小説家になろう 勝手にランキング
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歴史ランキング 6351~6400位
もし、今川義元が、桶狭間で討たれなかったら……。
もし、大原雪斎が生きていたら……。
突然、タイムスリップしてしまった松林広大は、今川義元として、戦国世界を生きることになった。
しかし、歴史上の人物達は、なぜか女性になっていたり!?
三河・遠江・駿河と平定していく広大。
しかし、尾張統一戦線の前に、最大の理解者である太原雪斎が突然の病にかかってしまう。
その病を治す方法は、広大自身が桶狭間で生き残ること。歴史なら信長の運命を決めた戦であ
ると同様に、広大にとっても最大の運命である。
今、新たな桶狭間の戦いの歴史が始まる。
これは、現代人の少年が今川義元として天下統一を目指す物語です。折りたたむ>>続きをよむ
青や赤、黒や白、世界にはたくさんの魔石が発掘されるようになる
神が与えた言葉から人間たちは多様に文化を形成していった。
日常生活で魔法の利用できるこの世界「llic(イース)」では
20世紀の始まる初頭、国々は覇権を競って争い始めていた。
ドイツラントを始めとするオーストリア=ハンガリーの二大帝国である同盟国
オーストリア大公のフェルデナント夫妻が暗殺されると
今まで急進論者排斥のため策を練っていたドイツラントのシェリーフェンプランが発
動され…
1914年7月28日、連合軍、同盟軍での魔法戦争が始まる…
杖と剣の魔法戦争:概要について
魔法の使える戦争をテーマに、神と自己の内面を描くバトルフィクション作品群であり、
8人の国家の元帥たちと、それを取り巻く環境、視点から人間のさまざまな様相を描くファンタジー創作です。
※この作品はNina個人の創作作品であり
実際の人物、国家、団体、宗教とは一切関係ありません。
尚、史実に基づく記載が含まれますが、多くはフィクションです。折りたたむ>>続きをよむ
かつて一条天皇の后だった藤原彰子は出家し、つれづれに昔を思い出す日々を送っていました。史実を参考としている部分もありますが、大半は作者の想像による創作です。
歴史小説を書きたいと考えています。なお、表現的にいわゆる歴史小説風の一話と幾分くだけた風の軽いタッチを織り交ぜた二話を投稿しています。
理由として、どちらの雰囲気で書けば読まれるのかが分からないからです。なにせ、過去に投稿している作品はなろう小説群の海の中で埋もれているので><
なお、徳川家康を題材にしたのは著名人だからで他に理由はありません。どちらの書き方が良いのかを知りたいので。
例として誰でも知っている人かつ有名な出来事に
関連した話をもってきました。
出来れば、どちらが好みなのか教えてもらえないでしょうか。よろしくお願いいたします。
一話目 松平元康こと後の徳川家康が桶狭間の合戦の報せを陣中で受けとる話
二話目 徳川家康が関が原の戦いにのぞむおよそ二ヶ月前、上杉征伐の為に関東入りした頃の話
※いただきました感想によれば軽い感じの方が良いようでしたので、2016年8月29日から軽めのを投稿し始めています。折りたたむ>>続きをよむ
6355位 祭り
片田舎に住む私が、その地域で長年行われてきた祭りへ参加してきての報告談です。
時は太平洋戦争真っ只中の帝国海軍。とある将校の発案を切っ掛けに奇妙な艦艇な誕生した。
その名も室根型特殊砲艦。
それは、超長距離から戦艦をも粉砕する恐ろしい兵器だった。
社会科の定期テストで第2次世界大戦の各国首脳となって国を導く事がテスト内容になった。軍事好きな主人公は日本を率いていく。
奈緒はある日20年前に行ってしまい自分のお父さんに出会う
そこで奈緒はお父さんに勉強を教え将来の目標を作ってあげる
その時渡したお守りは今でも大切に持って居る。
500年以上前のインカ帝国の時代、子どもたちが高山の頂上に生贄として捧げられるという儀式があった。生贄(カパコチャ)として氷点下の山頂に埋められた子どもたちは凍り付き、生きているときの姿を残していた。
時は経ち、子どもたちの亡骸は瑞々しい姿のまま、次々と発掘される。
文化人類学を専攻する研究生ダニエラは、研修のため、あるカパコチャの少女の亡骸と対面する。ダニエラはその少女に会った瞬間、不思議な共感を覚える。
やがて少女の『声』を感じ
取れるようになったダニエラ。
少女はダニエラに、生きていた当時のことを語り始める。
数百年の時の彼方で、少女はどのように生活し、何を想い、そして何故カパコチャになったのか……。
最も残酷な儀式として話題を呼んだ、インカのカパコチャ。
しかし、彼らは本当に『単なる犠牲』だったのか。
そこには現代人の想像も及ばない、壮大な視点があった……。
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戦国時代とプロレス、そして擬人化された軍艦アニメを愛するオタクな高校二年生・羽山勇人の前に、ミリタリー萌え系コスプレをした柊ヤナと名乗る少女が現れる。そして、こう言った。
「あなたの力で歴史を修正して」
普段は時代小説を書いている、筑前筑後の習作ライトノベルです。生暖かい目で読んで頂ければ幸いです。
※この物語はフィクションです。実在の人物・団体・地名とは一切関係ありません。
6361位 喜作
小作の子である喜作は、十歳になったら奉公に出された。
田舎者の喜作ば、不器用だが素直である。
叱られると、次には失敗しないようコツコツと努力を欠かさなかった。
奉公に出たことを、喜作はむしろ喜んでいる。なぜなら、読み書きも算盤も教えてもらえるからである。
文字や計算を覚えるのに夢中になった喜作は、遊びや買い食いの誘惑に負けず毎日の仕事に追われた。
奉公に出て十年、喜作は手代に昇格し、出入り職人との折衝も任されるようになった。
ここでも
喜作の素直さが役に立ち、とかく気難しい職人が喜作を気に入り、可愛がってくれた。
手代になって五年。喜作の番頭修行が始まった。
番頭の座が現実のものになりかけたとき、喜作は恋をした。
住み込みで女中奉公に来ていた「みつ」は、無口で無愛想と評判である。
歳は十四で、無愛想では決してなく、陰日向なく働く娘なのである。
江戸者の荒い話し方が苦手な喜作は、みつと話すととても癒され、所帯をもちたいと願った。
が、奉公人同士の色恋沙汰はご法度。主人は、所帯をもつことを諦めるか、店を出てゆくかと難題をつきつけた。
悩んだ末に喜作はみつとの生活を選んだ。行くあてがみつからぬまま日だけがすぎ、喜作は途方にくれた。
しかし、一度は番頭にと見込んだ喜作を惜しんだ主人は、小間物の行商を勧めた。
喜作は、江戸市中ばかりか近在の村々にまで小間物を売りまくった。自前の店をもつために。
みつも通い女中として働いた。
はたらいて、働いて、喜作は店持ち商人となった。
かねてから喜作を可愛がってくれていた職人たちも、喜作の持ち込む難題を見事に解決して値の張る売り物を作ってくれる。それが評判となり、商いが軌道にのると、喜作は御家人株を買って武士の身分を手に入れた。
ところが、故郷に錦を飾るという当てが外れ、出役を命ぜられることになった。
金の力で武士になったことを快く思わない役人により、喜作は稽古と称して責め折檻を受ける毎日が続いた。
あまりの惨さに、明日は目が覚めるなと願いつつ、今日も目が覚めてしまう。
ウーンと伸びをした喜作は、着古した羽織の袖や、幟をたてた道具箱を目にする。驚いて見回せば、そこは柔らかな草原で、喜作を穏やかに見守るお地蔵さんがいた。
そして、気持に変化があったのか、喜作は早仕舞いをすることにした。
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※ご子孫の皆様お許しを!■時は戦国。世が乱れ大名らが戦に明け暮れる中、尾張の地に“うつけ”と呼ばれる若者がいた。甘党の下戸。無作法で乱暴者。何を考えているかわからないと云われ、恐れられたその人は実のところ――?■歴史“創作”“ファンタジー”小説です。■Q.創作? A.歴史資料の拡大解釈、誇張表現、誇大“想像”などが含まれます。 Q.ファンタジー? A.一部の人物が“ふたなり化”、もしくは“性転換”しています。ご注意ください。■地味武将を
推して参る!折りたたむ>>続きをよむ
現在休載中。
戦艦越後その生涯。太平洋戦争の始まりに生まれ海の王者として生まれた戦艦。
その戦記。
TOTAL EDITING (REBUILDver)
現在投稿中の「紺碧の覇者 戦艦武蔵」の本編が終了しましたら再開する予定です。
またやっちゃいました!日本史を笑いのめす橋本ちかげの新感覚歴史短編第2弾は本能寺の変!「てきっ…てきはほんにょうじ…ああっ、こんな大事なセリフ何で噛むんだ!」敵は本能寺にありと言いたい明智光秀が狙う本能寺で織田信長は、特製石窯ピザを焼いてパーティの真っ最中!「光秀めえ、せっかく呼んだのになんで来ぬでや!光秀呼べ!」日本史最大の事件をかつてないタッチで描く!ごめんなさい!何だか、こんなになっちゃいました!
6365位 疾走
かつて謀反人と織田信長に討たれた信行の息子、津田信澄が、信長との謁見の時を迎えた。
※自サイト『京都にての物語』からの転載となります。
一五六七(元亀元)年、織田信長は越前に侵攻。戦いは順調に進んでいました。しかし突然、義弟の浅井長政が叛旗を翻し、織田軍は進退極まってしまいます。信長は総撤退を決意しますが、勢いに乗って攻撃してくる敵に対し時間を稼ぐため、木下藤吉郎が全滅覚悟で小人数を率いて死地の砦に取り残され ━━━ 歴史的挿話を自由に脚色した、映画用脚本の習作です。これも若い頃の作のひとつですが、今読むとちょっと気負いすぎてて恥ずかしい気も。(汗)
安の国に住む少年・桂高が日々の家業をこなしていると、薪を取りに行く山に虎が住み着いたという噂を聞く。
時代は江戸の中期、京都にほど近い「土生村」に生まれ育った一人の人物がいた。
彼は厳格な剣豪の祖父に育てられ、密かに誓願を立てていた。そして自ら祖父を斬って村を出奔し、都で「首斬鬼」と呼ばれる辻斬りになった。
次々と人を殺めながら同心たちから見事に逃げおおせる首斬鬼の前に、錦と名乗る男が現れる。
初めて自分の剣技が通じない男と出会った首斬鬼は、錦に殺し屋の一人として雇われ、その屋敷に住むことになったが……
源平合戦の勝者となった源頼朝の前に、戦乱終結後の混迷が待ち受ける。源頼朝の代理人として京都に向かったはずの源義経は源頼朝の元から離れ、ついには離反して奥州平泉へと向かう。奥州平泉は100年間に亘って奥州藤原氏が映画を築き上げており、当初は源頼朝と協力関係にあったが、源頼朝は源義経討伐を理由として奥州遠征を計画し、戦乱を避けるために奥州藤原氏は源義経を死に追いやった。だが、源頼朝は奥州藤原氏の討伐を決めて軍勢を起こし、平家だけでなく100
年の栄華を誇った奥州藤原氏も滅んだことで源頼朝は日本国の最大権勢者となり、ついには征夷大将軍としてシビリアンコントロールから離れた絶大な軍事指揮権を手にすることとなった。
本作品は2022年10月より2023年10月まで「いささめ (https://ameblo.jp/tokunagi-reiki/)」にて公開した「平安時代叢書 第十八集 覇者の啓蟄~鎌倉幕府草創前夜~」を再編した作品です。折りたたむ>>続きをよむ
千姫と切っても切れない、有名じゃない武将「坂崎 直盛」その不憫すぎる一生。
誰だよ、そいつ? という人向けの歴史系エッセイなのだ。
「どうする家康」で「千姫の約束をどうする?」された家康の心中や如何に?
そう言うノリで、この武将にスポットを当ててみたい!!
嫌いじゃないんですけど……歴史ゲームでの評価が低すぎる。
いくらなんでも使えない、という武将なんですよ。
「真田幸村」と正反対の人物、と言っても良い……ちょ
っぴり熱く語ります!!折りたたむ>>続きをよむ
「第六天魔王織田信長」その才能は当時として「異能」であった。
知識欲、理解力、宗教観、商業経済の重要性、新戦術の創造、娯楽・食へのこだわりなど、
それは何故なのか?
彼は不完全ながらも現代日本の知識を有していたのではないだろうか?
現代知識を使って戦国時代を改革していたら歴史はどのよう変わるのか、
※信長行動を確認してたら、まるで逆行転生かと思ったのが始まり、
信長自体がリアルチートなので、歴史知識を利用して余裕をもって進んでいき
ます。
行動自体は慎重に根回と裏で悪巧みをしながら
人物、出来事、知識などウィキィペディアで一応確認
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――両親から愛された記憶がない。俺は誰をも愛さず生きていくのだろう。
孤独な人生を送るのが自らの宿命と決めた青年が出会う人々。果たして彼の人生にはどのような出会いが待ち受けているのか。士官学校を出て、軍人の道を歩む青年。1862年、隣国プロイセンではビスマルクが宰相の地位に着いた。鉄血宰相はドイツ統一を目指し、ドイツ諸邦には緊張が高まっていた。1866年6月、遂にプロイセンからの宣戦布告で普墺戦争が始まった。
普墺戦争の勝者はプ
ロイセン。青年の祖国はプロイセンに併合される。プロイセンはドイツ統一への歩みを止めない。
青年は虚しさを抱えつつ、軍に残る選択をした。
プロイセン参謀本部からの声が掛かり、青年は参謀本部に出向する。そこで命じられたのはフランスは巴里での諜報活動であった。これまでとは全く違った職務に戸惑いつつ、任を受けた。
そして巴里では……。
無断転載、無断複製を禁じます。参考文献はその都度後書きに入れている場合もあります。折りたたむ>>続きをよむ
ルナリア王国の王女三姉妹。双子のリリーとフィルレアは王家の王女にのみ現れる「過去視」と「先見」の力をそれぜれ持っていた。しかし、二人の母が亡くなり、新たな王妃としてやってきた継母の娘である第三王女ルリカは何の力も持っていなかった。気持ちがしぼむルリカにリリーは「力がなくても姉妹で家族だ」と励ますが、ルリカの表情は晴れなかった。その日の舞踏会、準備中のリリーのもとにやってきたルリカだったが・・・。
チャンプル共和国のテリマカ島基地は危機的状況にあった。敵国に制空権を取られ繰り返される空爆で疲弊が重なる。この危機にアヤム司令とナシ参謀長は一計を講じる。
驚天動地のゴムボートによる突撃作戦にかつては基地の名参謀だったブブールが指名された。どう考えても無謀なこの作戦、生き残るためにブブールがとった行動とは。
架空戦記の基地攻防…楽しんでいただければ。
「おんどれぇえぇ! 猿ぅぅ! 許さんぞぉぉぉ! 天界も仏界も、捻り潰したらぁぁ!」
芭蕉扇を巡る戦いで、孫悟空と天界・仏界から、こてんぱんにされた牛魔王。彼は苦心の末、三つの新術を開発した。
一つ。妖魔を蘇らせる術。
二つ。異界への扉を開く術。
三つ。手下に課題を与え、従わせる術。
天界・仏界の力が届きにくく妖魔も存在しない世界を混沌に陥れて征服し、そこで悟空と再闘する為である。その世界は、牛魔王がいる地上世界と双子の如きそっくりな場所
だった。そこにはその世界の玄奘三蔵がおり、まさに求法の旅を始めんと天竺へ出発したばかり。
三蔵を消せば、仏教は潰えるだろう。三蔵の危機となれば、天界・仏界は絶対に悟空を送りこんでくる!牛魔王は確信していた。
別世界で決着つけたる!そやけど新術使いまくって妖力が足らん!ほんなら手下を先に行かせてまえ!
牛魔王は手下に術をかけ、次々と異界へと送りこむ。
牛魔王の目論見通り、悟空・八戒・悟浄は三蔵を守るよう言いつけられ異界へと落とされた。
悟空達は玄奘三蔵を牛魔王の魔の手から守り、天竺への旅を助けようと奮闘する。しかし、その世界の三蔵法師はびっくりするほど強くて!
助けられてるのは玄奘? それともオイラ達?
『大唐西域記』が書かれた世界で、新たな『西遊記』が始まる!
古典文学の三蔵法師と、実在した三蔵法師をモデルにした玄奘とのギャップも楽しんで頂けたらと思います。今時らしく、可愛い女妖怪も出します。
※資料を元にして、作者なりに考察した玄奘像となっております。ご了承頂けたら幸いです。
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昔々、日照りで困っていた村の衆は「雨神さま」を頼る事にする。しかしその裏には……。
元々インドア派だったのにコロナパンデミックを機に仕事も在宅ワークとなり、引きこもり同然となった歴史好きの佐藤隆継
元々アウトドア派だったのにコロナパンデミックを機にソロキャンプにはまり、キャンプしながら異世界転移モノを読み漁る新田飛鳥
真逆の2人が突然戦国時代に転移する事になり…
葉山藩庶務役平士の鹿山猪四郎は、貧弱な体で容姿もさえないことから劣等感に苛まれていた。
ある日、猪四郎は馬に頭を蹴られたことをきっかけに、馬の言葉がわかるようになる。にわかに信じられないことだが、そのことで、間一髪、裏山の崩壊から厩の馬達を救うことになる。
更に、猪四郎に不思議なことが起こっているのがわかった。人が心に思ったことも聞こえるようになったのだ。この能力により、猪四郎は、次第に周囲から出来る者として認められていく。
自分は特別な存在になったとばかり、貪欲になった猪四郎は名を上げようと必死になっていく。折りたたむ>>続きをよむ
「ほう、よき月ぞ。ひとへに白銀しろがねの鏡を磨とぎすまさむ」
あらぬ極みのあはれがりのことばを、昔より言ひふるせるこの一句に言ひ尽くしきといふべく、男は晴れやかな眉あげ、あしたは十三夜といふ長月なかばのけざやかなる月を仰ぎき。男は今宵の齢よわいよりも三つばかりも余計に指を折りけむ年頃に、いまだ一人前の男のかずには入らぬ少年なりき。彼はむろん烏帽子えぼしをかぶりたらざりき。黒き髪をむせばうしろに垂れ、浅黄あさぎ無地に大小の巴ともゑ染めい
だしし麻の筒袖に、土器かわらけ色の短き切袴きりばかまをはけり。夜目にはその着たる物の色目もしるとは知れねど、筒袖も袴も洗ひざらしのやうに色さめ、袴の裾は皺しわまみれに巻くれあがれり。
そのわびしき服装みなりに引きかへ、この少年は今宵の月に照らさるともかたはらいたからぬほどのめざましき男のごとき顔をもてり。彼に玉子色の小袖着せ、うす紅梅の児水干ちすきかんきせ、漢竹の楊条よくじょうを腰にささせしらば、あはれ何若丸など名乗る山門の児ちごとし悪僧ばらが渇仰随喜かつごうずいきの的まとにもならむ麗しくたけき児ぶりなりき。されど今の彼のさうざうしき腰のまはりには楊条もあらざりき。小ちいさ刀がたなも見えざりき。彼は素足に薄きいぶせき藁草履わらぞうりをはける。
「ほんによき月ぞ」折りたたむ>>続きをよむ
実在した天才画家の史実に一部フィクションを加えた物語です。
異世界に転移していたと思ったら現実世界の中世期にタイムスリップしていた?!
大好きな世界史の知識を駆使して中世の世界を生き抜くタイムスリップファンタジー。
6384位 小波
架空戦記創作大会2023年参加作品です。
日本軍が珊瑚海海戦で勝利することによる歴史改変を題材とした架空戦記です。
金ケ崎の退き口の乱戦の最中、木下秀吉の弟・小一郎は、突如別人のような働きを見せ始める。
彼の中に、三百年後の世を生きたあの幕末の偉人の一生分の記憶が入ってきていたのだ。
彼が得たのは、ほんのわずかな未来の技術の知識と、うろ覚えの歴史の知識──
それと、彼譲りの商才と弁舌の才のみ。
それだけを頼りに、小一郎は兄のため、日ノ本の未来のために奔走し始める。
「秋月型の戦争」の外伝です。山口多聞先生の「架空戦記創作大会」企画に参加する時などに更新します。
明治維新から数十年、日本が「大日本帝国」と呼ばれ、近代化に沸いていた頃に始まる物語。
北九州に生まれ、農家の三男坊として一生を終えるのがイヤになった男、「笹原甚太郎」が思いつきで会社を立ち上げたり、悪い大人に騙されて借金取りから逃げ回ったり、中国大陸に渡って一旗挙げようと奮闘したり…一昔前に生きていた「ある男の半生」の話です。
マリーアントワネットは十四歳でフランスの王太子妃となる。彼女が初めての子を持つのは、王太子妃となってから、七年後のことである。
未来人から知識を得て、いろいろと悟った織田信長がのんびりする話です。
ギャグです。
短編《満腹狼 織田信長》《満腹狼 織田信長2》の連載版です。
一話、二話は短編の再掲載になります。
短編を読んでいる方は、三話からどうぞ。
不定期連載の予定です。
歴史上に悲劇のヒロインと呼ばれる者は何人もいた。鮮卑の姫、楼陀可もその一人である。
十四試局地戦闘機”雷電”
もし設計者が違っていたら。
屁理屈をこね、屁理屈で上塗りし、それでも屁理屈で飛ばす。
若干の技術が史実よりも向上しています。
「架空戦記創作大会2022夏」参加作。
前後編2話。
三国志時代の天才軍師諸葛孔明の立志伝を縦糸に、その妻月英の愛の営みを横糸に織りなす、異説三国志絵巻(IF)です。
この作品は自サイト「月の雫」にて掲載しています。
突然時空の転移に巻き込まれた大学生の巡(じゅん)は平成二四年から一八三一年の江戸に飛ばされた。その信じられない現象に混乱した巡だったが、転移先の番人であるシゲによって転移して来た人々でつくる組織「組」で保護され、組織の一部である口入屋「ほたる屋」で、平太(へいた)と名を変えて働くことになった。
時を同じくして江戸市中では、両替商や貸金業者の店が次々と爆破される事件が連続して発生し始めるが、その犯人と犯行方法は全くの不明で、巷間では輪
入道や天狗といった妖怪の仕業との噂が実しやかに流れていた。
連続する事件発生に手を焼いた南町奉行所では、与力であり、実は転移して来た者でもある村田(むらた)を中心として捜査を進めることとなったが、妖怪などではなく人間の犯行であると判断した村田は、同じく転移して来た者達であるほたる屋の面々、店主の清造(せいぞう)、番頭格の忠助(ちゅうすけ)、まだ少年とも言うべき太一(たいち)、そして大学で近代技術学を学んでいた平太と共に、未来の知識に基づいた推理を開始した。その中で平太は、次の事件が発生した際の現場検証に臨場を申し出て、村田の承諾を取りつけた。
程なく発生した五件目の犯行現場に臨んだ平太は、御用聞きの留吉(とめきち)やその女房シメの協力で犯行方法の解明に成功するとともに、実験によってそれを証明し、犯行動機にも肉薄した。そして、奉行所の強引な捜査手法に巻き込まれ、犯行グループのアジトと目される男茶屋に潜入捜査を敢行した平太の努力で次の犯行計画が判明し、その犯行当夜、北町南町奉行所の総力をもって犯行グループは捕縛、壊滅に至った。
その捕り物に留吉と共に臨場していた平太は、犯行グループの残した道具一式を見て愕然とした。それらは、この時代には未だ発明や出現をみていない、近未来の技術や装置であった。しかし、捕縛された犯行グループに「未来から転移して来た者」はいなかった。
この事から、新たな手口での犯行を予感する平太と村田であった。折りたたむ>>続きをよむ
大石内蔵助の妻リクと赤穂事件当時の江戸詰家老藤井又左衛門及びその息又右衛門の再会ストーリー。
下級貴族が妻の作った夕食を食べた。しかしそれは妻の肉で作った料理であり、それを食べさせたのは妻に化けた何者かであった。下級貴族は検非違使に相談するが、妖怪変化の類はお門違いと追い返されたため、知り合いの陰陽師見習である宇佐美に相談する。宇佐美は「人に化けられる者はひとりしかいない」と言い、仇を討つことを約束する。
毛国王(けのくにのおう)の舞台は、飛鳥時代の毛野国(群馬県と栃木県)。倭では蘇我氏が権力を欲しいがままにしていた。
日本全土を連合し統一国家の形成を目指す倭(やまと)王権は、服(まつろ)わぬ民と呼ばれた蝦夷(えみし)を征服する為に、道奥(みちのおく/みちのく:東北地方)と接する東国(東日本)最大最強の国である毛野を拠点としていた。
厩戸王(聖徳太子)がこの世を去った頃、毛野国では王の池邉が急逝した。父の逝去により、上家(主家)
のたった一人の継承者であった形名は、十の歳で毛野の王となった。
しかし、幼き形名に国を束ねて行く事は不可能。実務は下家(分家)の長の和気が取り仕切った。
形名が十五の時、毛野と国境を接する蝦夷アペ族から、同盟の為に、アペ族の姫ピリカが人質として送り込まれた。
第一章 ~毛野国の若王~
形名とピリカの小さな冒険物語(完結)
第二章 〜東山道の怪物〜
形名と和気の二人の息子、菟道、甕依の冒険物語(完結)
第三章 ~華乃都の貴人~
形名と車持皆麿、中臣鎌子の冒険物語(鋭意執筆中)
教科書にはほとんど記されていない地方の古代史。倭で日本の国家が産声をあげた頃、東国には大型古墳を多数作り上げた巨大国家が存在していた。巨大国家の名は毛野国。神話の時代、各地でオオナムチ一族がアマテラス一族に敗れ、国譲りを行う中、毛野ではオオナムチ一族がアマテラス一族の関与を受けぬ独自国家を建設した。飛鳥の時代、日本の各地では、様々なルーツを持つ氏族達が独自の勢力を築き上げていた。飛鳥では、これら地方勢力をまとめ上げ、アマテラスを祖とする大王の一族による統一国家の建設が図られていた。各勢力の思惑が渦巻く時代の中、毛野国は上野国と下野国に分かれたのだが、何故、毛野国は分裂したのか。その謎を物語で紐解く。
[複数サイトに投稿予定です]折りたたむ>>続きをよむ
通説の「かぐや姫物語」に隠された史実に基づく真実を描きあげた。
妻を迎え入れるために屋敷へ赴いた直彦。そこで義父が双六勝負を仕掛けて来た。面白半分で仕掛けてきた勝負かと思ったら……。