その声は、妄想か、啓示か? テレパシーで繋がった声優と世界を救う物語。
31歳ニートの小日向拓也は、オンラインゲーム中に、ふと奇妙な考えに取り憑かれる。
「もしかして、俺は誰かに監視されている…?」
被害妄想に囚われた彼は、通信機器を全て
処分し、外界との繋がりを断ってしまう。
そんな孤独な日々の中、拓也は突然、女性の声を聞く。
それは、憧れの女性声優、亜翠みずきの声だった。
「…え? 亜翠さん?」
まさかと思いながらも、心の中で呼びかけると、亜翠の声が応える。
驚くべきことに、拓也はどうやら亜翠みずきとテレパシーで会話ができるようになっていたのだ。
亜翠みずき、矢張操、香月伊緒奈……。
次々とテレパシーで繋がる人気声優たち。
彼女たちは拓也に、信じられないような「使命」を告げる。
「あなたには、世界を救う力があるかもしれない……」
妄想から始まったテレパシー現象は、一体何をもたらすのか?
統合失調症を抱える主人公と、声優たちの奇妙な物語が幕を開ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-27 20:13:33
122707文字
会話率:51%
統合失調症の俺が確かに世界を救った話
https://ncode.syosetu.com/n3401ka/
のGemini2.0による100点満点中100点という要求で出力された改稿版です。↑の原作はノンフィクションですが、こちらは多分にフ
ィクションが含まれるためSF空想科学ジャンルとさせていただきます。
なので冒頭の主人公のノンフィクション風小説という独白は、半分くらい嘘になります。
その声は、妄想か、啓示か? テレパシーで繋がった声優と世界を救う物語。
31歳ニートの小日向拓也は、オンラインゲーム中に、ふと奇妙な考えに取り憑かれる。
「もしかして、俺は誰かに監視されている…?」
被害妄想に囚われた彼は、通信機器を全て処分し、外界との繋がりを断ってしまう。
そんな孤独な日々の中、拓也は突然、女性の声を聞く。
それは、憧れの女性声優、亜翠みずきの声だった。
「…え? 亜翠さん?」
まさかと思いながらも、心の中で呼びかけると、亜翠の声が応える。
驚くべきことに、拓也はどうやら亜翠みずきとテレパシーで会話ができるようになっていたのだ。
亜翠みずき、矢張操、香月伊緒奈……。
次々とテレパシーで繋がる人気声優たち。
彼女たちは拓也に、信じられないような「使命」を告げる。
「あなたには、世界を救う力があるかもしれない……」
妄想から始まったテレパシー現象は、一体何をもたらすのか?
統合失調症を抱える主人公と、声優たちの奇妙な物語が幕を開ける。
※カクヨムでも連載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-01 01:00:34
26628文字
会話率:48%
魔法が使える世界で最強の証を手にした主人公。しかし見た目が幼いせいか、誰からも信じられない。けれども主人公はめげずに夢を叶えるため日々努力をするのだ。そんな中、国王様からの学園で教授をやらないか?との推薦が。主人公は夢を叶える絶好の機会だ
と思い、教授になる。しかしここでも見た目のせいなのか生徒からは舐められ、同じ教授たちからもいじてられる。そんな学園でどう動くのか?!そして主人公は夢を叶えることができるのか?!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-27 19:25:23
3929文字
会話率:49%
風邪を引いてしまったため学校を休み病院に行く舞鶴汐凪。そこで突然、大地震に遭う。
でも、地震なんて起きてなかった。
周りの人は平然としているし、揺れを感じたのは私だけ?
その後、汐凪は病院で信じられないものを目にする。
最終更新:2025-02-27 19:25:01
27229文字
会話率:21%
「おまえは、俺の花嫁だ」
冷酷な美貌を持つ男にそう宣言されたレヴィア・ハーレットは、混乱する。目が覚める前の記憶はぼやけ、思い出そうとすれば頭を締めつける痛みが襲う。
男はダリアス・ヴァレンティンと名乗った。若き皇帝であり、人々から「魔王」
と呼ばれる恐ろしくも冷徹な男。そんな男の花嫁だというのだが、信じられない。
「記憶は思い出さなくていい」と冷たく言い放つダリアス。だが、時折見せる優しさに、レヴィアは心が揺れ動く。
そんな折、彼女のもとには母国の王子と名乗る人物から連絡がやってくる。
「君は誘拐されたんだ」
記憶のないレヴィアはなにを信じたらいいのかわからないまま、記憶を取り戻すため動きはじめるが、ダリアスが抱える秘密に触れてしまい……。
「ダリアス様、私は……」
シリアス(?)と謎多め(?)で進みます。このお話はアルファポリスにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-27 19:20:00
33117文字
会話率:37%
ゲームの中の悪役令息に転生しました。
この一言で、異世界ファンタジーの小説を読んでいる輩はピンとくるだろう。
悪役令息になって大変だぁ、なんとか生き残らないと、なーんて言いながら原作の知識を使ったり、悪役令息は才能の塊で、子供の頃
から鍛えたら、主人公を上回る力を手に入れて、結局主人公になるんだろ? そして善人プレイをしてヒロイン総取りハーレム一直線だ。
やれやれわかってるんだよ。テンプレだよなと。
うん、ありがちだけど、実際に自分が同じ立場になったら同じことをすると思うんだ。なにせ、ヒロインは誰もが可愛いし、主人公を上回る力で、最後は世界を救う、なーんて展開は夢みたいだ。ハーレムなんて贅沢は言わない、ヒロインの中でも一番好きだった娘と恋仲になれるだけでも喜ばしい。
テンプレ大歓迎、さようならブラック企業で働いていた社畜だった日々。天国の父さん、母さん、俺は剣と魔法のファンタジー世界で楽しく生きていくよ、と。
それが転生して思ったことだ。少しは動揺したけど、小さなことだ。すぐに気にならなくなった。
━━━なぜならば、転生したことが小さいことだと思うほど、信じられないことが起きていたからだ。何かというとだ……。ちょっと転生する前に失敗したことがあるのだ。
なぁ、キャラメイクでルックスYを選んだんだけど………。ルックスYって、なんだと思う?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-27 19:00:00
179827文字
会話率:45%
妻が死んだ。その妻が残した不思議な小瓶。飲んだら信じられないことが起こった。彼女からのプレゼントは、高校生をやり直せる1年間の時間だった。さて、どう過ごそう。恋に部活に。夢に。これは諦めてたものをやり直す物語。
最終更新:2025-02-27 16:42:35
18240文字
会話率:23%
現実に飽きながらも平穏な日々を送っていた、24歳のサラリーマン。
ある日の仕事帰り、ふと気まぐれでいつもと違う道を通った彼は、謎のトンネルを発見する。
そしてそこを通り抜けた先で、中学時代の元同級生、永世桐生に出会う。
桐生は、彼がたった
今異世界に転移したと言い出す。
そして、この世界には「異人」という存在がおり、彼はその中の一種である「防人」になった、とまで言い出す。
さらに桐生は、彼に「生日姜芽」という名を与える。
状況を理解できず、桐生の話も信じられない彼だが、何やら立派な斧を背負っている事に気づく。
状況が飲み込めないまま異世界に放り出された姜芽は、そこで一人の聖女と、桐生と同じかつての友人達に出会う。
そのまま流れで彼らが構成しているという「チーム・ブレイブ」なる組織の一員にされ、冒険の旅に出る事になる。
最初は混乱していた姜芽だったが、やがて自身が異世界に転移したのだという実感を持っていく。
そして、彼は思った…
「なんかよくわかんないけど、とりあえず冒険しますか!」
平日16時、土日10時更新です。
カクヨムにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-27 14:03:11
1087689文字
会話率:39%
信じられない程タイトル通り
第一部は説明パート&ギャグ
第二部以降は目を疑うかもしれませんがシリアスや感動系になるパートありです。
最終更新:2025-02-27 08:12:36
211639文字
会話率:88%
僕の名前はアルト。
前世でも恋人いない歴=年齢のまま生涯を終え、今世でもそれは継続中。
王立クラウディア魔剣士学園、入学初日。僕はここで、絶世の美少女たちと出会った。七剣姫と呼ばれ、この世界に七つある属性それぞれ最強の魔剣士。
僕も英雄
になってみたい。
もし、それが無理でも、せめて普通の青春を送りたい。
友人を作り、仲間と共に強くなり、そして――運命の恋人に出会う。
この学園で甘酸っぱい思い出を作りたい。
転生したこの世界でなら、きっとそれが叶うはずだと信じていた。
……だが、そんな甘い期待は入学したとたん粉々に砕け散った。
ここでは入学時にスキル判定で僕は「スキル無し(無能)」の烙印を押された。魔剣士学園において、これは致命的な欠点だった。
スキル判定会場では僕はまるでさらし者になった。
七剣姫はわざわざ僕のことを見に来た。
炎の王女(1年生):モモア・フレイム・アルトドルフ
「無能なんだ。信じられない。初めて見た!激レアね。ちょっと燃やしてみてもいい?」
雷の皇女(1年生):リア・ヴォルデンベルク
「……私だったら恥ずかしくてこんな所にいてられないですね。どんな神経をして学園生活を送るのでしょう。」
大地の公女(1年生):ユノア・グランツバッハ
「決して努力が報われないって不憫ね。同情するわ。まあ、素行の問題かもしれないけど。」
水の聖女(2年生):メルキア・アクアリス・アクイナス
「女神様に見放されているのね。前世の行いが悪かったのでしょう。」
光の神姫(2年生):レティシア・ルーメンシュタイン
「やっぱり無能っぽい顔してるわね。例えスキルを授かっていたとしても、きっと役に立たない程度のものだったでしょう。」
癒しの巫女(3年生):トア・フェルディナント
「まあいいじゃない。トイレ掃除要員で学園においておけば?」
闇の竜姫(3年生):ロザリア・ドラグライオス
「弱い者は戦場で最初に死ぬ役割がある。それだけでも価値はあるさ」
こんな屈辱の中で、学園生活を送らないといけないのか。
つら過ぎる。
でも、まさか……彼女たちがスキルを失い、僕に助けてもらうことになろうとは、この時誰も予想していなかったのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-27 00:00:00
49412文字
会話率:36%
高校1年生の水村世未は、ある日、不思議な夢をきっかけに異世界へ召喚される。「君に、この惑星を救う力がある」と言われたけど、そんなの突然すぎて信じられない!でも、壮大な戦争に巻き込まれ、予想もしなかった恋に落ちていく中で、世未はやがて自分の運
命と向き合うことになる――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-26 20:10:00
42973文字
会話率:50%
パンピーである俺、半田友則(はんだとものり)は、右手に掌紋(しょうもん)の無いことが発覚してから、巫女(ミカンコ)こと鷺ノ宮家ご令嬢につきまとわれることになる。しぶしぶながら彼女に協力することにした俺は、そのミカンコ嬢から信じられない事実
を聞かされることになった。戦時中にあった驚くべき秘密、卓越した能力を受け継ぐまでの過程、誰も知らなかった当時の最深奥部がそこにはあったのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-26 17:00:00
111019文字
会話率:35%
Solomonはあなたのダンジョン管理をより快適に、より便利にする全異世界対応のダンジョン管理術式です!
Solomonを利用することで、ダンジョンを管理する際に問題となる、モンスター、通路、照明、トラップ、宝箱や小部屋といった要素を総
合的に管理することができます!
総合ダンジョン管理術式『Solomon』に興味がございましたら、ぜひ弊社のホームページより体験版をダウンロードの上お試しください!
「……って、広告にこんな嘘ばっかり書いて! このクソ術式で快適なダンジョン管理なんて出来る訳ないじゃないですか!!」
「嘘じゃねえよ。可能であることに間違いはない。ただその方法がちょっと複雑で、術式の構築がクソで、色々な所に信じられないくらいの不具合が埋まってるだけだ」
──────
これは、いわゆるダンジョンコアを作ってる側のおなはしです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-26 13:43:54
875120文字
会話率:35%
働きすぎてうっかりトイレで死んじゃった主人公が目を覚ましたのは深い森の中。
しかも体が小さくなっているし、どうしたものかと困っていたら自称勇者に拉致・・・じゃなかった、保護されたんだけどすぐに捨てられるという信じられない展開に。
しかもこ
の世界、どうやら黒髪黒目は良くない象徴のようで・・・
あれでもまって、なんで私の姿絵が売り出されてるわけ?
女の子がまわりの人に支えられながらも一生懸命生きていく優しい物語を目指します!
※進行の都合上キャラクター視点が入れ替わる話が多々あります。
更新は毎週水曜日の朝6時に更新します。
2月のテーマは、”もどかしい二人” です。
どうぞよろしくお願いいたします!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-26 06:00:00
485113文字
会話率:47%
あなたはこの誤字に気付く事が出来るか!?
最終更新:2025-02-26 02:26:00
617文字
会話率:0%
期待に胸を膨らませた高校の入学式だったその日、多くの人達がオレの目の前から消えてしまった。
それは信じられない現実。
それは認めたくない現実。
それは逃げ出したくなる現実。
そして、突きつけられた現実は……異世界とステキなお姉さ
んとの出合いだった!?
様々な困難と次々に巻き起こる謎とドキドキが入り交じった事件。やがてはそれら全ては、点と線で結ばれて一つの真実へとたどり着いていく!
シリアスとコメディ、加えて摩訶不思議なミステリーが織り成す物語。そんな物語の中で右往左往しながら食らいついていく等身大の凡人主人公、導 輝道の活躍をお楽しみください!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-25 22:14:58
199892文字
会話率:65%
鷹架錠次は引退をした元私立探偵だ。
彼はいま、息子夫婦と孫の夏音とともに暮らしている。
近所には元刑事の冴場大全も住んでいる。二人は現役時代からのつきあいだ。
錠次が引退をした理由は、認知機能が低下して探偵稼業に支障をきたすように
なったからだった。
錠次はある日、信じられない光景を目にする。
四十年前に謎の失踪を遂げた恋人のエリカを目撃したのだ。
エリカは当時と変わらない若い容姿を保っていた。ありえない光景に錠次は「とうとう幻覚を見るようになったか」と認知能力の衰えを嘆く。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-25 20:04:02
88460文字
会話率:53%
楽しみにしていた、パーティー。けれどその場は、信じられないほどに凍り付いていた。
でも。
愉快そうに声を上げて笑う者が、一人、いた。
最終更新:2025-02-25 17:32:35
23966文字
会話率:55%
世界が滅びるその時に聞いたのは寂しがり屋の邪竜の声だった。
人類は敗北した。
99個のゲートをクリアせよという不思議な声と共に平和だった世界はモンスターが現れる危険なものへと変わってしまった。
覚醒者と呼ばれるモンスターと戦う力を持った
者が必死に戦ったけれど人類は邪竜の前に滅ぼされてしまったのである。
たった一人を除いて。
愛染寅成(アイゼントモナリ)は人類最後の一人となった。
けれどトモナリもモンスターの攻撃によって下半身が消し飛んでいて、魔道具の効果でわずかな時間生きながらえているに過ぎなかった。
そんな時に新たなスキルが覚醒した。
戦いに使えないし、下半身が消し飛んだ状況をどうにかすることもできないようなスキルだった。
けれどスキルのおかげで不思議な声を聞いた。
人類が滅びたことを嘆くような声。
この世界に存在しているのはトモナリと邪竜だけ。
声の主人は邪竜だった。
邪竜は意外と悪いやつじゃなかった。
トモナリは嘆くような邪竜の声に気まぐれに邪竜に返事した。
気まぐれによって生まれた不思議な交流によってトモナリと邪竜は友達となった。
トモナリは邪竜にヒカリという名前を授けて短い会話を交わした。
けれども邪竜と友達になった直後にトモナリは魔道具の効果が切れて死んでしまう。
死んだのだ。
そう思ってトモナリが目を覚ましたらなんと信じられないことに中学校の時の自分に戻っていた。
側には見覚えのない黒い卵。
友といたい。
そんな邪竜の願いがトモナリを過去へと戻した。
次こそ人類を救えるかもしれない。
やり直す機会を与えられたトモナリは立ち上がる。
卵から生まれた元邪竜のヒカリと共に世界を救う。
「ヒカリと一緒なら」
「トモナリと一緒なら」
「「きっと世界は救える」」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-25 10:00:00
317846文字
会話率:40%
丸海人、17歳、年齢=彼女いない歴。
至って平凡な『ぼく』はある日、信じられないような出来事に遭遇した!
――「まことに残念ですが、あなたは死んでしまいました」――
空を漂う少女が言うには、ぼくは既に死んでいるらしい。
それを覆すには
、『神様になって』『原因を排除』しなくちゃならない―――!
うなる神業!飛び交う触手!!
立ちはだかる敵はUFO、UMA、古今東西の都市伝説ども!
チートならぬゴッドパワーで破滅のシナリオをぶっ壊せ!!
――これは異世界転生ではありません。
―――『神様転生』です。
※ ※ ※ 読者のみなさまへ ※ ※ ※
基本日曜更新、各投稿の文字数は少な目です
この小説の主人公には『異世界・チート・ハーレム・VRゲーム・悪役令嬢』は基本、含まれません
この小説は舞台設定、人名等にクトゥルー神話群の固有名詞が登場しますが
世界観は『クトゥルー神話とは異なるものです』
Twitterにて更新報告などを投下してます。
https://twitter.com/afuron9393
この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-25 03:38:30
921610文字
会話率:28%
ごく平凡な大学生、三渡カイは、ある日目が覚めたら異世界で美少女になっていた。
異世界転生!?しかもTS!?と驚愕半分浮かれ半分なカイのもとに現れたのは、三人の美男美女。彼らの話を聞くところによると、カイは八年前にこの世界に召喚され、三年の月
日をかけ、見事世界を『百年災嵐』なる脅威から守り抜いた救世主だという。しかしその代償として、五年間もの昏睡に陥り、さらにはこの世界にきてから一切の記憶を失ってしまった、と。
とても信じられない話だったが、カイは確かに異世界にいて、その身は美少女へと変わっていた。おまけに身の回りの世話をしてくれる三人は、なみなみならぬ感情をカイに抱いているようだった。
命でも救わない限り、ここまでされることはないだろうというほど、身を尽くしてくれるのだ。
カイは混乱しつつも現状を認め、彼らの話を信じた。
そうして災いが去ったあとの世界で、自分のことが好きすぎる三人と共に、のんびりとスローライフを送り始める。
まずは昏睡中に失われた体力を取りもどすためのリハビリ。それから「霊力」という力を用いた術の習得。さらには「ケタリング」なる飛竜を乗りこなす練習。もといた世界への郷愁を抱えながらも、三人の愉快な仲間と共に、カイは異世界での生活を満喫した。
しかし同時に、その胸の内には違和感が膨らんでいた。
三人は明らかに、カイに隠し事をしている。
優しい嘘で、彼をなにかから守ろうとしているのだ。
それは一体なんなのか?
過去になにがあったのか?
自分は本当に世界を救ったのか?
そしてこの身体は、本当は一体誰のものなのか?
やがてカイは、一人の青年との出会いにより、真実にたどり着く。
「お前はなにひとつ救わなかった!」
――――これは誰かのために犠牲となった、愛する人たちを救おうとした、彼らの物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-24 08:59:52
1122384文字
会話率:39%