男爵の娘ステラ・モーズリーは跳ねっ返りのお転婆である。
どれくらいお転婆かというと、フェンシングがあまりに得意なため五輪選手の候補に推薦されるくらい。
そんな彼女だが、幼い頃親戚の貴族が連れた執事に憧れ、いつか自分もあんな素敵な従僕を――
と果てぬ夢を見続けるような乙女な一面も持ち合わせていた。
結果、父リチャード・モーズリーがあてがった執事を眼鏡にかなわぬとことごとくクビにし続けており、リチャードとしてはそれが悩みの種であった。
そんなある日、リチャードが浜に打ち上げられていた記憶喪失の東洋人を拾い、無理矢理執事に仕立て上げてしまった。
ステラはしぶしぶ彼を受け入れるが、その胡散臭い男を拾った後、彼女の周辺できな臭い事件が巻き起こり始めたのである――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-04 09:13:53
101202文字
会話率:51%
1996年10月、外資系IT企業に勤めるエンジニア 高橋麻理子がメキシコに休暇に行く途中、トランジットのために立ち寄ったロサンゼルスのホテルで出会った背の高い東洋人、チャン・ソン。
韓国人の父、日本人の母を持ち、アメリカを拠点に自動車業界
のトップエンジニアとして世界を飛び回っている。
偶然の出会いに運命を感じた2人。ロサンゼルスで別れた後、麻理子に会いに何度も東京を訪れる誠実なチャンとの間に、深い愛情と信頼関係を築く。
忙しい2人は仕事の合間を縫って、アメリカ、東京、韓国、タイと、可能な時に可能な場所で時間を過ごす。お互いに一生のパートナーだと信じていたが。
2013年6月、チャンは癌のためにソウルで亡くなる。麻理子は彼の死を知らず、1年後にようやく韓国にいる彼の家族を探し当て、韓国利川の国立墓地で彼の遺影に向き合った。
16年間、愛された記憶を綴る。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-11 15:21:32
30836文字
会話率:48%
休日に海に来ていた俺はかっこいい東洋人の男が二人の女にナンパされている様子を目撃する。そいつに興味がわいて話しかけた俺は彼の意外な過去を知ることになる。
最終更新:2016-02-13 17:43:13
2931文字
会話率:37%
ある時代から世界に魔力が生まれた。
そのせいで全ての大陸の地形、名は失われるが人類は勿論、動物や植物なども徐々に適応していき、変化を辿っていった。
その結果、今まで存在を潜めていた異界人や天界人、その他の外界人が魔
力で溢れた地上に居心地を覚えて住み着き、人類と共存をし始めた。
だが、その外界人の世界にはいなかったのか、人類の──西洋人では無く、東洋人が、特有の絹のような肌、何色にも染まることのない美しい黒髪や黒目に見初められ、現在は絶滅危惧種とまで減少されてしまった。
ここまで減ってしまった理由は沢山あるが、最も多いのは外界人らと混じえてしまったせいで純粋な東洋人がいなくなってしまったからである。
そして旅人である少女──紅葉はその絶滅危惧種の人間だった。
そして彼女は途中で出会ったリュキールと共に旅を始め、先日訪れたこの国で行われる魔導士達の大会に参加する事にしたのであった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-09 17:05:21
8471文字
会話率:46%
東洋人が原因不明に激減した22世紀後半。
中でも東洋の島国――日本人の人口の激減は目を見張るものがあった。
原因不明の人口激減。終末論を騒ぎ立てられることも少なくない。調査に明け暮れた22世紀だったが全く成果はなく、23世紀という新時代に向
けて、まとまりのない政府が漸くまとまって日本に出した結論は『退化』であった。
「たかが2人、しかも1人は浮浪者だ。何を騒ぐ必要があるのやら」
大馬鹿者として名前だけ有名人になってしまった国守(くにもり)壱斗(いっと)は職にも就かず、転がり込んだ紬唄(つむぎうた)という甘味処で団子を貪り、瓦版を眺めてそうぼやいた。
紬唄は津賀家で切り盛りをしており、今のところ従業員は夫婦と2番目の娘のみ。
壱斗は従業員でもなんでもなく本当に転がり込んだだけだ。いや、一応名目上は用心棒だ。
毎日三食、客が残した団子やら商品に出せなくなった甘味をひたすら食べ、店の表で胡坐をかくだけ。
それは世に言う残飯処理だ。決して用心棒ではない。客たちは毎度毎度そう思いながら津賀家の大黒柱が丹精込めすぎて失敗したぜんざいを食べる壱斗を見守るのだ。
東洋人が原因不明に激減した22世紀後半。
中でも東洋の島国――日本人の人口の激減は目を見張るものがあった。
原因不明の人口激減。終末論を騒ぎ立てられることも少なくない。調査に明け暮れた22世紀だったが全く成果はなく、23世紀という新時代に向けて、まとまりのない政府が漸くまとまって日本に出した結論は『退化』であった。
便利すぎる位、進化した世界。退化を命じられた日本は江戸時代までの退化を行い、江戸国と呼ばれるようになった。
王政の江戸国。
五代目の王の犬になることを拒否した大馬鹿者は今日も居候先の甘味処で残飯処理をするのだ。
大馬鹿者がだんだん合法ロリの犬になっていく話です(大体あってる)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-05-14 11:56:48
724文字
会話率:0%
エクソシストが世にはびこる魔物を討伐する世界で東洋人の少女、リオとリオを取り巻くエクソシスト本部メンバーたちの物語が今始まる!!
アクションラブファンタジー開幕です!!!
最終更新:2015-04-05 22:00:00
87953文字
会話率:50%
かつての英雄エリック・ベルガーが失踪してから一週間。まことしやかに書かれている週刊誌の報道をよそに彼が訪れたのは有名な自殺スポットだった。一週間前、なぜか記憶喪失してしまった彼は周囲からの期待に押し潰され飛び下り自殺を図る。しかし目を開いた
瞬間に彼の目に飛び込んできたのは天国でも地獄でもない、異世界だった! ーこれはこれは、英雄様じゃないですか。なんでこんな物騒なトコに…?…まあいいや。とりあえず『ココに来た』理由は同じですね。ようこそ自殺願望委員会へ。ー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-04-03 15:21:29
4215文字
会話率:15%
今が遠く過ぎ去った未来。
医療用アンドロイドのナオトは一人の少年を拾う。義務感からその子を保護したアンドロイド。義務を嫌う少年。二人は地上へもどるため旅立つ。
最終更新:2014-08-24 11:27:32
8824文字
会話率:51%