「楽園へ行こう。人類に救済を」
仮想空間「楽園」
人類がついに作り上げた究極の理想郷。
今から遡ること五十年、人類史上に名を残す大躍進があった。記憶や人格を情報パターンに変換する、人類の電子化だ。肉体を捨てて精神体へと変貌を遂げた人類
は、仮想空間「楽園」への完全移住を果たした。そこは痛みも苦しみも飢餓もない永遠の理想郷……のはずだった。
完璧な幸福が続いたのはたった五十年のことだった。
皮肉なことに、肉体の軛から解き放たれた人類を待っていたのは、精神の喪失現象だった。心を病んで自分を見失い喪失者に堕ちた者は、楽園を破壊する悪夢の異空間「改変領域」へと成り果てる。
管理局に勤めるクオンは、改変領域に潜って悪夢に呑まれた人々を救出する管理官だ。ある日カガミ局長に呼び出されたクオンは、アメリカサーバーで発生した改変領域への潜行を命じられる。
その任務はいつもと違った。見ず知らずの少年管理官と組まされる、という点で。しかもその少年は、生まれた時から肉体を持たない新人類フリーマンなのだそうだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-01 21:42:02
102039文字
会話率:60%
獣が車輪を牽き、風が帆船を走らせ、川が水車を回す原始的な社会。そこには、魔法使いと呼ばれる特殊なちからを持った人間が存在しています。その一人を求めて、主人公は旅立ちました。物語は、魔法使いが棲むという噂の深い深い森に、もっとも近い宿場町に
到着したところから始まります。主人公の視点で描かれます。そこに生まれ、そこで見るもの。旅人は、重い荷物を背負っていました。──以下、本編【1】の冒頭をご紹介。
* * * * *
最終便で到着し、疲れもあって目を覚ましたのは、翌日の午後だった。携行食の調達が必要だったが市場を見てまわるのはあとにして、おれは地図を売る店を探しに出た。碁盤割りの区画に腰折屋根の木造家屋が井然と並んでいる。公共の施設や商店はそれなりに独自の外観を見せていたが、一般住宅に至っては見事に画一的で、せいぜい軒先の趣にわずかの違いを見いだすのみだった。店の場所はあらかじめ聞いてはいたものの、あちらこちらの筋道を何度も行ったり来たりしてしまって、通行人の助けを借りてようやく見つけ出すことができた。地図を売る店は、通りに面した古書店の真裏にあった。棟続きだったのでどうやら地図屋の店主は古書店の店主でもあるようだった。斑のある硝子窓から中を覗くと、真正面の机に向かっている初老の男と目が合った。白髪まじりのあご髭をたくわえた店主然とした男だった。ためらいがちに扉を叩いてすぐ、背の高い細身の青年が顔を出し、どうぞ、と身をひらいた。こじんまりとした店内の壁一面に、町全体の大きな鳥瞰図が貼り出してあった。世界各地の精細な地形図も十枚ほど貼られており、その中にはロヴリアンス地方の宇宙船古跡の地図まであったので、おれは少し驚いた。青年が言う。「ご入り用は」
* * * * *
※本作品はエブリスタにも掲載しています折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-12-01 21:40:00
590387文字
会話率:25%
差出人の署名のない、白銀貨が同封された手紙。
それは近い将来、自分が死ぬことを伝えられる手紙だ。
飾り気はないものの上質な紙を使った封筒と便箋。
微かに花の香がするそこには、丁寧に整えられた優美な文字で、長くても一年の余命であることが伝え
られ、縁に傷のついた白銀貨が一枚、差出人との割符として添えられている。
いつしかその手紙は「白銀貨の手紙」と呼ばれるようになった。
死のにおいを知っている令嬢マデレーナと、その周りの人々が幸せを探す物語です。
★視点が変わります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-01 21:40:00
52308文字
会話率:33%
神崎ヒロトは幼馴染のシオリを救おうとした末に命を落としてしまう。
その後異世界に勇者として召喚され、女騎士ロージュと出会う。ロージュはヒロトを歓迎し、共に旅をしたいと喜んだ。
だが、本来勇者ならば6属性すべての魔法属性適正を持ってるはずがヒ
ロトの魔法適性はゼロ……。魔法の使えない存在だった。
予言が正しければ今日勇者が現れるはず……。国王たちはもう一度勇者召喚を行うと召喚に成功する。そして新たに現れた男はシオリを強制的に自分の物にしようとしたタカトだった。
タカトは強力な魔力適性を持ち、国王から勇者と認定をされる。そしてヒロトは魔力なしのゴミだと言われて奴隷落ちをしてしまう。
それでもヒロトはシオリもこの世界に来ていることを知り、諦めずに立ち上がる。
予言はタカトではなくヒロトのことだったのだ!
[第一章]完結。
第一章では主人公の無双などはありません。基本的にヒロトを見捨てた罪悪感を持つロージュに焦点が当たっております。ご注意下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-01 21:37:58
144147文字
会話率:37%
ある日、世界中を巻き込んだ大戦争が始まった。歴史と言う大河は、その時代に生きる人々に安息の人生を与えることを一切合切拒否することにしたのだ。
覇を競い合うあらゆる陣営の中でも、当初は陸軍大国で知られる帝国が際立って圧倒的だった。
行く先々で快進撃を続ける帝国軍の機甲部隊。
しかし、帝国と対峙した国の一つである連邦の広大な大地と根強い抵抗、極寒の冬の到来が帝国軍の快進撃を阻み、あっという間に終わるはずだった戦争は際限なく泥沼化して行き、終わりのない戦いへと姿を変えた。
そしてそれが、輝かしい栄光を手にするはずだった帝国の運命を変えつつあった。
これは、世界の片隅で精一杯その時代を生き抜いた人々の物語―――
※本作を読まれる方は、必ず以下の点をご留意ください
・この物語はフィクションです。第二次世界大戦がモチーフではありますが、政治的思想や民族的主義等を主張、支持するものではありません。
・特に戦車については、史実の戦車たちがあまりに魅力的すぎて、オリジナル戦車の設定を作ることが作者にはできませんでした。描写についてはリアリティより面白さを重視する場合もあります。様々な作品で実在の銃器が使われているのと同じ感触でお楽しみください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-01 21:28:10
251255文字
会話率:34%
名実ともに日本の男性アイドル界の頂点に上り詰めた朱鷺(とき)は、ある日著名な舞台監督からミュージカル主演のオファーを受ける。だが、その舞台の主演は「二人」。
朱鷺と同じく「主演」として抜擢されたのは、”怪物”と異名の付く、同年代の俳優だった
。
(不定期更新)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-01 21:17:08
15702文字
会話率:36%
あの日、あの時、
僕達は必死に生きようとしていた
立ち上がっては打ちのめされた
絶望の日々と闘いながら……
そして僕達は見つけた
救いのない今を生きていくために
子供達の未来を守るために
本当に大切だったことを……
この物語の主人公
は『最後の日記』の小説の追憶編に出てくる高田さん……
昔、私にある誕生日プレゼントをくれたおじいさんである高田さんとの出会いをきっかけに、
戦争・空襲・特攻・差別……大変な時代を生き抜いていた沢山の方々の日常や縁のある場所を調べていく中で偶然見つけた不思議な共通点や奇跡の出会いから生まれた、未来に送る願いと希望の物語……
(『最後の日記』BIRTHDAY~君の声〜に繋がる場面もあるので、先に読んだ方が本当の意味が分かるかもしれません)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-01 21:10:28
150514文字
会話率:46%
あの日の
笑顔を
手紙を
読んで思い出す
叶えたい願いが
伝えたい想いが
たとえ届かなかったとしても
そうして僕は静かに目を閉じた……
~~~~~~~~〜〜
〈本当の最後の日記を読んだ時、あなたに届く暗号のメッセージ〉
今はもう会えない
けれど、どうしても会いたい人があなたにはいますか?
一緒にいられないのならせめて、その人の生きる希望になりたいと思った。
最後の七夕、すれ違う二人の奇跡の約束……
現在過去未来が繋がり気付いた、不思議な声と日記の秘密……伝えたかった暗号の想いとは?
読み進むごとにプロローグや題名、さり気ない言葉の本当の意味に気付く、
〈誰も知らないある歌と、様々な奇跡の出会いから生まれた『明日《あす》への希望』の物語〉
○……春香《はるか》視点、■……悠希《はるき》視点
※カクヨムにも転載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-19 19:07:29
144275文字
会話率:24%
肉体は、性自認に応じた性別に変化する。故にトランスジェンダーの場合、肉体の性別が性自認と異なると気づいた時点で、性自認と同じ性別の肉体になる。
また不定性のXジェンダーと呼ばれる人たちは、性自認が様々な要因で変化し、その度に体の性別が男
女やその中間へと変化する。
由花の姉、エリカは中学二年の時に不定性のXジェンダーだと自覚した。LGBTに対して理解のない田舎ということもあり、虐められ、千葉へ引っ越しをすることになる。由花は大好きなエリカを守るため、中学入学と同時にボクシングを習い始めた。
多様性は、どんな人でも肯定してくれる。わたしを除いて。
カクヨムに同作品の掲載あり。
初日7話まで投稿、残りは毎日1話投稿。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-01 21:10:00
145185文字
会話率:43%
2035年に始まった第三次世界大戦では日本が未知のテクノロジーを使い圧勝した。そして世界の通貨発行権・ブロックチェーンのマイニングの権利をすべて握り日本は世界の頂点に立ったのだ。日本が世界制覇をしてから20年後、eスポーツ5冠王であり、日本
を陰から支配する会社の副社長でもある虻利虻輝(あぶかがあぶてる)は、一見すると絶対的な”勝ち組”と言えるが、日々悪夢にうなされていた。無実の人々を”犯罪者”として捏造する日々に疑問を抱き日々苦しんでいたのだ。そんな中、虻輝の父である虻成が目の前で殺されかける事件が起きる。その犯人は自分と年が変わらぬ少女であり、”これが自分のしてきたことのツケか”と衝撃を受ける。少女や家族に導かれ自分の立場を危うくしてでも虻利家を変えていこうと決意する。
人はどこからきて、何をして、どこへ行くのか? そんな人生への目標を見失いかけた青年が目標を見つけ、それを達成していくまでの近未来の日本を舞台に描いたSFバトルアドベンチャー!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-01 21:00:00
975458文字
会話率:42%
11月19日にロシアが中距離弾道ミサイルでウクライナを攻撃したことから、
「NATOとロシアで核戦争や第三次世界大戦になるのでは?」と懸念されています。
今回は僕が考える「核戦争や第三次世界大戦が起きるための絶対条件」について2点ほど
挙げますので、どうぞご覧ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-26 20:25:21
4348文字
会話率:0%
「風呂キャンセル界隈」という言葉をご存じでしょうか。
「疲れた」「面倒くさい」などの理由で、入浴せずに寝てしまうことを指すそうです。2024年に入ってSNSでトレンド入りし、Z世代の方を中心に、「自分もそう」と共感する人が増えています。
今回は風呂好きの視点ではありますが「風呂キャンセル界隈」について解説していこうと思います。
どうぞよろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-21 17:23:50
4823文字
会話率:1%
魔物たちの支配者にして最強の邪竜ソルフレアは人の勇者に倒された。しかし、その強大なる魂が滅びることはなかった。千年の長き眠りについた後に目覚めたソルフレアは、自分を打ち破った人間たちを学ぶために人間へと転生する。そして辺境開拓村の若き村長ゴ
ルド、その妻ヨナのところに拾われて人間の赤ん坊となったソルフレアは「ソル」と名付けられた。
このときうっかり邪竜だった頃の記憶をなくしたソルはただの赤ん坊となり、夫婦によって愛をこめて大事に育てられ、甘やかされた結果……ソルはママとパパのことが大好きな最強甘えん坊幼女になってしまった!
10歳の誕生日の前に記憶を取り戻したソルは「魔物たちの頂点に立ち、人間に勝利してみせる……! だが……パパとママは大好きだしおうちは居心地がいい……!」という悩みを抱きつつも、両親の目の届かぬところで最強ドラゴンとして暴れまわり、世界を激戦させていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-01 21:00:00
2138文字
会話率:0%
エトルリア大陸の二大強国、ルウツとエドナ。
双方の間では長年に渡り、無為の争いが続いていた。
そんな中偶然にも時を同じくして、両国に稀代の名将が生まれる。
両者の共通点は、類稀な戦上手であるにもかかわらず上層部からは煙たがれていること、そし
て数奇な運命をたどっていることだった。
世界の片隅で精一杯に生きる人々の物語。
この話はエブリスタ及びiらんどに『大陸史』として公開していたものを改稿・再編集したものです。
カクヨムにも公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-01 21:00:00
311183文字
会話率:23%
大陸の隅にひっそりと存在する小国で起きてしまった、とある悲しい物語。
魔法・転生要素皆無のファンタジー
《注》
この話は虚構もしくは妄想です
実在する国家・人物に類似する点があったとしても、一切関係ありません
一部残酷な描写を含みます
この作品は、エブリスタにも掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-31 04:00:00
16360文字
会話率:25%
日常の中に漠然とした不安を抱えていた中学1年の智樹は、誰か知らない人との繋がりを求めて、深夜に知らない番号へと電話をしていた……そんな中、繋がった同い年の少女ハルと毎日通話をしていると、ハルがある提案をした……。
2人の繋がりの中
にある感情を、1人の視点から紡いでいく物語の果てに、一体彼らは何をみるのか。彼らの想いはどこへ向かっていくのか。彼の数年間を、見えないレールに乗せて——。
※こちらカクヨム、アルファポリスでも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-01 21:00:00
77885文字
会話率:45%
商店街のパン屋と惣菜屋が、ハンバーガーを発売することになった。
二店のハンバーガーは人気商品になったが、
それぞれ具とバンズに欠点を抱えていた。
それに気がついたある経営者が、パン屋と惣菜屋の間に、
ハンバーガーショップを開店した。
売り
物はミックスハンバーガー。
パン屋と惣菜屋、それぞれのハンバーガーの良いところを組み合わせた、
ミックスハンバーガーはすぐに人気商品となった。
それに気がついたパン屋と惣菜屋の経営者は対抗措置に出る。
挟み挟まれされたハンバーガーの運命は。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-01 20:58:23
4007文字
会話率:14%
学生たちが夏休みの自由研究としてリサイクルハウスを作ることに。
目指すのは自給自足ではなく再利用、リサイクル。
だから工具などはあらかじめ用意してもいいし、不用品を貰ってもいい。
そうして作られたリサイクルハウスには、冷房がないという欠点
があった。
しかし近隣の施設からちょうどいい冷風が吹き出ているのを見つけた。
その施設の正体を知らない学生たちは、冷風を喜んでリサイクルしたのだが。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-14 20:25:06
4598文字
会話率:37%
人々を虐げる魔物と、それを統べる魔王がいる世界。
勇者が、戦士が、魔王の城に挑み、姿を消していった。
人々は魔物に怯える生活を続けている。
そんな人々を救おうと、次に魔王の城に挑むのは、
一人の飛翔騎士の男。
飛翔騎士とは、棒状の槍を使い
、空を飛んで飛翔攻撃をする騎士。
弱点は、飛翔攻撃から地面に降り立った時だけ。
すると魔王の城の宝物庫で、伝説の槍、竜の翼を見つけた。
竜の翼は地面に降りずに飛翔攻撃を連続して行うことを可能にする。
弱点が無くなったその飛翔騎士は、
槍の攻撃が効かない、大きな粘液状の魔物と対決する。
無限の飛翔攻撃と、槍の突きを無効化する粘液状の魔物と、
勝つのはどちらだろう。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-19 21:11:29
8655文字
会話率:9%
主人公の聖奈は、幼なじみの親友がずっと気に入らなかった。咲夜を困らせようと嫌がらせをするために、彼女の好きな男に先に告白して付き合ったり、よくない噂を広めたり……。
咲夜と大喧嘩をした後に、聖奈はどうして大好きだった親友と仲違いする事
になったのか考えるようになった。
そして咲夜との仲直りをしようと思い修学旅行を利用することにした。
聖奈が考えたのは、清水寺の舞台から飛び降りるふりをして咲夜に助けられ叱ってもらう。頭で考えるよりも身体が先に動く咲夜ならそうするはずだった────。
「小説家になろう」20周年を記念した特別公式企画「小説家になろう Thanks 20th」の投稿五作品目となります。
「逃げた神々と迎撃魔王」「錬生術師」シリーズ、「転生しても女子高生だったあたし〜でもね、三人のおじじのおまけつきで毎日うるさいんだよ〜ぅ゙ぅ゙ゥ゙」の聖奈視点バージョンになります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-01 20:50:50
121311文字
会話率:36%
これは幻邏神様が作りだした、ヒョウリュウジャーを語る物語。グリーンではなく、レッドの中の人が勝手に語る物語だ。
※ 幻邏さま&辻堂安古市さま共同開催『クリームソーダ後遺症』祭りの企画作品となります。
※ 澳 加純さま、幻邏さまより、
いただいた設定図、FAを掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-21 00:23:03
15450文字
会話率:37%
1980年初頭、静岡県富士宮市で霊水洞と呼ばれる新たな洞窟が発見された。
古来より富士=不死の力を得られるなど、富士の霊水を飲む事で力が得られると、信じる者は跡を絶たない。
────しかしこの、霊水を別の観点から活用しようと考えた研
究者がいた。
名を|粟倉 光英《あわくら みつひで》という。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-08 09:51:18
8516文字
会話率:24%
俺の名前は「斎上院(さいじょういん) 燈矢」だ。
名前から察するだろうが、中級以上の家に生まれだったのだが、獅子からハゲワシが誕生した。
そのハゲワシが俺だ。
一応、言っておくが、爪弾きにされない程度には高校生として学んでいた。
まあ、少年
時代が劣悪だったのも含めて、良く言えば「薬にも毒にもならない男」で、悪く言えば「小悪党」だと言われたな。
そんな俺でも、手を差し伸べてくる物好きなアイツのお陰で、俺の中にも綺麗な所が残っている。
そんな俺だから、交差点でダンプに轢かれると自覚した時はあっさりと「生」への執着は消えたな。
それに、俺が死んだ後に動く金は、全て「アイツ」に渡る様にしたから「恩返し」としては充分だろう。
だから、未練は無い……と思っていたら「異世界転生」かよ!
確かに、少年時代に散々読んだが、まさか本当に異世界転生するとは誰も思わないだろう?
しかも、前世を思い出したのが、テンプレ「ダンジョン深部での追放」とはな。
……まあいい。
どうせ、天涯孤独なんだ。
好き勝手に生きるさ!
それに、前世ではアイツの恩に報いる為に我慢していた事でも、この世界なら自由だ!
助けたい奴は助け、殺したい奴は殺そう。
今の俺なら、それが出来る!
何故なら、俺はダンジョンマスターだからだ!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-01 20:50:00
310753文字
会話率:54%
俺の名前は久世八雲だ。
自分なりに波乱万丈な悪ガキ人生を送り、偶然知ったゲームで何時しか課金廃人となり、無我夢中でやり込んだゲーム「リンカーネイション・ロア・オンライン」の自身のキャラになって異世界に居る。
しかも拠点やギルドが丸ごと、でだ
!
そして、強さも……
まあ、心残りは家族に別れの言葉を伝えられなかった事だけだな。
さて、今、俺にはゲームの中での事とはいえ、家族とも言うべき弟妹達が俺を主人として慕っている。こいつらを守る長男として頑張るしかないか。
しかし、ゲームの強さがそのままなら、戦闘面なら心配が無い……かな。
課金に課金を重ねたからなぁ。
課金関係の記録全てが個人なら俺が1位なんだよ。
投資と株で爆稼ぎした。
単位が「億」でしかも2桁で、最初の数字は「1」じゃない。
だから、限界まで課金したら、「不正にハッキングしてチートした!」と一時期は運営会社がクレームでパンクしかけた程だ。
そんなんだから、心配はしてないが長男だから皆を守ろうと思う。
……ゲームで手に入れた全てが有る!?
効果がゲームと同じなら、世界征服が夢物語ではなく現実の実現可能な目標になるぞ。
折角の異世界での第2の人生だ。
楽しく生きる事を目標にしよう。
……だから、胸やお尻を触った理由はちゃんと有るんだからな。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-15 21:00:00
252245文字
会話率:54%
私はステラ。スートラという言葉から考えられている。
何のためにここに生まれたのか?
それは、1億字書いてみたいという作者の思いから生まれたの。
私たちがどんな風に書かれるかは分からない。
作者は分かっていても読者には伝わらない文章を書く
かもしれない。
最近読んでいる本の内容を参考にして、作者は薄い理解しかできていないのに、分かったふうに文章を書くかもしれない。
この小説は、作者が読んだ本の内容の学習帳や、あるいは作者の哲学書みたいになるかもしれない。
でも、必ずハッピーエンドになると信じている。
最初から言っておくと、私のいる世界には、アーリマンという魔神がいたの。でも、最初に倒される。
それが始まり。
私はアーリマンという魔神が全ての元凶だと思っていた。
でも、そのあと第六天の魔王ハジュンとかいうのが出た。ワタルという異世界から来た男の子が召喚したみたい。ワタルは分かっていなかった。ハジュンもアーリマンも人の心に存在するんだってこと。作者から見て、ハジュンとかいうのは、アーリマンと同じような存在。悪の表現が違うとかそういうことなのかな。
ラスボスは第六天の魔王ハジュン。
何と戦うのか?
作者の何を考えているか分からない思考との戦いだね。
目標1億字だもの。何が起きるか分からない。
1億字で書ける限りの魔王とかこの世界の根源的な魔性と尊厳とかを表現したいみたい。
だから面白いわけではないかもしれない。
ここまで私の言葉に目を通してくれてありがとう。
作者にこれまで書かれた小説の主人公たちの代表として一言。
あなたが欲を掻いたために、どの小説でも表現できないでいた人間の中に潜む根源的な魔性が表現されることを、私たちは祈っています。
-----------------------
適当なことを考えている自分。IQ89、仕事を辞めた回数4年で12回の自分が多くの作家が探究する魔性や尊厳についてどこまで書けるか書いてみよう。
読んでいる本については、みんなのほうが詳しいと思います。時々、読書履歴も載せていきます。それらや小説家になろうの小説の文章などを参考にして、書いていると思ってほしいです。
分かっているようで分かっていない自分の哲学。
「死を原点として生は始まる」
※随時、書いた内容を編集することがあります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-01 20:44:29
258613文字
会話率:26%
25歳にして一軒家を所有するエンジニアの短編日常娯楽物語です。
神戸市の山側にある一軒家(拠点)を所有する25歳の一人暮らしのフリーランスエンジニアの日常娯楽生活を描いた短編小説です。日々の業務はリモートワーク。そんな彼の業務後のささやかな
楽しみである夜な夜なの一人夜会。一人をこよなく愛しつつも癖の強いこだわり(自己満足)が人を惹きつけてしまうそんな物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-01 20:41:31
12174文字
会話率:23%
突如、幽霊伯爵に嫁ぐこととなった侯爵令嬢ダリア。
事の発端は、婚約者を扇子で張り倒したことから婚約解消となり、降って湧いたように婚約打診されたのだ。幽霊伯爵本人来訪で。
だがまあ、結婚後は社交界から離れ、いわゆる溺愛生活を送っていたわけでし
て。
けれど、人を介して王太子から社交界復帰を望まれた。
何やら、社交界が聖女に手玉に取られているらしい。
「社交界復帰、よろしくってよ! 私ダリアが、社交界の流れを覆してやるわ。オーッホッホッホ」
ダリアの高笑いが響き渡る。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-01 20:38:20
8459文字
会話率:41%
魔王グリフェノルの元へとやってきた異世界からやってきた少女の勇者、シャネア。魔王の怒涛の攻撃を受けても微動だにせず、反撃とばかりに勇者が繰り出したのは相手と強制的に契約する魔法!?
強制的に契約した魔王は勇者のペット(?)となり、無愛想な
少女に振り回されながら一緒に旅をすることに。
そんな彼らの目的地ははじまりの街。その終着点に待ち構えているものは……多分ない(???)
なまり口調の魔王と無愛想でやりたい放題な勇者のほんわかコメディの旅路が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-01 20:34:49
12413文字
会話率:43%
地球から30万光年離れたところにある星の姫・エリスレルアが日本の遊園地で遊んでいると、兄・レミアシウスの足元に召喚の魔法陣が展開され、二人は異世界へ行ってしまう。
召喚魔法を詠唱していた王子・リュアティスは、人が召喚対象となった時点で
詠唱を破棄したのだが、なぜか彼らがこっちの世界へ来てしまったことに気づく。
ありえない事態に、居場所の手掛かりが全くない二人をなんとか探し出し、無事に元の世界へ送り返そうとするリュアティス。
その過程で彼は、自分でも気づかないうちに彼女に惹かれていくが、当の彼女はスーパー天然少女だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-01 20:34:24
157869文字
会話率:36%