歌の令嬢サラ・ダークネルブは、歌うことで精霊を呼び、力を発揮する巫術師だ。
歌は、サラにとって生きることそのものであると同時に、混乱と苦悩の源でもあった。
「今日もまた、ひどいものを歌で呼んでしまったな…」
古代歌謡の解析と「蘇生
」を仕事とするサラは、巫術によって呼び寄せた亡き歌人たちの想念に、日々振り回されていた。
サラとの巫術的なセッション(口寄せ)によって、歌の中で眠っている歌人の魂が目覚めると、彼らが詠んだ歌は本来の力を取り戻して蘇る。
そうして「蘇生」された古代の歌からは、「歌力」と呼ばれる貴重なエネルギーを抽出することができるようになるのだ。
サラが所属する「歌力開発事業団」は、世界有数のエネルギー産出量を誇り、今では国の産業の根幹を成すと言われるほど成長している。
けれども、和歌蘇生の技術を持つ巫術師が、事業団内にサラ一人しかいないため、内情はかなりお粗末なことになっていた。
和歌蘇生のために命がけで歌うサラと、彼女を支えようとする人々や精霊たち、そして彼女に引き寄せられて異世界に来てしまった古代の歌人の魂たちとの、七転八倒の日々のお話です。
恋愛要素はありますが、仕事が荒ぶりすぎているため、遅々として進まないかもしれません。
サラは、自分が蘇生させている歌たちが、実は異世界のものであることに気づいていません(いつか、気づくかも…)。
……
拙作「災禍の令嬢ヴィヴィアンは、普通に無難に暮らしたい」と、同じ世界のお話です。
アルファポリスでも連載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-26 12:32:49
112644文字
会話率:58%
普通に、無難に、心静かに暮らしたい。
孤独で過酷な生い立ちを持つ少女、ヴィヴィアン・ウィステリアの願いは、それに尽きる。
大好きな街の人々や友人たちを助けるために、希少な固有魔法や魔術を駆使して奔走し、素晴らしい「もの」を生み出し続けて
いるのに…
なぜか「災禍の令嬢」「惑乱の黒魔女」などと呼ばれ、忌み嫌われることの多いヴィヴィアン。
そんなヴィヴィアンと彼女の友人たちの、だいぶ騒がしい日常のお話です。
アルファポリス様でも連載してます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-19 13:54:02
142621文字
会話率:59%
とある国で、奇妙な古文書が発見された。
有能な魔導考古学者の分析によって、それが異世界から転移してきた遺物であることが判明すると、全世界の読書好きや異世界マニアが熱狂し、翻訳書の出版が急がれることとなった。
古文書のタイトルは、「異世
物語」という。
最新鋭の魔導解読技術だけでなく、巫術による過去の読み取り技術をも駆使して再構築された物語は、果たしてどんな内容だったのか……。
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レックス・ヒギンズ 監修
イルザ・サポゲニン 編著
サラ・ブラックネルブ 翻訳協力
「異世物語」第一巻
好評発売中
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異世界版「伊勢物語」…のようなものです。
例によって、トンデモな古文解釈が出てるくる場合がありますが、お気になさらないようにお願いいたします。
作中の世界は、作者(ねこたまりん)の他の作品と同じです。
「異世物語」の監修者と翻訳協力者は、「惨歌の蛮姫サラ・ブラックネルブは、普通に歌って暮らしたい」の主人公たちで、編著者は「災禍の令嬢ヴィヴィアンは、普通に無難に暮らしたい」に脇役で登場しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-14 10:45:54
3376文字
会話率:45%
―それは、決して知られてはいけない秘密-
宇宙のどこか、シャーナ系銀河にある惑星イーディア。一つの海と三つの大陸を有する彼の星では、その3分の1を制する帝国が栄華を誇っていた。
帝国歴3130年、周辺国の一つヴェスヴィオス共和国との間に戦
争が起こるも、圧倒的な武力により帝国が勝利。共和国は解体・併合されてしまう。
それから10年後。未だに火種の燻るヴェヴィオスの地に、3人の男女が集う。
かつてテロリストと呼ばれた青年エルは、2度目の災禍を防ぐため、傭兵として暗躍していた。
帝国の王女レシーナは、記憶と共に失った初恋を探すべく、身分を偽り潜入していた。
戦火により難民となった少年タキトは、自由な生活を夢に見つつ、露天商として生きあがいていた。
出自も信念も異なる3人の運命が繋がるとき、帝国史を揺るがす禁断の秘密『イーディア・クロニクル』を巡る戦いが巻き起こる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-17 11:38:55
129129文字
会話率:43%
六堂 理。どこにでもありふれた高校生。
ある日、突如として襲い掛かる大きな災禍に巻き込まれて命を落としてしまう。
しかし魔法生物(マナニア)として異世界に転生を果たした理だが、生前の記憶を失ってしまう。
出会う人々の願い
を聞き、叶えることで記憶と共に力も得られる。
なら、やるしかないじゃないお願い生活!
※更新速度はやや遅めです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-02 06:02:22
926469文字
会話率:37%
よくある異世界モノの話。そこは多かれ少なかれ主人公は災禍に巻き込まれていくわけだが…その数多くの物語でとあるジャンルにおいてだけ、一様に主人公のサクセスストーリーが約束されている(※決めつけ)ものがある。そう!それは追放された系の主人公の
物語っ!!
…そんなちょっと拗らせてしまった願望を持った男が異世界へと転生(転移)して冒険者となり、不遇な扱いから追放され、紆余曲折を経て「ざまあ」することを夢見た男が生きる物語。
――が、世の中…不思議とそうは上手くいかないもの。男の思惑とは裏腹に現状は動いていってしまい翻弄されつつも、それでも異世界をエンジョイする中年冒険者の物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-28 00:00:00
116227文字
会話率:45%
犬飼犬太。
見た目は普通の男子高校生な彼には夢があった。
──ダンジョンでレベルアップして最強になってモテたい!
そんな訳で行きました、ダンジョン。
想像より過酷で、何時死んでもおかしくない様な地獄でした。
本当にやっていけるの?これ。
まあでも最強になるために頑張ろう!モテるぞ最強!
地球にダンジョンが現れ3年、ダンジョンに齎される恩恵と災禍で一変した世界で目指すは、世界一最強なモテ男。
ハーレム築いて王様が座るみたいな豪華な椅子に座って、両手に骨付き肉を持って、美女達に囲まれながらチヤホヤされる為に突き進め!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-24 06:28:59
16725文字
会話率:18%
この作品は「カクヨム」にも掲載しています。毎週更新。
――――――――――――――――――
トラックに轢かれ異世界転生した少年、ショーセ。
新たな星ハートで、ラフェムという同じ年頃の少年と出会い、彼や世界と親睦を深め、かつて歩めなかった平穏
な人生を手に入れる……はずだった。
ある日を境に、平穏は終わりを告げる。
死んだと思われていたかの災禍の化身「魂喰龍」が目の前に現れたのだ!
邪智暴虐で傍若無人の魂喰龍を止めるべく、二人は果敢に挑み、死の淵を彷徨うほどの大ダメージを受けつつも龍の撃退に成功した。
平穏の為に、友の為に、仇の為に、世界の為に。
少年はとどめを刺すため、邪龍が籠る最果ての島を目指して旅に出る。
新たな出会い、試練のような戦い、友の過去、異世界転生の真実……旅の途中、多くの経験と思い出を得て、彼らは確実に成長していく。
……果たしてショーセは、ラフェムは、世界を救う事が出来るのだろうか?
――――――――――――――――――
キャラ設定を投稿しています、投稿一覧から是非どうぞ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-23 09:00:00
471053文字
会話率:20%
世界の秩序を守る13人の守護者。 人は彼らをパラディンを呼ぶ。 彼らは森羅万象を司るエレメントをエネルギーに変換する能力を持ち、 その力は強大である。 それゆえに人々から崇拝され、時に恐れの対象となっていた。 戦乱を知らない平和な時代を謳歌
する人々。 舞台は、ヴェントゥム王国第二の都市、ヴェントゥム・テラ。 貴族の血筋を持つ豪商メルカン家の姉弟は何不自由なく、日々を穏やかに暮らしている。 そんなある日、長年の夢であった、王立アカデミーへの入学許可の知らせを受けた姉アメリアが、王都へと旅立つ。 その夜、空に凄まじい光が瞬き、同時にシロの手に不可思議な刻印が浮かび上がる。 それはこの世で最も不吉な紋章。忌むべき呪われたパラディン13の印であった。 家名を守るため、母親は恐ろしい策を講じる。 息子の抹殺であった。 嵐の夜、シロの寝室に現れた暗殺者フローリアンは、少年の手から発せられた閃光を見て、彼が「守護者の継承者」であることに気づく。 そして表向きには彼を殺害したように見せかけ、密かにシロを連れて姿を消した。 いずれ来る真の災禍に立ち向かう守護者、パラディン13を守るために。 望まずして呪われし守護者の烙印を刻まれたシロの数奇な運命。 そして、謎の男、フローリアンの正体とは…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-30 07:20:17
237245文字
会話率:25%
孤独な少年は10歳の誕生日にモンスターテイマーになり、テイマーなる前から友達になった災禍の邪竜アジダカーハのアッシュをテイムして、両親を殺害したエルフに復讐する為と、アッシュのアドバイスで色んな人と触れ合う事で心の隙間を埋める為、旅に出る
話。
カクヨム・ノベルアップ+にも投稿してます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-22 15:40:25
4131文字
会話率:53%
空には竜が、地には精霊がいた時代。何処からか災禍の獣が現れ、世界は一変する。竜が滅び、精霊が滅び、生み出された魔獣で溢れた。
月日は流れ、魔獣の脅威は依然として凄まじいものの、他の生命も徐々に数を増してゆく。
魔獣に両親を殺され、養護院で
育った少年は、魔術の資質を見出され王立学院へと入学を果たす。
間も無く実施された院外学習にて、不運にも魔獣に遭遇してしまう。
全ては此処から始まった。
いつか呪いが解けるその日まで、繰り返し繰り返し、この日この場所へと戻ってくる。
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【更新情報】
毎日投稿 15:00更新
1話4千文字前後。全87話。
第一部:序章~6章
第二部:7章~
一人称視点、キャラ名無しの作品です。
※『カクヨム』『ノベルアップ+』でも投稿中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-12 17:00:00
389571文字
会話率:47%
三百年間封印されていた、人間に害を成す存在【災禍の魔人】が解き放たれて三ヶ月。
災禍を封印するため旅をしている十五歳の少女レイラと、レイラに手を貸す死神のような出で立ちをした災禍の魔人エルピスは、アイラ教という宗教が有する教会に辿り着いた。
エルピスはアイラ教が【虚妄】という災禍の魔人によって創設されたのではないかと予想し、アイラ教のシスターとしてレイラを潜入させるも、レイラはメアという少女との出会いで虚妄を倒すべきか迷ってしまう。
しかしレイラは、苦渋、憂い、迷いを振り切り、覚悟を背負って虚妄に立ち向かい、正体不明の魔人エルピスと共に虚妄の魔人を封印した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-10 07:34:37
11999文字
会話率:50%
私の母親は禁忌を犯し、『黒の災禍』と呼ばれる大悪魔ロキアの封印を解いた。
母によって封印が解かれたロキアは、私、アウル・ブラウンの体を器とし、
『なぁ~、アウル暇だし世界滅ぼそうゼェ』などと毎日話しかけ、ブーブー文句を垂れ流している。かつて
世界を危機に陥れた大悪魔よ、コンビニに誘う感じで世界を滅ぼそうとするな。
悪魔の器として生を謳歌している私は、世界を滅ぼす危険分子として教会と王国に厳重保護対象者として塔に幽閉させられている。
まぁ、その気になれば塔の結界なぞお茶の子さいさいで破壊出来るし、魔法を使わずとも塔の抜け道を知っている為、ちょちょいのちょいで脱走可能だ。これぞ、ガバガバセキュリティ。
しかし、私が塔の脱走を実行しないのは、この世界の秘密を知っているからである。
まず私は前世の記憶を持っている【転生者】だ。スタートラインが周りの人間と比べて、普通じゃない。そして転生先であるこの世界は、前世で愛読していたファンタジー小説『フォルトナ』と一緒であることに気が付いた。
小説でアウル・ブラウンが迎える最後は、悲惨なものだった。
彼女は自力で塔を脱走し、大悪魔ロキアに体を乗っ取られた挙句、破壊の衝動に抗えぬまま視界に入ったものを全て攻撃するとんでもない戦闘狂(バーサーカー)に陥った。
やがて主人公やヒロインたちと戦うことになったアウルは、彼らに完膚なきまでにボコボコにされて死を迎える。
前世で死を体験したからわかる。小説と同じ死に方をするなんて冗談じゃない。絶対痛いじゃん。
私は静かに過ごし、静かに死にたい。
自身の死に影響しているロキアをどうにかしようと考えたが、彼は私と運命共同体で繋がりを断つことは不可能だった。
つまり、ロキアが死ぬと私も死ぬ。私が死ねばロキアも死ぬ。
これがほんとのデッドロック状態か…と悟りを開いたのは言うまでもない。
まぁ長年一緒に過ごしたせいか、結局ロキアに情が移って彼を死なせるのに抵抗を覚えた。
かといってこのまま塔の中で一生を過ごすのも嫌だし…。
あ、そうだ。小説で主人公たちが活躍する当分の間は塔に引きこもって、ほとぼりが冷めたら脱出すればいいんじゃね?
…と考えた矢先、突然黒いフードを被った人達が塔の結界を壊しにやってきた。
え?何々、ロキア様あなたを救いに参りましたって!?
お引き取りを願いたいのですが。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-18 02:00:00
4055文字
会話率:20%
やばい世界どうにかしよう系RPGをノベライズしたような作品。繰り返す災禍をかつて止めた「天使」は、再び世界を闇が覆う時に蘇るという。……けど、全然そんな気配ない! ライカは「天使」を探して目覚めさせようと旅を始めた。異なる種族がいがみあう世
界が変わるには、時間が必要だと思うから。
pixiv公開して約10年経つにあたり、こちらにも投稿してみます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-23 18:00:00
205890文字
会話率:37%
あの成田国際空港貨物ターミナル南部貨物地区を襲った『|丙清《へいせい》の大災禍』より12年。
一時は崩壊しかけた術士達も、少しずつその傷から立ち直ろうとしていた。
が……壊れたモノは二度と元には戻る事は無かった。
全てを巻き込む混沌とし
た世界が、少しずつ日常生活を蝕んでいく。
白と黒……善と悪……
思いは同じでも、手段や方向性、結果が違えば簡単に裏返ってしまうこの世。
その狭間に生きる少年達……
彼らは何を見て、何を感じ取るのだろうか。
この小説は、雪中乃白猫氏執筆の『現冥境奇譚』と世界を共有しております。
お互いの作品の中に、それぞれのキャラクターが登場いたしますので、乞うご期待!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-27 00:00:00
118634文字
会話率:29%
東京オリンピックと前後して増加した「怪異」は人心的な影響のみならず、物理的影響を齎すまでに発展する。
被害を最小限に留めんと怪異の解析を、或いは鎮圧を行なう者達がいた。
最悪の怪異は祭りの熱が抜け切った頃に起こった。
成田国際空港貨物ターミ
ナル南部貨物地区を襲った“災禍”。
施設にいた一般職員達は何が起こったのか判らぬまま消滅した。
鎮圧に参加した術士の殆どが消息不明となり......災禍の現場に立ち、無傷で居られた者は皆無だった。
現場には死者・行方不明者の名が記された慰霊碑が立てられ、災禍跡地は“慰霊の森”として公園化された。
-災禍より12年が経過した-折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-25 00:00:00
145116文字
会話率:31%
天から降ってきた未確認物体は人の形をしている?
封海に浮く半島の国、小さいながらも経済大国とされる国ダジェン。
並みいる列強大国に囲まれながらも、惑星キアズでは先進国の地位を確保していた。
豊かで気候風土にも恵まれたダジェンは、将来を見
据えて人材育成にも力を入れている。
その一つがロンダート学園。試みとなる幼年少年一貫校である。
その学園で数学と理科を教えているタイキ・シビルは二十六歳。おおらかで生徒たちにも人気のある教師だ。
人一倍生徒を大事にしている彼を災禍が襲う。天から降ってきたその災禍は金属の人型をしていた。
リアルロボットSFストーリー第七章。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-17 06:00:00
665509文字
会話率:58%
心胞虫という寄生体の開発により不老不死の力を手に入れた稀代の犯罪者・斎藤帳と日本最大規模の暗殺集団の戦いから二十年。
彼の遺志は形を変え、新たな犯罪組織による水面下においての寄生体の災禍は拡大の一途にあった。寄生体対策を目的として設立された
非公開の公安組織セクター・ナインの長きにわたる戦いは、因縁の血を宿すメイの手によって大きく動き始める。
闇社会に寄生体が蔓延したこの世界で、世界から独立したメイとセクター・ナインの伏魔なぎさを中心に物語は繰り広げられる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-23 13:44:38
58910文字
会話率:44%
あらゆる魔法を極め、幾度も人類を災禍から救い、世界中から『賢者』と呼ばれる老人に拾われた、前世の記憶を持つ少年シン。
世俗を離れ隠居生活を送っていた賢者に孫として育てられたシンは、前世の記憶もあり賢者の技術を尽く吸収し、自らも魔法を開発
出来るまでに成長した。
そして15歳となり独り立ちしようかという時に祖父は言った。
「あ、常識教えるの忘れとった」
常識外れに成長してしまった孫に世間一般の人間のレベル、世間の常識、そして人付き合いを教える為、アールスハイド王国王都にある『アールスハイド高等魔法学院』へ入学させる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-18 23:55:27
1672059文字
会話率:49%
世界中に災禍を振り撒き、世界征服を企てた魔王を倒した勇者ラエルス。だがその正体は地球から転生した日本人だった。
そして力も富も名声も手に入れたラエルスはある事に気付く。
「魔王は倒せた。が、もしかしてこれからは暇なのでは?」
同時にラエ
ルスは思い出した。道中の退屈極まりない馬での旅や、非効率的な物資の輸送を。前世で自覚できる程度には、重度の鉄道オタクであった自分の事を。
ならばとラエルスは決意した、この異世界に大量輸送機関を作ろうと。
無理解な住民、無理解なお偉方。そして所構わず襲ってくる魔獣達を相手にしながら、この大地に鉄道を敷けるのだろうか…?
「馬車で数日間移動とかエコノミークラス症候群になりそうじゃない?」
「またラエルスがよくわかんない事言ってる」
*
他の作品の筆休めに書いてるので超不定期投稿です。そもそも需要あるのかこんな話、と思ったのですが、意外とあったようで驚いてます()
ついでにノリと勢いだけで書いているので、結構詰めが甘いです。よろしくお願いします(何が)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-19 19:00:00
257134文字
会話率:44%
「これからお前をある時代に送る、そこにもう一人未来から来た女の子がいるはずだ」
少女は時を越え、少年と出会う。最低な街で歪んでしまった彼は少女を妹とし、心を解きほぐされていく。そこに芽生えるのは感謝か、友愛か、恋心か、それともーー。
「ボ
ク、いつまでもシャルと一緒にいたい。他には何もいらないよ」
平行世界系の時間移動もののファンタジーになります。長年虐めを受ける主人公が降りかかる理不尽な災禍の中で足掻く少し狂気的な物語に始まり、王道の冒険ストーリーへと繋がります。
現在は平均で週一更新くらいです。ノベプラの方にも同時掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-02 11:03:11
1437765文字
会話率:58%
中天地アスファレス大陸は、災禍の魔王の出現により大きく乱れていた。
アストラガルス王国は、災禍の魔王討伐の為、無能王子と呼ばれていたカランを送り出す。
艱難辛苦の旅の後、カランは魔王を討伐し名実ともに勇者として伝説に名を刻んだ。
神の列に並
ぶことを赦されたカランであったが、彼は自らの力で世の中を救うために、神に成らずに国へと帰った。
カランは眠りにつき、災厄がアストラガルス王国を襲った時に目覚め、世界を救うことを自らの使命とした。
それから九百年の時が過ぎ、目覚めたカランはすっかりとやる気を失っていた。
生きる意味も、理由も、意義すらも失った彼は、目覚めた際に訪れた村で魔王の生贄にされてしまう。
どこか懐かしい雰囲気を感じる傭兵のジニアに案内された先には、本当に魔王がおり絶対絶命のピンチに陥る。
そんなカランを救ったのは久遠血河と呼ばれる強大な魔王だった。
その後、馬車を奪って村を出たカランは、ミステリアスで美しい少女ソラナムと出会い彼女と旅をすることになる。
不思議な少女との旅の中で、カランは己の生きる理由を探していくことになる――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-26 08:00:00
91510文字
会話率:39%