人間の娘ラフィン。魔界の東の伯爵アルビナスの出会いから始まる物語。ラフィンは人間界と魔界の境界で拾われた素性の知れない子である。特別に魔力を秘めている人間の娘がいるという噂によって、魔物の人間狩りが横行する中、思いもよらない形で、ラフィンは
アルビナスの住まう魔界の城に落ちる。そこからラフィンは魔界での囚われの生活が始まるのだが。普通の人間の娘ではあり得ない事象を次々と起こすラフィンに、魔界で権力者であるアルビナスが興味を持ち始めて。天界、魔界、冥界、人間界からなる世界。始まりの詩では人間界は四世界で成り立つという一つのはずなのに、他三世界から干渉を受けるが干渉できない立場であり、人間は弱いとみなされている。ラフィンは人間としてのプライドを保ちながらも、嫌っているはずの魔物アルビナスに心を揺り動かされるようになり。二人の成り行きを覗き見る謎の者、東の伯爵に並ぶ、南、西、北の伯爵達もそれぞれに動き出す。魔界の絶対権力者サタンも。ラフィンとアルビナスの行く末を追って物語は進んでいく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-07 17:00:00
379903文字
会話率:44%
何の取り柄もないリーマンが、目覚めたら戦国時代的な世界でした。という危難に見舞われる。
とはいえ歴史に関する知識が皆無の彼にとって、そこはまさに異世界とも言うべき世界だった。
彼の唯一の武器は、本人が望んでもいないのに何故か事件の中心になっ
てしまう、巻き込まれ体質とでも言うべきか。些細な出会いが切っ掛けで次第に大きな運命の流れに翻弄されて行く。
そんなお話しを書いてみようかな、と。
※※※※※※
鈍色の香 吹き交ふ戦場に
穿つた四肢は 何に抗ふ
白刃の華は 誰が為に咲き
血潮の華は 誰が為に散る
那由多の運命に 導かれ
迷ひ迷ひて 幾九十九
水面に揺れし 下弦の月は
誰思ひ揺蕩ふ 泡沫の舟
永遠の契りは 久遠の夢と
誓ひし思ひは 徒花か
那由多の彼方に 思ひ馳せ
流れ流され 幾九十九
※※※※※※
※このお話は美濃の国盗りを斎藤道三一代のものではなく、その父の長井新左衛門尉と道三父子によるものであるという設定を基に構成しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-23 01:06:47
226951文字
会話率:47%
どこかの街にソレはある。自我を見失った者達は、皆そこへ辿り着くらしい。私は導かれてしまった。必死に生きようと努力しましたが、きっとこういう運命だったのでしょう。
最終更新:2022-08-12 20:28:10
7217文字
会話率:12%
「2020年、7月。
世界はこの数ヶ月で決定的に変わりきってしまった。」
現実でも起こっていたかもしれない、形を歪められてしまった鈍色の青春の刹那。
最終更新:2022-04-17 12:00:00
74238文字
会話率:39%
ライドルフ・ジェン・アルヴァリスタ――通称ライドは、大陸最大国家であるシンクレティア王国アルヴァリスタ公爵の長男である!
彼はシンクレティア王国第一王女ルピス・フロール・シンクレティアの幼馴染兼護衛として、日々を過ごしてきた!
常に危
険が付きまとう彼女を守り抜くため、ライドは努力を積み重ね、とある魔法に開眼した!
それは、鈍色に光る巨大な体躯。
それは、どんな悪路だろうが、難なく突き進む四つの駆動輪。
それは、あらゆる万象を睨みつけるが如きフロントライト。
それは、皆が遺伝子レベルで知っている存在!!
「転生しろォォォ!」
それこそ、ト ラ ッ ク 魔 法 !
この物語は、ライドがトラック魔法で、闇堕ちした勇者や、天空から戯れに人を滅ぼしに来た天使、地獄の底から大陸を制圧にしに来た魔王などなどを逆異世界転生させていく物語であるッ!!
※1話あたり2,000文字前後となっているのでサクサク読めます。
※この作品は「ノベリズム」様、「ノベルアッププラス」様、「アルファポリス」様、「カクヨム」様でも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-27 21:01:46
41629文字
会話率:52%
※二次創作です。※転生パロ要素が含まれています。※ちょぎくにです。※注意事項が多すぎるので、初めにを参照してください。
『山姥切国広を探してほしい』
山姥切長義は、人の子として転生した長義にそんな依頼を持ち掛けた。
しかし、探している山姥切
国広はそもそも顕現しておらず――!?
一方その頃、人の子として転生した国広は見知らぬ家で目を覚ます。
そんな彼の前に現れたのは、顕現していないはずの山姥切国広。
片目を奪われ、鈍色の肌をしたその山姥切国広は、この場所からの脱出を手伝うと言うが――!?
ふたりが、かえるはなし。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-27 22:26:31
43276文字
会話率:7%
「鈍色」「水色」の前日譚。糸杉の過去と二人の出会い。
最終更新:2022-01-04 04:34:24
4163文字
会話率:50%
「鈍色」「水色」の前日譚。二人の出会い。
最終更新:2021-12-04 12:00:00
4012文字
会話率:67%
世界はかくもどうしようもなく、惰性で生きる僕が見上げる空は重苦しい鈍色だった。何も救いがないのならば、いっそ。
最終更新:2017-12-01 01:17:27
7687文字
会話率:60%
君想う坂道…高台の上の景色…。
…
最終更新:2021-12-29 23:52:05
542文字
会話率:0%
近未来。「鉄華」という鉄の植物と人類が地球の覇権を争う時代。
鉄華を倒すことを生業とする真我里大志は、人類が未だ倒したことのない究極の鉄華を倒すミッションのメンバーに選ばれ、隊長からそれに参加するあどけない見た目の女の子、ソラを紹介され
る。ソラは人間ではなく、戦場で初めて導入されることとなった、人型AIロボットであった。
ロボットは目的を持って作られる。
ロボットは役割を持って生まれてくる。
ロボットは生まれる意味を、生きる理由を、あらかじめ持って生まれてくる。
鉄華と戦うために作られた兵器ロボット。そんな存在であるはずの人型AIロボット・ソラは、大志に対して、一言告げる。それは兵器として生まれてきたモノとして、ありえない言葉であった。
「私とデートをしてください」
ランチをし、服を選び、花について語る、まるで人間の女の子のようなソラ。ロボットであり、兵器であるはずのソラが、大志とのデートを望んだ理由とは?
兵器という過酷な運命にあるロボットと、生きる意味を見いだせず、戦場に身を置く若き男の、哀しくも優しき物語――。
~鉄華(てっか)~
植物の形に似た鈍色の金属性の生物。チューリップの姿をしたものやサボテンの姿をしたものなど模した植物は様々であり、どれも巨大で五十メートルほどの大きさがある鉄華もいる。八年前に突如として地中から地上へと姿を現し、地上のありとあらゆる生物を襲った。人間の暮らしていた都市はたちまち鉄華に占領され、現在も鉄華から取り戻す戦いが続いている。
鉄華の最大の脅威は、生物の脳に種を植え付け、動く鉄の手駒にしてしまうこと。「鉄還り」と呼ばれるこの現象は、鉄華の攻撃手段である巨大な蔓などによって身体を傷つけられることで起こる。身体が鉄に侵食され、鉄できたモノ以外の生物を襲う動く鉄の屍と化すのだ。一度「鉄還り」をしてしまうと人間に戻ることは不可能であり、脳に植え付けられた鉄華の種を破壊するしかその動きを止める術はない。
ただし、鉄華の攻撃を受けても未成年は「鉄還り」をしない。そのため、鉄華を殲滅する自衛軍の部隊「F・フォース」や、F・フォースに雇われる民間軍事会社の兵士には未成年が多く所属し、戦場へと派遣されている。鉄華を燃やすだけでなく、「鉄還り」をした元人間を殺すために――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-17 07:03:36
118363文字
会話率:30%
私が見た嫌な夢、悪夢。
今回は弟がひどい目にあう…
私は彼に恨みでもあったのだろうか?
最終更新:2021-08-22 00:50:10
965文字
会話率:8%
剣聖の家系に生まれた少年ジン・デルフ・エスパーダは、周囲の環境から劣等感を感じていた。そんな彼に転機が訪れ、晴れて王都の訓練所に入所。そこで彼は、最強の剣型の一つである『黒炎』の力を発揮する。
※異能記は必読です。
最終更新:2021-08-12 00:17:39
498474文字
会話率:34%
夜空のような青黒い髪に、鋼のような鈍色の双眸。大体のことは卒なくこなせるのに死んだ魚のような目が、その全てをぶっ壊している!
そんな彼が血塗られた魔術と剣の世界を、死に物狂いで覆す物語。
英雄など存在しない物語。
最終更新:2021-07-19 18:20:52
769594文字
会話率:35%
私の大切な親友、千秋。
彼女の家族は、夢魔の手によって命を落とした。
それから三年。彼女は、自身の手で家族の仇を討ち倒した。
ハッピーエンドなんてとても言えないけれど、目的は果たした大団円。けれど、私たちの人生にエンドマークが付くことはない
。
これは、既に終わってしまった物語──
──けれど、私の物語はまだ始まってすらいない折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-16 09:18:01
135649文字
会話率:34%
「亡くなったら俺は野晒しにされたい」
それは戦地へ向かう数日前に言った、『彼』の願いだった。
命の価値が無くなった世界で、それでも人間らしく生きたい『彼』と『私』の物語
最終更新:2021-05-29 22:43:06
23998文字
会話率:35%
怪異、それは無から出でて忍び寄る。
これは歴史の表には決して現れない人間たちの物語。
最終更新:2021-05-25 18:34:34
11560文字
会話率:61%
のどかで緑豊かな小さな村アリアスタウンで育ったライザは家族を喪い哀しみに嘆いていた。そんなライザを救うべく立ち上がったのはレオンの親友にして鈍色の青春に彩られた幼少期を送ったエルウィンだった。
喪失と哀しみの中で友情を育む子供たちはやがて成
長し、大人になっていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-23 08:46:21
2000文字
会話率:45%
箒に乗れる師匠と、その弟子のお話。
最終更新:2021-04-20 13:08:02
5805文字
会話率:54%
その時、朱凜の全身は怒りで熱くたぎっていた。
ちょっと前まで、謁見の間の絢爛さに呆気にとられていた田舎者の姫の顔はそこにはなく、琥珀色だった瞳を怒りで金に輝かせながら、壇上のやんごとなき立場にあるだろう者達を、今にも噛みつかんばかりに
見据えている。
「……もう一度、お伺いできますでしょうか?」
朱凜は、荒くなってしまいそうな声音を全力で押さえ込みながら、問うた。
「うむ……こうして輿入れしてきてもらった朱凜姫には非常に申し訳ないのだが、第一皇子、フェルナートとの婚礼を取りやめたいと思っておる」
そう告げたのは、御年四十四歳になるガーヴィルグ帝国の皇帝、ランヴェール三世だ。男として脂ののったは堂々たる偉丈夫だが、さすがに自分が言っていることに非があるのは理解しているのだろう。顎の髭を撫でながら、その視線はどこか泳いでいる。
「何を……っ」
あまりに無責任な物言いに、思わず朱凜は声を上げそうになる。けれど、すぐ隣にいた外交官がそれを手で制し、視線で『お願いですから堪えてください』と訴えてくるので、朱凜は口を噤み、琥珀色に戻った瞳を落とした。
(どうしていつも、こうなるの……)
十七になるのに背も伸びず、凹凸もほとんどない身体、姫としての手習いごとなどはことごとく駄目で、よくできた兄弟、妹と比べられ、”みそっかす姫”と祖国で呼ばれていた朱凜にとって、この婚礼は唯一自国のために自分が役に立てるチャンスだった。
だから、苦手な勉強も、この国に関することは頑張り、教師からもお墨付きをもらうくらいにはなったのだ。
それなのに、結局ガーヴィルグ帝国でも朱凜は”みそっかす”でしかなく、第一皇子に相応しくないという烙印を押されてしまった。
朱凜は固く目を閉じた。襲ってきた虚無感で身体が一気に重くなる。
もうこのままどこかに行ってしまいたい——そう思った時だった。
「——遅くなりました」
凜然とした声と共に謁見の間にやってきた、青みを帯びた鈍色の髪の男——アースヴィルド第二皇子は王に向かってこういった
「フェルナート兄上と朱凜姫との婚礼を取りやめるのならば、私が朱凜姫を娶ってもよろしいでしょうか?」
思いがけない第二皇子の提案から、”みそっかす姫”と呼ばれた朱凜の新しい物語が幕を開ける——折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-16 21:16:08
8949文字
会話率:32%
高校生になり初めての夏休み。
新しくできた友達との夏休みの遊びの約束に心弾ませていた七瀬 七夜。
しかし、突如七夜の頭上に降ってきた植木鉢が脳天に直撃し意識を失ってしまう。
しばらくして目が覚めるとそこは暗闇の世界。
目の前には鈍色に光る鎌
を片手にした少女。
少女は大天使・サリエルだと名乗り、死にゆく魂だった七夜を召喚したのだと語る。
七夜の体は小学生程に縮み現実味の無い出来事に夢なのだと感じ目覚めようとするが、自分の頬を殴っても一向に目覚めない。
そんな中、サリエルは七夜に言う。
「僕たちの行う『召喚』とは、ある種の救済だよ。死にゆく者達の。それよりも喜びなよ。消えゆく魂に選択の猶予が与えられたんだ。ここで何もせず消滅するのか、それとも消滅の先を進むのか」
サリエルの願いを叶えれば、自分の望む場所に魂を生還させると。
しかし、この世界での死亡は現実世界での死亡を意味すると。
楽しい夏休みを取り戻すため、七夜は命をかけた冒険を距て、彼女の願いを叶えるために召喚獣として使役される。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-14 19:17:44
15967文字
会話率:52%
D化学工業株式会社で研究開発技術社員が社屋から転落死した。警察は遺書の発見から自殺だと断定するが、社内で殺人事件ではないかという噂が聞こえてくる。総務部労務係門脇洋一郎が真相を追求すると、当日落雷があり、セキュリティーシステムがダウンした
ことが分かる。単なる自殺ではなさそうなのだが、それ以上のことは分からない。しばらくすると、遺書と同一の文章が、ある部長のノートパソコンから発見され、この部長に疑惑がもたれる。この部長は若くして取締役員入りが間近な有能な社員だったのだが、その疑惑のため、役員入りを阻まれる。疑惑は解明されることはなく、グレーな状態が続くと思われたが、ある日、次期社長と目されている専務取締役の女性社員との不倫動画が発見される。
そこから、コンピュータシステムを悪用した、社内人事がからむへ不正な工作が暴かれる。
「カクヨム」にも連載中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-07 11:16:54
177069文字
会話率:56%