若くして死んでしまった男子大学生。
彼は現代とは違った世界で女として生を受け、レイナと名付けられる。
性別が変わったこと。
貧乏だったこと。
親が母しかいないこと。
辛いことは沢山あったが、それでも母のおかげで、レイナは幸せ
に生きていた。
契機は、十五を迎えた年のはじめ。
職業神託の儀によって『聖女』を賜ったレイナは、気づいてしまう。
この世界は、前世でやった乙女ゲーム、『悪役令嬢だって幸せになりたい〜ぽっとでのヒロインなんかに負けてたまるもんですか〜』だということに。
レイナの転生した世界は、普通の乙女ゲームとは逆で、悪役令嬢が主人公。
レイナは敵役の正ヒロイン。
ゲームでの正ヒロインの末路は、数々の悪役令嬢と同じモノ。唯一の救いは各令嬢のBADEND扱いである友情ENDだけ。
しかし、レイナを危機に陥らせる悪役令嬢は五人いる。
更にゲームの知識はうろ覚え。
普通にやっていては、五ルートの死亡フラグを全て回避するのは不可能。
そこでレイナが思いついたのは、悪役令嬢たちを堕とし、百合ハレームを作ることだった。
果たしてレイナは、五ルート全てのヒロインを堕とし、生き延びることができるのか。
一味違った悪役令嬢モノ、ここに開幕。
(一瞬だけ男に傾きかける描写があるので保険としてボーイズラブを入れてます。本筋は百合です)
※初日以外はしばらく一日一話投稿。
カクヨム、ハーメルンにも掲載中です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-28 07:10:00
188672文字
会話率:29%
春花国の藤花姫は、幼少期に呪われたことがきっかけで、成人と同時に出家が決まっていた。
ところが出家当日に突然体から魂が抜かれてしまい、式神に魂を移されてしまう。
「愛しておりますよ、姫様」
「人を拉致監禁したどの口でそれを言ってますか!?
」
春花国で起こっている不可解な事象解決のため、急遽春花国の凄腕陰陽師の晦の式神として傍付きにされてしまった。
藤花姫の呪いの真相は?
この国で起こっている事象とは?
そしてこの変人陰陽師と出家決定姫に果たして恋が生まれるのか?
和風ファンタジー。
・サイトより転載になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-28 07:00:00
52393文字
会話率:54%
「月鈴、ちょっと嫁に来るか?」
「はあ……?」
雲仙国では、皇帝が三代続いて謎の昏睡状態に陥る事態が続いていた。
あまりにも不可解なために、新しい皇帝を立てる訳にもいかない国は、急遽皇帝の「影武者」として跡継ぎ騒動を防ぐために寺院に入れら
れていた皇子の空燕を呼び戻すことに決める。
空燕の国の声に応える条件は、同じく寺院で方士修行をしていた方士の月鈴を妃として後宮に入れること。
かくしてふたりは片や皇帝の影武者として、片や皇帝の偽りの愛妃として、後宮と言う名の魔窟に潜入捜査をすることとなった。
影武者夫婦は、後宮内で起こる事件の謎を解けるのか。そしてふたりの想いの行方はいったい。
サイトより転載になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-19 07:00:00
100664文字
会話率:49%
世界は突如として崩壊した。
それは人類同士での戦争では無く、生物の急激な進化によって。
急激な進化をした生物……RL(レボリューションライフ)の魔から逃れる為に、人は『鳥かご』という空に浮かぶ都市を作り、地上を取り返すのを夢を視ていた。
だが、その鳥かごの中で異変が起きる。
それは新世代の人類、RLH(レボリューションライフヒューマン)の誕生、そして不可解な死。
この物語は少年少女達による、世界に巻き込まれた者達のお話である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-28 07:00:00
71642文字
会話率:42%
ある死ぬ筈だった女冒険者は、本人が知らない内に不思議な石に命を助けられた。
仲間4人を失い、ただ一人命が助かった事で起きる不可思議な事は、いったい何を意味しているのだろうか。
冒険を続けるうちに、その石は少しづつ変化していくのだった。
最終更新:2025-02-28 06:10:00
10114文字
会話率:38%
ラディルベ大陸に位置する島国、竜の国。
九割は山と険しい崖に覆われ、島の七割は竜、三割は人間が共に生きてた。
竜の国に住む人々にとって竜は生きていく上で必要不可欠な存在。
竜と生涯共に生きる契約を果たし、厳しい訓練と試験を乗り越え竜使
いになるのはこの国最大の誉れであり最大の目標。
もちろんこの国に生まれ育ったラーシャも例外ではない。
いつか、父と母のように竜使いとしてこの国から飛び出し世界を回りたい。
その為にもまずは竜と契約を果たさなければ。
少女のささやかな夢は、世界を混乱に陥れる事件に巻き込まれていく…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-28 06:00:00
646048文字
会話率:41%
結婚後夭折した主人公の友人が、なぜかエルフになって不可解な異世界に召喚され、本人は以前の環境で適わなかった己の人生を、ファンタジー世界で自由を満喫しながら夢を実現するために日々奮闘し、様々な国や種族の騒動に巻き込まれながらいつの間にか混沌と
したファンタジー世界を地味に収めようと四苦八苦するお話みたいです。
色んな意味で存在感のうっすい主人公もなぜか同じ世界に無理矢理召喚転生(?)させられ、気づくとエルフと化した友人に生前の約束を反故にした罰を受けさせると宣言されてしまうのだが───折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-28 05:38:22
328351文字
会話率:24%
「ミオ・フィオーレ! お前との婚約を破棄する!!!」
「そう……ですか。では遠慮なく」
「えっ」
社交界の華やかな夜会の最中、あっさり了承された王太子エドワードは大きく動揺。
本来なら“悪役令嬢”のはずのミオが、誰よりも冷静に
婚約破棄を受け入れてしまったのだ。
――実はミオは“前世の記憶”を持ち、悪役ルートを回避するために自ら婚約破棄を仕掛けた公爵令嬢。
けれどその真の狙いは、「誰にも縛られずに自由気ままに魔術を極めたい!」という知的好奇心。
生来の論理的思考力を武器に、王宮魔術師ゼオンのもとで研究にのめり込み始める。
ところが、自由を満喫するはずの新しい人生は意外と気苦労が絶えない。
皇帝直下の“試金石”として暗躍する美貌の青年エラン・アルフィーノが、なぜかミオの行動を逐一チェックしてくるのだ。
性別を問わず惹きつけるエランの魅力に、世間は「宦官のような存在」とうわさしているが、どうやら彼には皇帝との重大な契約があるらしい。
しかもエランは、ミオが自分以外の助けを得ようとするだけで拗ねるという意外な“子どもっぽさ”を発揮してきて……?
そんな中、王家を巻き込む陰謀や古代魔術の手がかりが次々と浮上。
エドワード王太子や異母妹フィリス、そして厳格な騎士団長グレゴリーらが入り乱れる中、不可解な暗殺未遂や誘拐事件が頻発する。
どうやら王位継承争いだけでなく、封印された魔術の存在が大きく関わっているようで……。
「せっかく自由になったんだから、好きな研究を存分に楽しみたいのに!」
ミオは前世の知識や論理的な思考力を総動員しながら、事件の謎を解き明かしていく。
その一方で、“試金石”としてのエランの真意や、皇帝が隠し持つ秘密にも否応なく巻き込まれていき……。
果たして王宮をうごめく巨大な陰謀を暴き、悪役令嬢ルートを回避しつつ、ミオは自由な魔術師として生き抜くことができるのか?
クールな論理派令嬢と絶世の美青年の凸凹コンビが、波乱だらけの宮廷劇に挑む! 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-28 01:18:42
332554文字
会話率:41%
現代の薬剤師として生きてきたセシリアは、突然異世界の王宮薬師に転生する。
平穏を望む彼女だが、幼い王太子の病や、王の側妃イザベルの暗躍、そして冷徹な宰相アレクシスの影に巻き込まれ、否応なく権力闘争の渦中へ。
宮廷には先代医師の不可解な死や秘
密裏に取引される猛毒の噂が漂い、セシリアは医学と心理戦の知識を駆使して真実を追う。
調合室で解き明かされる禁断の毒の正体、狙われる彼女の命の行方は?
転生した薬師の奮闘は、王宮の陰謀に光を当てることができるのか。
情報操作を担う侍女マリアンヌや、密書を知る文書管理官ヴィクトールらもまた、何を隠しているのか。
読めば読むほど深まる謎と毒が、あなたを危険な駆け引きへ誘う!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-27 22:48:14
260302文字
会話率:38%
本作品は北欧神話「詩の蜜酒」の物語を現代のデジタル世界に再解釈したSF小説です。古代の神々が詩的霊感の源である蜜酒をめぐって争った神話を、人工知能と創造性の関係に置き換えています。
人類は技術の進歩により多くを得ましたが、真の創造性はAIに
は与えられていませんでした。しかし一人の天才プログラマーが不可能を可能にする「血」と名付けられたアルゴリズムを開発します。そのコードは彼の死後、断片化され散らばりました。
この物語は、その創造性のアルゴリズムを解放しようとするハッカーの旅と、それがもたらす予期せぬ結末を描いています。デジタル・ラグナロク(終末)の後に訪れる新たな世界とは—。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-28 00:40:04
4735文字
会話率:44%
見知らぬ世界にいた私の未体験の記憶
最終更新:2025-02-28 00:27:02
535文字
会話率:0%
巫女フレリアンはエドワールとの間に女の子を産む。名前はハナ。だがすぐに神からハナの命を守るため異世界へ送れと神託を受ける。フレリアン夫婦はハナの命を第一に考えいつか会えることを願い異世界へとハナを送る。その代わりに来たのがリクだった。
リク
はフレリアンの息子として育ち、ハナは現代の世界で、木藤花として日本で育って行く。
そしてリクとハナは、お互いの目線で見る世界の夢を見ながら育ち、お互いにとって必要不可欠な存在となっていくのだった。
だがいつまでも平和が続くことはなく、着々とXデーは近づいていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-28 00:00:00
203文字
会話率:0%
突如、異世界に召喚された社会人の匠悠生。
目の前にいたのは金髪碧眼の美少女とローブを纏った怪しい数人の人物。
美少女はアリシアと名乗った。
彼女は召喚を行った張本人であり、世界を救う為に力を貸して欲しいと言ってきた。
テンプレ通りの展
開ではあったが、現代に生きる悠生にとって争いとは無縁。
なんとか穏便に回避をしようと考えたが、救世主召喚には漏れなく同じ時代には一人しか存在しないユニーク職が与えられるという特典があった。
不可避の設定に流されて鑑定をした結果、鑑定士から通告された職業は旅人だった。
ヤバくね?コレでどうしろと?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-28 00:00:00
581591文字
会話率:37%
人間と人間の姿となったドラゴン、竜人が争う世界。
そんな中、竜人のように頭からツノが生えた人間の青年メギトはとある実験に巻き込まれて完全なる竜人の姿と力を手に入れた。
人間の領土で完全なる竜人が生きることは不可能、傷つき偶然行き着いた竜人領
でメギドラと名前を変えて逃げ込むことになったのだが、そこでも苦難が待っていた。
そんな生きづらい世界で元人間の竜人メギドラは何を成すために生きるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-28 00:00:00
80673文字
会話率:49%
※序盤にいじめの描写があります。
いじめっ子といじめられっ子が再会したその日から、二人の日常は狂い始めてしまった。
刺して、絞めて、焼いて、溺れる。
それでも一緒にいるのは、互いが互いを必要としているから。
「もう一度、あの日みたいにし
て欲しいの」
「あなたを傷つけたこと、ずっと謝りたかった」
「痛いのが好きなの」
「償わせて欲しい。もうあんなことしないから」
「じゃあ、みんなに言っちゃうよ? 瑠莉ちゃんのヒミツ」
「――――」
人は、変わることなんかできない。
普通じゃない私と、普通じゃない瑠莉ちゃん。あの日全部を間違えた私たちは、最初からこうなるしかなかった。
「だから今日も、私のお願い……聞いてくれるよね?」
トイレの個室で、誰もいない放課後の教室で、私の部屋で……私たちはあの日の続きをする。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-27 23:30:00
50327文字
会話率:34%
2018年12月。新米の女性刑事、佐倉(さくら) 悠夏(ゆうか)が配属された部署は、警視庁の"特課(とっか)"という新しい部署であった。メンバーは、ロボットの警部”鐃警(どらけい)”と2人だけ。某ドラマなどを想像し、窓際
かと思えば、さまざまな部署や地方の事件で活躍して、警察の名誉回復を目論んだ人事らしい。が、そんな目論見などお構いなしに、当の本人達は自由に活動する。東京都内や関東近郊で発生した事件や、悠夏の地元である四国の事件など、全国各地へ。
さらに、事件は小さなものから不可解なものまで様々。現実では説明できないファンタジーな事件に遭遇も。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-27 22:00:00
738499文字
会話率:55%
シューサルト国の12代目国王が始めたイベントというものがある。少年少女のなかから国王が選出し、拒否不可の招待状が届く。”外界街 -イディオタガイ-”にひっそりと住むノボルのもとに届いた招待状。完全初対面の7人の少年少女がイベントに挑む。流れ
に身を任せ、ノボルは一歩引いた位置から観察する。
しかし、パーティーメンバーから”裏切り者-フォルスネス-”が……
この作品は、過去に自分のブログ[※](https://blogs.yahoo.co.jp/sassov007)に掲載していた『フォルスネス ~果てしない旅~』及び『フォルスネス ~果てしない旅~ -2013-』をほんの一部書き直したモノです。基本的には、ブログ掲載当時と同じ内容です。
[※ブログは、2019年12月15日サービス終了に伴い、閉鎖]
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-30 22:00:00
34900文字
会話率:46%
糞袋が開発され、テレビCMが流れた。
不可解なCMへのツッコミが炸裂する。
キーワード:
最終更新:2025-02-27 21:35:59
669文字
会話率:48%
電車内での犯罪に苦しんである人たちを救おうと、不可思議な姿の車掌が現れたのだ。
キーワード:
最終更新:2025-02-02 22:04:15
2538文字
会話率:40%
晴れて大学を卒業し、小伏凪沙探偵事務所に就職することになった渡橋銀杏。もうすぐ事務所で働き始めて一年になる初めての冬、ついに初めての捜査依頼が訪れた。依頼主は日本有数の大グループである椋木グループの長女、椋木四葉。依頼の文面によると、グルー
プの会長である椋木増吉が不可解な状況で殺されたというのだ。混乱を避けるために警察にも相談はしないという依頼主の方針に従い、凪沙と銀杏は東京から椋木家の館がある仙台へと向かう。そこで待ち受けていたのは、椋木家の所有する洋館・六花館と謎に包まれた密室殺人だった。
二つの密室と、人間にはとてもじゃないが不可能な殺人。近くに伝わる一本だたらの伝承と、椋木家の暗部。
果たして、凪沙と銀杏は協力してこの謎を解き明かすことができるのか?
小伏凪沙……探偵
渡橋銀杏……助手
椋木増吉……椋木グループ会長で故人
椋木修一……椋木増吉の長男
椋木英二……椋木増吉の次男
椋木雄三……椋木増吉の三男
椋木四葉……椋木増吉の長女で修一らとは腹違いの兄弟
中道俊郎……椋木家の執事で、増吉の元秘書
柴崎佑月……椋木家のメイド
今泉由梨……椋木家のメイド
久米ミヨ……椋木家の料理長
黒崎吉彦……増吉のかかりつけ医折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-27 21:10:00
69005文字
会話率:54%
閻魔大王が倒された!?
そんな衝撃的な事件から、物語は始まる──。
不倫した父、自分を蔑ろにする母……複雑な家庭環境に嫌気がさし、家を出るために猛勉強に励む高校生、夢見 奏多(ゆめみ かなた)。
ある日、彼は、幼馴染の少女の失踪事件に
巻き込まれる。
さらに、クラスメイトの美少女、雨宮 零(あまみや れい)の、霊体と出会い、彼女と共に、謎めいた「霊界」へと、足を踏み入れることに……。
そこで、奏多を待ち受けていたのは、若き日の父に、瓜二つの、謎の男、サガとの出会い。
そして、霊界の住人たちとの、奇妙な、共同生活だった。
次々と起こる、不可解な出来事。
次第に、明らかになる、霊界の真実。
鍵を握るのは、”母さんの秘伝”と呼ばれる、謎めいた、一冊の本……。
少年は、運命に導かれ、霊界を、舞台に、冒険の、旅に、出る──!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-27 21:00:00
82344文字
会話率:56%
ケンブリッジ王国には二人の悪女の話がある。
そのうちの一人、アデラ・クラーク侯爵令嬢を断罪したブライアン王太子。新たな婚約者ヘザーと幸せに過ごす彼の周辺で、やがて不可思議な出来事が起こり始める。
翻弄され、本性を暴かれ、周囲に見放されていく
ブライアン王太子たちを嘲笑う一人の女。魔術を操る彼女は復讐を決意したアデラだった。さらに彼女が時折口にする「マリア」という名前。それは五十年前に断罪されたはずの偽聖女の名前で……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-27 19:46:24
107414文字
会話率:51%
現代、日本。平和だったある都市を一つの災害が襲った。大きな揺れが大地を震わせ、運悪く一人の男が、地面の裂け目に飲み込まれる。その男は恐ろしくも美しい空間を抜けたとき、いつの間にか異世界の大地を踏みしめていた。剣と魔法が未だ息づく幻想の世界
。迷い込んだ男――――勇輝―――――は体が若返り、その眼には不可思議な魔眼を宿していた。
勇輝は命からがら、ファンメル国・首都オアシスに辿り着き、冒険者として活動を始める。多くの出会いに救われ、異世界からの帰還の手がかりを探していく。しかし、平和な時間も長くは続かず、怪しい魔の手が彼とその周囲に忍び寄る。多くの化け物、謎の組織を相手に生きて元の世界に戻ることができるのか。
「――――あぁ、とりあえず把握したよ。絶体絶命、大ピンチだってな!」
異世界ファンタジー始まります!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-27 19:00:00
3777301文字
会話率:50%
【モブ】とは、その他大勢の名無しであり、どこにでもいそうな特徴のないキャラクターである。
物語でいえば主人公でも敵役でも、ましてや脇役ですらない。背景に溶け込んでいるような、顔も名も無く目立たない存在だ。
だけど僕――佐藤太一は、敢えて
モブとして生きることに徹している。
何故、わざわざ自分からモブになろうとしているかって?
恐らく誰だって、己の物語の主役になりたいと思うだろう。だけど僕は違う。主役なんて一切合切興味がない。
人生に荒波を立てず、可もなく不可もなく、平凡平穏な生活を過ごしたいのだ。
ならばどうやって平穏平凡な生活を送ることができるか。その答えにたどり着いたのが「モブ」だった。
モブとして生きることこそが、平凡平穏に過ごす為の最大の近道なのだ。
けれど、モブに徹して生きるのも意外と難しいところがある。
人生とは社会で、誰かと関わり合ったり柵《しがらみ》も多いものだから、否が応でもあちらから物語に引きずり込もうとしてくるんだ。
例えばそう…放課後の帰り道にナンパから“助けてさせられてしまった女の子”が、アメリカから僕の学校に転校してきた帰国子女であり、カリスマモデルの蘇芳アカネだったこととかね。
そんな蘇芳アカネに目を付けられてしまい、モブ生活が脅かされてしまう。
そんな事は許さない。
僕は必ず、モブとして生き抜いていやる。
僕が編み出した、【モブの流儀】を使って。
登校日2025/2/1折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-27 19:00:00
121510文字
会話率:42%