雨が降る前。雲が盆地の山を覆い隠して真っ白に囲まれるこのまちが、わたしたちの故郷だ。
最終更新:2016-06-23 18:16:16
1136文字
会話率:9%
『グロリアス・アーマー』 ―エデンガルド戦争編―
―序章―
S.A.51~53に行われた、地球連合とアソシエイト旅団の戦争、『アソシエイト戦争』は、地球連合の勝利で幕を閉じた。旅団トップでこの戦争の首謀者、ミラン・ウォーレンの死亡。
連合の公式発表では、これにより戦争終結に至ったとされるが、事実、彼はヴィシュート・イーストランドとして、身柄を拘束されている。連合としては、統一戦争を戦った英雄の一人が、戦争責任者だとは世間に知られたくなかったのだ。
S.A.58、戦争終結から五年が経ち、平和な時代が長く続く予感が、人々にも感じられていたこのころ、「ネオ・アソシエイト」を名乗る武装集団が、地球連合に対する抵抗運動を開始した。
エデンガルド。ここは、自然と都市機能がうまく調和した、美しいコロニー(衛星都市)の一つ。だが、他の、宇宙空間にある地球連合所属のコロニーとは違って、エデンガルドは地球の内側に存在した。つまり、上空に浮かぶコロニーであったのだ。そしてここの住人は、先のアソシエイト戦争を対岸の火事程度にしか感じておらず、エデンガルドはとても平和な街だった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-02 18:44:30
13682文字
会話率:74%
人の内側には水溜まりがある。水溜まりが繋がって海や川を作る。ひた走る朱色の情熱が齎す悲劇。
最終更新:2016-06-01 20:23:44
2449文字
会話率:10%
日本の真ん中あたりに位置する山に囲まれた街、仮にY県。
世界でも有数の山岳都市であるこの街が、なぜ都市機能を維持できているのか。それは、山の頂上から発信されている電波型のステルス性特殊防護壁、通称「バリア」のおかげだった。
でもそのバ
リアが、誰のどんな力によって維持されているのか、真一たちは誰も知らなかった。クラスメイトの花帆が、突然の事故によって目の前から消えるまでは…。
眠り続ける花帆と闘い続ける真一を繋ぐ唯一の手段、「モルペウス(仮)」
それは束の間の逢瀬を繋ぐ優しい眠りの神なのか、二人をゆっくりと歪めていく死の神の兄弟なのか。
坂道ばかりで閉塞的、でもあの階段から見る夕日は何より美しかった。君は「あの夕日と星空が出会ったなら、きっと互いに恋に落ちると思う。」なんてことを言って、僕は何も言えなくなった。
今はただ、また君が目を覚まして、僕を見て、僕の名を呼んでほしい。そうしたら、君が眠っている間に僕の内側に降り積もっていた言葉を、僕も言うから。
かくよむさんとの重複投稿になります。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-16 22:58:59
17754文字
会話率:48%
これは、遠塚 文緒が『顔のない女性』から語られる物語、
彼女の友人 藤林 茅汎、その他の彼女の友人たち、そして彼女自身にまつわる物語である。
*****
「あなたの願いを、三つ叶えます」
希望を失った藤林 茅汎の前に現れてそう言った少
女は悪魔を名乗る。
悪魔の出現により、平穏だった日常は変わり始める。
悪魔は人間に何を与え、何を奪うのか?
*****
遠塚 文緒が『顔のない女性』から贈られる、『この物語』の記憶。
それは何を意味するのか?
※ストーリーinストーリーの形式ですが、二重構造のストーリーのうち、基本的には『内側のストーリー』が専ら語られます。『外側のストーリー』は取り敢えず忘れてください。『外側のストーリー』は極たまに語られ、最終話辺りで『内側のストーリー』と融合します。
※「重複投稿(カクヨム)」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-13 19:00:00
169407文字
会話率:44%
僕には何もない。
外面しかなく内側には何もない僕はこの壊れてしまった心に射す一筋の光を探しているのかもしれない。
キーワード:
最終更新:2016-05-07 21:51:56
226文字
会話率:0%
ある日、兄の別荘に呼ばれた義人は、彼女を連れて別荘に向かった。そこで兄から衝撃の告白をうける。義人はそんな兄から逃げるため、玄関へと向かった。しかし、その玄関は特殊なつくりになっていて、内側からも鍵を使用しなければ出ることができない。はたし
て、無事に別荘から脱出しようと奮闘する物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-04-18 17:23:53
3928文字
会話率:33%
高校二年生の斎藤真司がある日電車の中で喋るヌイグルミ、テディベアと遭遇する。
そしてテディベアと契約してこの世界を内側からぶっ壊していく。
世界を壊し、自分が神になることを望むが…
最終更新:2016-04-12 18:47:26
1075文字
会話率:32%
『何処にでもいる普通の子』それはあくまで他人からみた彼女の姿。『普通なんてあり得ない』それが彼女の本当の姿。
最終更新:2016-03-17 02:39:04
215文字
会話率:0%
夢の外側と夢の内側の人々。
最終更新:2016-03-14 10:04:57
305文字
会話率:0%
力を振るうべき「敵」がいない世界で、人類最強の少年は何を想うのか。
「ファイアーマン」と呼ばれる饒舌な殺人鬼の存在を知る者はあまりにも多く、だが、その内側を知る人間はあまりにも少なかった。
2024年。
「耳無し」のヘルメットを被る
少年、初島 士郎。
少年は家から出て、顔を隠し、耳を閉じて、殺人鬼と出会い、追い、求める。
その幼すぎる心の主が持つのは、アスファルトを砕き、ナイフを弾き、人をいとも簡単に殺せる怪力。
インターネットには愉快な動画があふれ、若者がスマートフォンを握り談笑し、車が空を飛ぶこともない、十年前と何も変わらない未来。
これはヒーローになることができなかった少年の物語。
そしてよくある超能力物の始まりの瞬間の物語でもあります。
※「カクヨム」と重複投稿折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-06 20:59:32
9122文字
会話率:47%
名前も知らず、顔を見ることもなく、同じものを食べ、同じものを飲み、たくさんのとりとめもないことを語り合い、それを積み重ね、凝縮して、また積み重ね──。
そんな風に、先にその内側に触れ合ってきた二人の話。
最終更新:2016-01-23 20:00:00
152230文字
会話率:56%
人が電気をつくるようになって、夜の闇におびえなくなってきた現代。とある街で摩訶不思議な事件が起こった。一人の男を始めとして街の端に住む人達との連絡が取れなくなったのだ。
そんなある日、街の端から少し内側に入ったところに住んでいる少年「奥野海
たける」は夜道で信じられない出来事を目撃した!それは家屋や道路、光さえも取り込む真っ黒な「闇」だった。
たけるの「闇」からの逃亡劇が今始まる!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-15 16:56:35
276文字
会話率:20%
新聞社勤めの美人先輩と真面目君が自殺現場へ赴く。先輩はこれを他殺だと見抜く。先輩はトリックを明かすが、犯人の自首によって推理は無駄になる。
というお話し。
2ちゃんねる投下予定
キーワード:
最終更新:2016-01-15 15:56:26
5009文字
会話率:45%
かつて魔神と神は大きな戦争を繰り広げた。同士討ちに終わったそれは、魔神軍シュヴァルツ、神軍ヴァイセに深く怨恨を残し終息した。
時は流れ現在、魔神軍観測所は内側から破壊され、囚われていたオリジナル・シン、ジャッカル、スマイル他数多のシュヴァ
ルツが逃げ出した。魔神の心臓を継ぐシンは運命に従いシュヴァルツ軍を統括し、神の子孫ルーチェ率いるヴァイセ軍と衝突するのだった…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-12-12 21:49:49
489文字
会話率:12%
培養槽の内側で、少女エンネアは目を覚ました。人造人間のエンネアは、世話役の女性研究員ムラサメとの日々の対話を通じて、外の世界について学習し、人格を成長させていく。少女の旺盛な好奇心は、外の世界からムラサメに向けられていき、やがて――?
最終更新:2015-11-25 11:36:57
6389文字
会話率:48%
私はある日の夜、冬空の下で屋敷の庭に立ち、空を見上げていた。そこに佇んでいると、不思議と寒いのに体の内側から熱が湧いてくる。それは私にとって生きている証であり、生を実感できる瞬間だった。そんな時、妻のミチが廊下を歩いてきて、「風邪を引きま
すよ!」と庭に向かって怒鳴った。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-11-24 22:52:03
1308文字
会話率:44%
『私の趣味は読書と睡眠!』そう言い切る、26歳のごく普通の会社員の女性が主人公の物語。
主人公の特技は、この本の夢が見たいと思ったら、実際にそうできること。夢の中では本の中の登場人物になりきって、内側から本の世界を楽しめるのだ。時には主人公
に、時には脇役になって。
毎夜、夢の中で本の世界に浸れることが、睡眠を趣味だという理由なのだった。
さて、彼女は今夜どんな夢をー・・・?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-11-14 12:00:00
96219文字
会話率:24%
人類が地球を捨てて久しい未来。
星間帝国統治下、辺境の星系レーゲンボーゲン。
主星アルクと流刑星ライ。二つの居住可能惑星を持つこの星系では帝都政府寄りの政府・軍部とそれに抵抗する集団との闘争が続いていた。
そのバランスを崩そうとする存在がそ
れぞれの内側にひっそりと存在していた。
若い彼らの個人としてのシアワセはいずこに。長いざんす。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-15 01:06:40
360086文字
会話率:52%
《月華蝶シリーズ番外編》
――わたしの前に現れた王子様は女の人でした。
どこか夢見心地な白い花の少女と、彼女に寄り添いながら守る蝙蝠の女性。初めて出会ってから三ヶ月。静かに過ごす二人だったが、日に日に成長していく花の少女の蜜の味を受けて、蝙
蝠は時の経過と己の内側に沸き起こる飢えを感じて戸惑った。そんな蝙蝠の前に、大量の蜜を抱えた花の女は現れた。蜜の魅惑に引き寄せられる蝙蝠を迎え入れ、花の女は妖しく蜜吸いをリードする。それが、狂いの始まりだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-10 06:00:00
64086文字
会話率:27%