に建つ、貝殻のように白い大きな宿屋であった。
都市のうちでも、一番海から遠い場所なのに、宿屋の入口に下げられている、やや黒ずんだ真鍮製の看板には人魚が彫られていた。
純白の建物は四階建てと大きく、まるで貴族の邸宅のようで、格調高そうな宿屋に見えるが、その宿屋は、旅行者から行商人、冒険者まで気軽に受け入れている。勿論、宿の中で騒ぎを起こさない限り、という制限付きだが。
それを破ると。
説明するのには丁度タイミングが良いようだ。今もちょうど、宿の扉が開き、昼間から酔っ払い、他の客に迷惑を掛けた人物が、オーナーである女性に文字通り放りだされたところだ。
その人物は誰に聞いても、怒らせると取り返しがつかないと言う筈だ。彼女自身、宿を経営する傍ら、最前線で世界の秘密と神秘に挑戦し続ける、現役の冒険者であるからだ。
そして、彼女は少し、変わっていた。
初見で見たひとが、まず目を引かれるのは、常に宙に浮いていることだ。そして、次に、彼女の下半身が魚であることに、気付くのだ。
「酒飲んで他の客に絡んでくだをまくなら、港で船乗り相手にやりなさい」
眉根を寄せる怒った顔をしていても出る、濁りなく凛と通る声は、正真正銘、人魚である証拠だ。
それから、彼女は、入れ違いに宿泊客がやってきたことを目敏く見つけると、怒りの表情も何処へやら。満面の笑顔で出迎えるのである。
「お客様、《飛翔する人魚亭》へようこそお越しくださいました。長旅お疲れ様でした。部屋はまだ空いていますよ」
そう言いながら。
これは、人魚の彼女が、海を出て陸に上がり、その宿屋を経営するまでに辿った冒険の日々と、宿屋を経営しはじめてから経験した、数奇な体験を綴った、そんな物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-30 20:00:00
248485文字
会話率:40%
主人公である青木直哉は大学での講義はほぼ寝ているのに成績が良く、周りから浮いているぼっちである。サークルにも入らず日々ぼーっと過ごしていたが、友人に頼まれてとあるゲームに応募したところ当選した。過去の出来事から女性に対して苦手意識をもってい
る主人公はゲームの中で更なる安息となる環境を求めて探索を開始する。だらけるために今を頑張る、VRMMO風異世界物です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-16 12:00:00
216315文字
会話率:51%
今どきのJK(女子高生)、天使 雅(あまつか みやび)は、最新のプリを撮りに、怪しげなビルにあるゲームセンターにやってきた
ところがそこにあったプリクラ機は、異世界への入口だったのである
そこで出会った適当な性格の女神さまに、最強
スキルを押し付けられ、半ば強制的に異世界転生させられてしまう
RPG知識0!魔王?ステータスウインド?
そもそも異世界転生ってなんですか!?状態なJKの、異世界転生はどうなるのか??
最強スキルを持ったJKの、魔王を倒す旅が、今始まる…!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-11 06:00:00
9533文字
会話率:59%
フィフスディメンションとは5次元世界のこと。
西暦2123年、GDP世界一位を中国とインドが激しく競い合う時代、急速に発展した宇宙開発は4次元空間の発見に成功し、超長距離間の物体移動を可能にするワープ飛行を実現化させ、人類を銀河系探索の甚大
な欲求へと駆り立てた。しかし、太陽系の存在は確認できず、知的生命体との遭遇、並びに化石燃料などの資源の発見にはいまだ至っていない。地球から最も離れた日本の国有小惑星ソリュージュは、銀河系において地球以外で唯一海と酸素を有する惑星と認識され、日本は、巨大な中国の資本を借りてこの星を一大観光惑星へと変貌させた。地球からソリュージュへ向かう航路であるワープ空間は日本が管理する4次元空間であり、このソリュージュ専用のワープ空間はコスモロードと名付けられた。そのコスモロードの一部に重力地点があることをフランスの旅客船が偶然発見。フランスは、この地点が、発見を待たれる5次元空間への入口であり、その先の5次元空間には太陽系や知的生命体や化石燃料があるかもしれないとの仮説を立て、開発案を密かに中国に売り込む。この情報を察知した日本宇宙軍諜報局はこの計画を阻止しようと対抗する。中国は日本のスター卓球選手とCM契約を結び、そのCM撮影と称してソリュージュへのイベント航海を決行、重力地点の発見に成功、そのまま5次元空間への突入を目論むが日本宇宙軍諜報局に察知され紛争が勃発、撃破されてしまう。スパイを使い中国の計画を奪取した日本軍はついに5次元空間に到達。そこにはレアメタル、太陽系、そして第2の地球が存在していた。しかし、そこはもうすでにインドが秘密裏に実効支配していたのであった。このインドの独占行為は国連安保理によって審議されたが、紛糾、結論は出ず、依然インドの実効支配が続くのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-04 00:36:37
27422文字
会話率:37%
私の死への恐怖への入口を綴った過去
最終更新:2023-09-30 22:34:26
836文字
会話率:0%
ローカルアイドル【Lippin'ガールズ】のファンである俺は、ライブを不可解に途中退場してしまった推しの〝みゆん〟の声に呼ばれてライブハウスの搬入口へと飛び込んだ――。……が、そこで待っていたのは推しの姿でも、ライブハウスの裏口でもなく、ラ
イブハウスと同じ名前の洞窟《ダンジョン》だった?!
何もできないただのアイドルオタクがペンライトとサイリウムだけを武器に、尊い推しを救うため、今冒険に出る!
試される信仰心――
推しが与えてくれる力――
究極の推し活が今はじまる――!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-27 16:35:17
5871文字
会話率:36%
主人公ランデルは、おっさん冒険者である。 「才能ないのかな……。」
彼は魔法使いだが、なぜか支援魔法しか覚えられず、若いころから伸び悩んでいた。
それでも人の助けになろうと、彼は街の入口で、支援魔法をタダでかけ続けた。
そして20年の時が
経つころ、彼は無自覚に支援魔法を極めていた。
カンストした彼の支援魔法は、
「物理攻撃に魔法ダメージを一時的に上乗せ」
「移動速度・攻撃速度を一時的に高める」
「最大HPを一時的にアップ」
「防御力を一定時間向上」
を超絶高い数値で付与するという、冒険者のステータスを格段に高め、世界の常識をひっくり返す性能を秘めていた。
ランデルの支援魔法は、初心者からベテランまでのあらゆる冒険者に「これなしでは、クエストのしやすさがまるで違う!」と思わせしめるほどであり、特にかけだし冒険者にとって不可欠。
敵へノロノロと攻撃し、ダメージがしょぼい状態であっても、支援魔法によってダメージや速度が数百倍になり、まったくダメージを受けなくなる自分に対して、目が飛び出そうになるのは、この街のビギナー冒険者なら全員が通る道である。
しかし支援魔法の効果は永続ではないため、効果が切れるとすぐに、もとの弱い自分に逆戻り。
ダメージ、攻撃速度ともに激減した自分に戻るだけで「ランデルさんの支援魔法さえあれば…!」というストレスが溜まってくる。
その中毒症状に至った時、冒険者は街の西門のランデルの所へ走って戻り、こう叫ぶのだ。
「支援おね!!!」
…と。
ひたすら支援魔法をかけて生きてきたランデルは、ある時ようやく自分の力に気づき、伝説のブルージュエルを探すために冒険を始めようと決意した――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-05 22:55:28
37654文字
会話率:38%
平和な世に突如魔王が現れた! 主人公のアズールは真っ先に逃げようとするも、町に唯一ある出入口になぜか魔王が鎮座していて逃げられない! レベルアップもできなし経験値上げも不可能! しかも王都一の英雄が瞬殺されてしまった!
経験値ゼロのア
ズール、いったいどうする?
始まりの町で魔王討伐という無理ゲーに挑む、他力本願系主人公による異世界ファンタジー。
※毎週土曜日に更新予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-26 00:00:00
269307文字
会話率:35%
いつものように帰宅途中、浮遊感を感じるとそこは洞窟の入口
にいた。説明なしに始まった探索で男は帰ることができるのか?
最終更新:2023-08-21 18:49:40
2636文字
会話率:35%
創作ラジオの文字起こしです。
とある高校の演劇部の部員たちがお送りする演劇部宣伝ラジオです。
文字で楽しむラジオです。
高校演劇ってとっても面白いんですよ。
その面白さを理解する入口になれたらと思います。
いつの日か声がついたのを聞
いてみたいものです。
自分で声あてるしかないかぁ……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-04 01:25:43
34944文字
会話率:3%
物理学者がシミュレーションツールを開発します。
最終更新:2023-07-25 11:00:00
443文字
会話率:50%
様々な感情を色に乗せて綴ります。
〈白縹色〉は淡く青がかる白。
憧れは入口。
キーワード:
最終更新:2023-07-20 19:17:10
1546文字
会話率:0%
箱のような部屋があった。
白く、全方位が壁。入口がなければ出口もない。
じっと見つめているとそれが上なのか横なのか
自分がどこにいるのかわからなくなるといった錯覚に陥る。
照明がないのに適度に明るい。壁自体が発光しているかのよう。
彼
はそこにいた。膝を抱えてたったひとり、裸で座っている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-19 11:00:00
1620文字
会話率:10%
深夜、残業帰りのサラリーマンの中年が、橋の上に座り込んでいる女子高生らしき少女の存在に気付く。中年は不審に思いながらも少女を通り過ぎるが、橋を通過した所で橋の入口に戻ってしまう。少女は物理的に触れることができない幽霊のようであり、少女の向
いている方向には赤黒く染まった藁人形が釘で打ちつけられていた。そこで、中年がとった行動は……?
―――小説家になろうサイトのホラージャンルでは初……かもしれないマルチエンディング形式を採用し、作中に簡単な選択肢を用意しました。もし自分がこのような状況に遭遇したらどうするか? ちょっとした頭の体操にでもなれば幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-09 22:14:32
23712文字
会話率:31%
貧乏学生の黒田修二(シュウ)は現役で希望していた都内大学にどうにか合格して、大学生生活をスタートする予定だった。
しかし!
四月大学講義初日に、大学敷地内の入口にある門を越えた瞬間に異世界へ転移へ巻き込まれ、凄惨な戦闘へ引きずり込
まれた。
シュウは偶然拾い上げた不思議な指輪と、転移に巻き込まれた同じ大学の仲間たちと一緒に、襲い掛かってくる敵と生きるために戦う。
生と死の狭間で元の世界への帰還方法を必死に探す。やがて指輪の協力もあって、日本へ無事帰還したシュウとその仲間たち。
東京よりもずっと危険な異世界であるが、シュウは異世界がとても魅力的に思えた。
剣(魔剣)、魔素術(魔法)、人生経験(?)をフル稼働させて今日も異世界を探索する!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-08 12:45:13
742522文字
会話率:44%
勉強とか、成績とか、友人関係とか、担任との相性とか、家族との関わり方とか、そんな事を考えるのが嫌になって、だから1人になれる場所が欲しかった。
重い重い鍵の壊れた金属の扉。そこをゆっくりと開くと、少し開けた屋上に出た。フッと風が吹くと、微か
に潮の香りがする。開けた屋上にある古ぼけたベンチ。そこに少し腰をかけると、微かに人の声がしてきた。初めは校舎の中にいる人のものかと思ったが、どうやらそうではないらしい。確実に近くにいる。そう思って辺りをぐるっと見回してみたが、人が隠れれそうの場所が見つからない。やはり勘違いなのか?とそう思った時に、屋上の入口扉よりも上から声がした。
「あれ?ここに人が来るなんて珍しいね。お客さんかな?」
そう言った彼女のリボンは青色で一個上の先輩だと分かり……。
この作品は、僕が普段連載している「普通の男子高校生である俺の日常は、どうやら美少女が絶対につきものらしいです。〜どうやら現実は思ったよりも俺に優しいようでした〜」のサイドストーリーです。ちなみにこの連載作品を読んでいなくても、全然読めるようになっておりますのでぜひご一読ください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-08 01:48:15
288154文字
会話率:51%
帰省、それは一大行事。
帰省、それは難行苦行。
そして、帰省は、あの世への入口……
最終更新:2023-07-03 11:19:45
2084文字
会話率:16%
目が覚めると、体育館のような広い部屋に閉じ込められていた主人公コウキ。その空間には自分の他にも何十人と集められているようだが、なぜか男は自分だけ。それ以外は全員若い女性だった。
そしてその理由は、唯一の出入口らしき扉に書かれてある文章により
、戦慄と共に解明する。
『セックスしないと出られない部屋』
最高かよ!?と半分ニヤけながら思った自分を、次の瞬間には呪い殺したくなる。
なぜならそんな大見出しには、下記の恐ろしいルールがあったからだ。
『・なお、出られるのは最初にセックスした二名のみである』
『・最初ににセックスした二名以外の者は死ぬ』
最高どころじゃない。
ここは絶望のデスゲーム会場だった。
最初は俺のことをケダモノであるかのように糾弾する女性陣。ルールの熟知と共に、次第に狼狽し、焦燥の果てに、俺に無理やりセックスを迫りくる。だが抜け駆けしようものなら、他の女性たちは暴力でもって制裁する……。最終的には殴り勝った者がセックスをする権利があると言わんばかりの大乱闘が始まった。
……地獄絵図だ。
そんな彼女らを止めようとした俺にまで拳を振り上げるものだから……。
俺は、その時ばかり鬼となった。
つまるところ、暴力は、暴力でしか解決し得ないということ……。
暴力という手段を用いたならば、女が男に勝てる道理はない。辛い選択だが、皆に冷静になってもらうには、それしかなかった。
空手でインターハイに出場したなんて子もいたが、あくまでそれは女性の中で強かったというだけ。彼女は俺みたいな運動なんてしたことないような男にすら勝てない現実に、打ちのめされていた。
幸か不幸か、ルールに制限時間は設けられていない。地下倉庫には豊富な食料も調理場もあり、当分は全員でここでの生活を続けても生きていけるようではあった。
他の解決策があるかもしれない。誰かが助けに来てくれるかもしれない。
そんな希望を胸に、40人の共同生活が始まった。
――かに思えた。
絶望は、容赦なく襲い掛かる。
『ゲームの時間です。みなさん、心の準備は良いですか? ――ただいまより、殺し合いをしてもらいます』折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-14 17:10:15
66731文字
会話率:28%