M高校二年の保塚大輔は近所のT神社にまつわる怪談話を学園祭で披露した。T神社は肝試しスポットとなり、その後M高女生徒によるものと思われる書き込みがインターネット掲示板に載る。それを見た民俗学研究者の飯塚という男が、話が聞きたいと大輔を訪問し
てきた。その夜、大輔は窓に貼りついた黒い怪物を目撃する。それは〝黒い線虫の集合体〟のようだった。
■1955年黒い沼の出現から始まる異界寄生生物の侵食を8千字以下で書く短編ホラー【それ】シリーズ#5
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※星空文庫、エブリスタ、noteにも公開折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-11-12 16:55:49
7971文字
会話率:35%
「ここじゃないどこかに行けますように」
毎日のように家の近所にある高神神社でそう願い事をする少女、ひなはわずか9歳にして不遇な人生を送っていた。
彼女が生まれてすぐに行方を眩ませた母と、その母を探して世界中を飛び回る父。
両親はただの一度も
、ひなに連絡を寄こしたことが無かった。
そしてそのひなを預かることになった父の両親は、ひなが5歳になる頃から彼女を疎ましく思うようになっていた。
ひなには人には見えない物が視える、不思議な能力があった。それもただの幽霊と言う類ではなくいわば妖怪と呼ばれるものだった。
成長するにしたがってハッキリとその存在を視れるようになったことで、次第に友人や祖父母から気味悪がられるようになり、やがて孤立してしまう。
家に帰っても学校に行っても、誰も自分の傍にいてくれる人がいない事で、ひなは「ここじゃないどこかに行けますように」と神社で願うようになった。
「ここじゃない場所って言っても、施設には行きたくない。だって……どうせ施設に行ったってひなが色んなものが視えるって分かったら、結局みんな気味悪がって離れてっちゃうんだもん。だったら、一人の方がいい……」
だが、今の生活をしていればいずれ行政の人間が情報を聞きつけ、施設に入れるために連れに来るに違いない。
それが今のひなには一番怖い事だった。
そんなある日の夜、通い続けていた神社に不思議な光が下りた事を見かけた。そしてその夜に突如訪ねてきた警察に恐怖を覚えた。
施設に連れて行かれちゃう。
ひなは暗い夜道を危険だと分かっていながら、家から飛び出して神社への道を急いだ。
神社に辿り着いたひなの目に映ったのは、頭から二つの角を生やし、金色とも黄緑ともつかない肩までの髪と、尻尾のように長い朱色に染まった髪を持った一人の男性だった。
「お願い、ここじゃないどこかに連れてって」
彼は自分をどこかへ連れて行ってくれると確信したひなはそう願い出た。
神獣でもある麒麟と彼の神使でもある八咫烏、そしてひなの物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-11 20:25:36
126607文字
会話率:42%
ミケさまは、この近所の女王様である三毛猫である。
性格は、苛烈。
そんなミケさまと出遭ってしまった小娘(三毛猫)の物語。
最終更新:2024-11-10 22:59:21
5788文字
会話率:4%
東京の私立N高等学校普通科に通う笠貫刃兵衛は、十五歳の一年生。
その見た目はまるで中学生かと思われる程に小さく、幼い。
中性的な顔立ちと大人しげな雰囲気を漂わせている彼だが、その正体は古式殺闘術『我天月心流』の使い手であり、開祖拳鬼以来の天
才といわれる才能豊かな少年だった。
しかし大阪での中学校時代、その圧倒的な戦闘能力で周囲から恐れられ、隣近所からも敬遠されまくった挙句、卒業までの三年間は寂しいぼっち生活を強いられてしまった。
父親の勧めで、刃兵衛の過去を知る者がひとりも居ない東京での高校生活をスタートさせたものの、学内屈指の美少女として名高いクラスメイトをコンビニ強盗から救ってしまった為に、再び自身の、悪鬼の如き戦闘狂の噂が広まってしまうのではという恐怖の日々を迎えてしまう。
★R15と残酷描写は念の為につけてます。
★本業微妙に忙しかったり、PBWのマスター業やライター業で時間取れなかったりで、かなり不定期な更新になるかと思いますが、良かったらお付き合い下さいませ。末永く読んで頂ける物語を目指します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-10 18:20:50
107830文字
会話率:25%
高校入学式の前日、近所の神社にお参りに行ったショウは
その場にいたカイとヒナと一緒に異世界に召喚されてしまう。
その世界はあまり発展していなくて治安も悪いようだ。
国同士の争いも多く国も民も疲弊していたところに、魔界と通じる亀裂が発生。
魔物や魔族が侵入してきては悪さをするので世界を救ってくれる存在を召喚しようということになったらしい。
自分には戦うことは無理だと思ったショウは
大好きなモノ作りをしながらのんびり暮らそうと考えた。
この物語は、そんなのほほんとしたショウの異世界日記である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-10 09:00:00
41241文字
会話率:19%
マノンの住む街はまるでギャルゲーのように都合が良いことが多い。兄を起点に終結している。兄のご都合主義は妹に適用されないけれど。兄に関わり合いたく無い人に避けられ、兄に好意を抱く人達には血縁だからと関係無く女という一点だけで牽制される始末。兄
は優等生。妹は平均。両親は自慢出来る兄が居るだけで近所に優越感を持てるから。転機は隣に引っ越してきたお隣さん。この出会いが兄妹格差にもたらすものは折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-09 06:10:00
6387文字
会話率:12%
ド田舎唯一のラブホテル「いっぱつヤリ処」はオーナーの死後わずか数日で近所の小学生の落書き帳と化した挙句霊に乗っ取られる。
事態を憂いたオーナーの甥、ラム・リー(阿部公房)はなんとかヤリ処を守ろうと奮闘。そして切り札として呼んだ霊媒師が、変な
祓い方をする霊媒師で…!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-06 00:47:09
3860文字
会話率:67%
これは、大衆娯楽文芸雑誌『NON VELLE』ウェブ版特集記事担当者が体験した話。
【スミイシアラン】の都市伝説
同じ名前もしくは苗字の人間を殺す怪異。昭和の頃にひどい美人局に遭った男が、自分の部屋や名義を同姓同名の男に奪い取られてしまっ
たらしい。その後、男は近所で遺体となって見つかったが、長らく身元不明遺体として扱われていたそうだ。それ以来、遺体が見つかった近隣では死んだ男の霊が彷徨い歩いているという噂が流れた。男は同じ名前か苗字の一人暮らしの人間を見つけると、部屋から相手を追い出し、名前や住所、人生そのものまで乗っ取るという。追い出された人間は数日後に身元不明遺体として発見されるらしい……。
※この作品はPixivにも掲載中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-04 23:54:39
8998文字
会話率:23%
依頼人は呉服問屋・山城屋のおかみのおふじ。彼女はある人物に強請られていた。強請の種はおふじの火遊び(不倫)である。
強請っているのは坊主で、しかも高僧と名高い静謫(じょうたく)上人という人物に強請られているという。
こんな奴が名高い高
僧の訳がない、絶対に贋物だから強請り坊主を懲らしめるためにこっちも贋物の静謫上人を、と依頼してきた。
雪之丞たち贋物屋はこの依頼を受けることにするが、さてそこで問題が起こる。誰が贋坊主に化けるのかという問題が。
舞台上の坊主役となればカツラで済まされもしようが、実際に成りすますとなれば別である。つまり、誰かが実際に頭を丸めなければならないということなのだ。醜い押し付け合いが始まるところであったが、ひょんなことからその贋坊主役として近所に住む放蕩坊主が名乗りを上げた。
この放蕩坊主、名を静寛と言い、喧嘩はする酒は飲むというとんでもない坊主だったが、試しに贋坊主の衣装を着せてみれば中々に堂に入っている。それもそのはずで彼こそが本物の静謫上人その人であった。
自分のニセモノが現れてハバを利かせていると知っても特に何をするわけでもなく冷笑を持って傍観していたのだが、それが脅迫まがいのことまでしているとあっては放置しておけないというわけだ。
とにもかくにも、その贋物ぶりに気を強くした山城屋のおふじはさっそくこちらこそが本物と連れ歩いた。
強請り坊主の方は大慌てとなったが、相手もまた自分と同じく贋物であると気づく。強請り坊主は寺社方の役人に手を回し、静謫上人の本物比べを画策。
さて、本物比べの当日。後見役の雪之丞と助三(変装済み)が付き添った。だが、その日は埒が明かず結論は次回に持ち越された。
帰り道、静寛が曲者に襲われるもこれを撃退する。静寛は、用心棒についていた助三と雪之丞の出番がないほどの腕の冴えで、助三と雪之丞が訝しむ。ここで初めて静寛が本物の静謫上人であることを二人が知る。それならばそれでやりようがある、と雪之丞たちは悪だくみを始める。
そして、再び開かれた本物比べの席上に座頭の惣右衛門が立派な武士の姿にて乱入。静謫上人は元々が武家の出で、その生家である旗本の用人が首実検しに来たという仕掛けである。正体がバレて観念した強請り坊主は這う這うの体で江戸を逃げていったのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-04 11:57:56
28385文字
会話率:35%
困ったなあ⋯⋯ほんと
キーワード:
最終更新:2024-11-03 17:16:56
1056文字
会話率:0%
近所にある「出る」という噂の廃墟
最終更新:2024-07-04 23:24:05
1431文字
会話率:3%
近所に、住人の出入りの激しい家があった。
最終更新:2024-01-28 13:44:45
4051文字
会話率:34%
妻の渚沙は近所の人とうまくやれていない。そのことを夫の一哉に相談するが、冷たい態度を取られてしまう。渚沙は一哉のどこに惚れたのか。そして、一哉は渚沙が自分のどこを好きになったのか。
結婚して数年経た夫婦の物語である。
キーワード:
最終更新:2024-11-01 14:40:48
5849文字
会話率:5%
あらすじ
高校一年生の春、明代透と翠葉美羽は同じ高校に入学し、数少ない「近所の存在」としてお互いを認識していた。透は静かで物腰も柔らかく、恋愛に無関心ながらも端正な顔立ちと落ち着いた雰囲気で自然と目を引く。一方、美羽は誰もが憧れる美しさを
持ち、穏やかでありながらも親しみやすさを感じさせる印象を与えていた。二人とも親友と呼べる相手はおらず、学校では表面上の友人と関わりながら、心の一部を閉ざしていた。
そんな二人に転機が訪れたのは、5月のある日。透が放課後の道すがら美羽を見かけたとき、ふとした出来事が起こる。何気ない瞬間が、二人の関係を少しずつ変え始めることになるのだった。
以来、二人は「ただの近所のクラスメイト」から「気軽に話せる存在」へと関係を深めていった。放課後のちょっとした会話や、登下校の中でのふとしたやりとりが重なる中、互いにとって少しだけ特別な存在になり始めていた。しかし、彼らの心の奥底には、本人たちが気づかない無意識の防衛本能があり、親しい関係に踏み込むことを本能的に避けている。
秋が深まるにつれ、二人の間にはまだ名前のつかない不思議な感情が芽生えつつあったが、それが何なのかを理解するには、もう少し時間がかかりそうだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-01 12:00:00
2932文字
会話率:41%
近所にあるコインランドリーを舞台に社会人の主人公の心象の変化を描く。
キーワード:
最終更新:2024-10-29 16:11:05
618文字
会話率:25%
地方の中小企業で働く三木光太郎は、昨年に結婚した遥香との間に子どもができて浮かれていた。
「これで俺もパパになるんだぁ。」
夫婦揃って子ども好きで、正月や盆に帰省する時には親戚の子供たちともよく遊んでいる。
自分たちにも早く子どもが誕
生しないかと、毎晩子作りに励んでいたのがようやく実を結んだのだ。
そして・・・
「おめでとうございます。やはり双子ですね。」
妊娠五週目のエコー検査から、何となく二つの胎嚢らしきものが見えるといわれていた。
そして、八週目にそれが確定的になったのだ。
夫婦揃って喜び実家に報告に行くと、待っていたのは現実的な母親の言葉だった。
「双子・・・マジか!?」
「マジですよ、ユキさん。」
遥香は俺の母親をユキさんと呼ぶ。
実は俺たちはご近所さんで、親同士も仲がめちゃくちゃ良かった。
父親同士が小学校からの同級生で、今もゴルフと飲み仲間という間柄。さらに母親同士は趣味が同じでいつも一緒に遊び歩いている。
まあ、俺たち夫婦にとっては小姑問題も起こらないだろうと安心しているのだが、人生の大先輩としてあまりにもリアルな話を持ち出されることになった。
「あんたたち、生活していけるの?」
「え、なんで?」
そうだ。
その時まで、俺たちはそんな細かいところまで気を配ることなく生きてきたのである。
そして、ここから始まる節約生活。
贅沢はともかく、普通に暮らしたい。でも、双子を育てるとなると、今のような共働きを続けていけるかもわからない。産休も育児休暇も給与なしってマジ!?
やべ、これからのこと真剣に考えなきゃ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-29 07:21:39
37361文字
会話率:62%
美味しいものを食べながら、深刻な話なんて出来ないーー
大学2年生のミライくんは、2年間片想いを続けたユキヒロ(ユキさん)と晴れて付き合う。ユキさん宅の近所には、「マイコー」ことマイケル・ジャクソン御用達の中華料理屋「楽楽」がある。2人はマ
イコーと同じ料理を食べるため、楽楽に通い詰め90品のメニューを制覇することを決意。
2人は楽楽のテーブルを挟み、様々な会話を交わす。ピータンの素性と製法の謎について。ミライくんが女友達と同じ老人ホームに入りたい件について。大人同士のお付き合いのマナーについて。北京ダックの切り方について。
共に悩み、時に喧嘩をしつつ、ミライくんは楽しい食事の仕方を学んでゆく。
町中華屋のテーブルの上で繰り広げられる、美味しくてすこし辛い連作短編。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-28 17:23:44
48660文字
会話率:51%
うちの近所、路地裏で。
初々しいカップルを見掛けました。
もうすぐ月明かりが、隠れようとしている。
最終更新:2024-10-22 22:50:22
200文字
会話率:50%
何か五月蝿いと思っていたら、近所の空き地に業者の手が入りました。
最終更新:2023-11-10 23:20:55
200文字
会話率:0%
近所にあったコンビニの姿を見掛けなくなりました。
あのソフトクリームは絶品でした。
最終更新:2023-05-10 23:26:40
200文字
会話率:100%
近所の人からも悪い噂が絶えない
家の中は常に汚い
お金がないから人の畑に不法侵入して野菜をかじる
水道代節約のために公園の水道を毎日のように大量に使うのは当たり前
彼女は社会にとって汚い存在であった
そんな彼女が目にしたのは…
闇バイ
トであった折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-22 22:25:10
5263文字
会話率:36%
主人公は、現実から逃げるように日々を過ごしている。家庭の問題に悩まされ、心の中でその問題から目を背けることばかり考えている。ある日、近所の映画館「ラ・ヴィ映画館」に足を運ぶ。ここでは、チケットが無料で、映画の中に入り込むような不思議な体験が
できる。最初はただの逃避だったが、次第に映画の中の出来事と現実が交錯し、自分の置かれた状況を見つめ直さざるを得なくなる。しかし、主人公はその感情を受け入れることなく、ただ現実と映画の世界を行き来するばかり。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-21 16:30:00
2173文字
会話率:24%
近所のババア共が声高にお喋りしている。
最終更新:2024-10-21 13:00:00
575文字
会話率:59%
最近の若者は挨拶できんのか?
エブリスタにも投稿してます。
最終更新:2024-10-18 13:00:00
576文字
会話率:10%
堕ろさせた子供の数、2〜300人。
夏のホラー2023参加作品です。
最終更新:2023-07-09 13:00:00
1037文字
会話率:14%
最愛を得ることで、王国に平穏をもたらすとされる黒髪王子。
彼の妃は召喚の儀式によって呼び出されることが決まっていた。
そして現れたのは、異世界から⋯⋯ではなく近所に住む一風変わった育ちの娘だった。
彼女には今の仕事を辞めたくない、王宮に引っ
越しもしたくない理由があった。
すると黒髪王子は自らの秘密を明かしていって──。
アルファポリスにも投稿しています。
タイトル変更しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-19 21:57:36
11578文字
会話率:50%