国が滅んで五年、転生者で第三皇子だった男は、その日突然生き返った。
それもほとんど死体の状態で。
なぜ、どうしてと、なにもわからない中で、彼は自身の死んだ場所を根城にしていた妖精を取っ捕まえて、色々と聞き出す中で、自身の国を滅ぼした男が栄えて国を作り上げていたことを知る。
ついでにネクロマンサーな能力が身についていたことも。
そこで男は復讐するべく、妖精とともにゾンビと魔物の国を作り上げようとするのだが……さまざまなやべー組織や国、 ヤベー奴らや仲間に振り回されることにな
る。
その過程で彼は知る。
自分がこの世界に生まれ変わった意味を。
死体として生き返った理由を。
これは後の世に『煤塵王』と呼ばれることになる、一人の男の物語だ。
「王って言うけど、威厳もなにもないよね」
「黙れクソ羽虫。煮物にすっぞ」
「美味しくないよ!?」
……なお、性格は下の下の下である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-25 00:07:12
1521文字
会話率:15%
IN:0pt OUT:46pt
昔ギャグマンガ用に描いたネームを小説(連作ショートショート)化したものです。ギャグですが文章で読むと少々グロく(スプラッタに)感じてしまうことでしょう。しかしそこは「ギャグ作品」という前提でお読みいただければな、と思います。歴史風味シュール死亡ギャグ、無策出陣。無策特攻!連作ショートショートでございます!気が向いた時に更新予定。この場が初出、「戦国無策兜蟹」が読めるのは今のところここ「小説を読もう」だけ!それでは本作の主人公からのご挨拶をどうぞお聞き下さい。
大兜
武蔵太「時は戦国、俺、無策!?この身ひとつで傭兵稼業、身売りするのは世にも奇妙な珍妙奇天烈カブトガニ人間!さあさあお得だ、お得だよ!卵がない分お得だよ!煮ても焼いてもろくに食えねえが、だけどその分ぶっとい「魂」。死んでも死なねぇギャグ補正!釜茹でしたって死なねえぜ!滾る血潮はゼリー状、その成分に科学者刮目!しかし戦場に出たところで。毒にも薬にもならんのが世知辛え。戦国無策、兜蟹!負けて兜の緒がゆるむッ!ちっちぇえ目玉で刮目だ!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-11-10 20:04:09
21039文字
会話率:35%
IN:0pt OUT:5pt