残された方々の想いを綴ったお話です。
※「希望(のぞみ)」シリーズの5つ目の作品で完結編です。
※3.11 震災復興支援企画【スマイルジャパン2016】参加作品です。
最終更新:2016-03-29 20:00:00
200文字
会話率:0%
建国から400年以上もの年月を誇る『王国』は、建国からわずか100年程度の『帝国』から戦争を仕掛けられ、やがて敗北した。
『王国』の貴族の娘であるアリサ・フラングルは、『王国』の希望の象徴として首都陥落後も必死に戦い続けた。
だが戦いの最中
に捕らわれ、窮地に陥った彼女の前に現れたのは、異世界からやって来たいわゆる『ヤンキー』であった。
「神も悪魔もロクなもんじゃない」と言って憚らない、国勝将馬(くにかちしょうま)の人生を賭けた、異世界戦記の始まりであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-11-29 12:30:11
62353文字
会話率:18%
領土は広くはないが豊かな農地と強い兵を有するとある王国。
その城下町では兵士達による横暴が日々住人を悩ませていた。
数年前、王妃が病で命を落として以来、穏やかだった国王は変わった。
領民の暮らしよりも兵力を重視し、頻繁に隣国と戦争を繰
り返して領内は荒れた。
より強い兵士を求め、他国から流れてくる荒くれものも王国兵として登用し、兵士達の秩序は乱れ、町もまた秩序は乱れた。
城下町の住人たちは兵士に怯え、以前の穏やかだった日々を懐かしんだ。
最早誰もがあの頃には戻れないと諦めていた城下町に、いつしかある噂話が囁かれ始める。
悪い兵士によって町の誰かが涙を流すとき、仮面の騎士が現れ一瞬にして悪い兵士を打ち倒して救ってくれるのだと。
その黒衣を纏う騎士の正体を知る者は誰もいない。
いつしかその謎の騎士は「仮面の黒騎士」と呼ばれ、力なき人々を救う英雄として町の希望の象徴となっていった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-09-04 02:19:43
945文字
会話率:46%
ジャンル:ショートショート
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うだつのあがらない自分と
馬鹿にされてるような世界とを
隔てるドアを開ける日の話
※自サイト転載
最終更新:2015-01-20 20:00:00
1096文字
会話率:14%
全てのものに生まれた理由がある。そう考えるのは魔王マオル=ハルト=ルルスリアだった。彼は勇者リィナ=フィオル=ユースディアを、魔王と勇者、互いのカウンタートリガー(お互いの生まれた理由)だと考え、勇者に滅ぼされる運命を変えるために、歴代魔
王とは異なった行動をとることにする。
「――勇者リィナ、お前を俺の妻に迎えるっ!」
人と魔族の共生、その礎として希望の象徴と絶望の象徴を呈した勇者と魔王の夫婦を作ろうと画策したのだ。しかし、話はそう簡単にはいかず、勇者に魔王が試され続けるという、どこかおかしな生活が始まった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-12-05 10:26:09
8318文字
会話率:46%
大災害が起こっても、大事件が起こっても、桜は毎年変わらず花を咲かす。それは希望の象徴として捉えられるかも知れないけれど、きっとこの「ボク」みたいに捉える人もいることだろう。
ある日、綺麗に咲いた桜を見て、ふと思ったことを、綴ってみました。
最終更新:2014-04-06 20:35:33
353文字
会話率:0%